アンジェリークの医療用ウィッグ ブログ

銀座 市川にて全国から製作依頼がある医療用ウィッグ 
ANGELIQUEです 

家族の為に

2012-09-27 11:38:24 | ロングスタイル
先日のがんセンターのイベントでメイクの講習があり
たまたま同じ場所でしたのでお話を聞いていました

「誰の為のメイクかわかりますか、もちろんご自身の為
 家族もメイクで血色がよく元気そうにみえたら安心するんですよ」

確かにウイッグも同じかもしれません

たくさんの患者さまとお話をしていろんな話を聞きます

昨日も「きのさんありがとう2月から抗がん剤が始まったので
    娘が成人式だったんだけど家族写真撮れなかったんです
    夏に治療も終わったんでこのウイッグをかぶって
    写真撮ってきたんですよ 写真にしても
    自然で自分の髪みたいだったんです ホント感謝です」


とか 「旦那さんがね・・・お家に帰って出迎える時
    ウイッグをかぶってると 笑顔が違うんです
    いつもと同じだねって言うんです」




そんな思いを感じどんどんウイッグもよくしていかなきゃと感じます

先日もエピテーゼ協会の勉強会があり、サイズ調整 &フィッティングの

勉強をしてきました。今までサイズ調整は店長の中村に全てお願いして来ました

ただ銀座にもお店があるため 少しずつ縫って調整する事を覚えて

行かなければなりませんでした

裁縫はやったことがなく出来るわけないと勝手に思い込んでいました

初めは針が手に刺さり(何ででしょう、ま今もたまに)あきらめかけましたが

患者さまに下手ながらもフィッテイングで縫わせてもらうと

「なんか すごく良くなった フィットしてボリュームが減って
 きのさんすごい・・・・(冷や汗)」

それから面白くなってどんどんやるようになったらどんどん喜ばれるようになって

はまってしまいました。

喜んでいただけたことやっぱり感謝です

もっといいものお作りできるよう頑張ります

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ビューティーレッスン開催いたします

2012-09-23 19:31:38 | ビューティーレッスン

ビューティレッスン in Ropponngi hillsのお知らせ

  7月に引き続き 治療中も おしゃれに過ごすためのビューティーレッスン

       前回も和気あいあいの楽しいレッスンでした

         皆さん ご参加おまちしております

   



       「乾燥の季節を乗り切るウィッグ&ハンドケア」

   乾燥の季節は、治療中の女性にとって、夏とはまた違ったトラブルが発生します。


  例えば、空気の乾燥による静電気や衣類との摩擦から発生するウイッグの毛がらみ。

              手肌の乾燥や爪のダメージ。

    今回は、こんな乾燥の季節のトラブルにテーマを絞ったレッスン構成です。

      秋から冬に向かう華やかな気分も、少し取り入れてみましょう。

    


   1. ヘアアイロンを使えるようになりましょう。

      乾燥の季節の医療用ウイッグの毛がらみ直しや、ちょっとフェミニンにしたい時のカールの付け方を
      レクチャーします。


    2. 治療の影響で黒ずんだり、線が入った爪を、これからの季節に映え

       、気分を明るくしてくれるマニキュアでのカバーテクニックを学びます。

     3. 特別講師に「乳がんの人の心と体に 素敵にアロマテラピー」の著者、飯田智子さんをお迎えし、

       精油をブレンドしたオイルでハンドマッサージを教えていただきます。

       乳がんサバイバーで看護師の飯田さんからは、

       女性のがん患者さんが使用しない方が良い精油の事も教えていただきます。

        
    




       レッスンの後は、からだに優しいドリンクをいただきながらのおしゃべりタイム。

       今回は、メイスガーデンスパさんでで、美容家の故メイ・牛山さん考案の「抹茶&レモン」を
       ご用意して下さいます。
  
       レモンの爽やかさと抹茶の深みがミックスした、リフレッシュティーです。


        爽やかな秋の日の1日。リラックスした楽しい1日を過ごしましょう。

     

     お申し込み対象者:抗がん剤治療前後の女性(ご同伴のご家族、ご友人は1 名様まで可能)
     日時:10月21日(日)10:00~12:30(受付9:45~)
     会場:ハリウッド化粧品 メイスクラブ 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ
     ハリウッドビューティプラザ4F
     ACCESS:東京メトロ日比谷線・六本木駅、または都営地下鉄大江戸線六本木駅から徒歩3分
     都バス・渋谷から都01六本木ヒルズ行、六本木ヒルズバス停にて下車会場 
     主催:NPO 法人ヘアエピテーゼ協会 http://www.hair-epithese.com/
     協賛:MAY'S GARDEN SPA http://www.hollywoodsalon.co.jp/mgs/index.html
  
       材料費:500円(マッサージオイル代/当日お持ち下さい)

      *お申し込み方法* 
      お名前、ご住所、ご連絡先電話番号、メールアドレス、お知りになりたい美容情報をご記入の上、
      Eメールでお申し込み下さい。
      こちらから受付受領のメールを差し上げます。個人情報はセミナーのみに使用し、
      他用は致しませんのでご安心下さい。

      *お申し込み先*
      kkozu☆hair-epithese.com (☆を@に変えて下さい) 
      NPO 法人日本ヘアエピテーゼ協会 広報担当:河野こずえ



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手紙

2012-09-21 16:05:30 | 中村です
最近は 銀座店の方でのご依頼が多く市川と銀座を行き来しています

まず ご見学にいらして ご試着をし お話を聞いて お互いが納得して

初めてウィッグのご製作にうつります



初めにお作りする段階では まだ自毛がある状態なので

大体の方が 『毛量が多い』『膨らんで見える』などとおっしゃいます

ただ 自毛がある状態で ピッタリにはできないので

八割くらいの仕上がりで 脱毛してからまた合わせてカットします



そして 私は初めての方には 必ずお手紙を書きます

お店でお見送りをしても 私がお客さまにずっとくっついていられないし

初めてのウィッグで 分からない事が起きた時

すぐにご連絡して下さいという感じで…



先日お見えになった T様

初めて見学に来られた時は 妹さんとご一緒でした

見学や製作時に お連れ様がご一緒なのは よくある話

その時は 銀座でお作りをしました

もともと毛量が多くない方で どうしてもボワッとして見えるとの事で 中を縫い縮めて膨らみをとり

ウィッグの毛量も調整しました

お話を聞くと パートに行っていて一時的にお休みをもらっており 

ウィッグをかぶってパートに復帰するか 脱毛してからウィッグに切り替えるか悩んでいると

ただやっぱり  自分では かぶっている意識があるから それで知ってる人たちがいる所にいくのが 怖い

かといって脱毛してからでは 毛量の差にみんなが疑問を抱くだろう…どうしようどうしよう

と言って出した答えは


『目が合ったら言う』でした

そうしようと顔は笑っていたけど まだ悩んでいる様子だったので

私は手紙にこう書きました

『パートへはかぶって行くとの事でしたね大丈夫です頑張ってください



そして後日 脱毛してサイズ調整にみえたT様

私はすかさず 

『パートの方々の反応はどうでした

T様 『それがね前日までそのままで行こうかどうしようか考えてたの


私  『やっぱりそうでしたお店出る時思いきれてなさそうでしたもん


T様 『でも そんな時 中村さんからお手紙が届いたの

   それで 中に【パート頑張ってください】って書いてくれてたでしょう

   私 どっかで見られてるのかと思っただって まさにだったから

   でも その言葉で 頑張ろうと思ってかぶってパートに行ったのよ

   あの手紙が無かったら 自毛でパートへ行って 周りになんか言われてたと思う


私  『そうだったんですかお手紙書いてよかったぁ


T様 『みんなにウィッグだって言ったのそしたら みんなが近くで見てて触ったりしてたの
 
    遠くでも見てる人がいたから 説明したら 【そうなのぉ全然分かんないねぇ】って…

    分からないんだったら言わなきゃよかった



なんて 冗談がいえるくらいになって 安心したぁ
 

お作りをして 何日か経ってから書いた手紙は T様パート復帰の日

なんというタイミング

その話を笑顔でしてくれたT様の顔に迷いはなくなっていました


そして 手紙を書いてくれたこと タイミングがバッチリだった事 全部含めて


       『ありがとう』 


そう言われ 鳥肌が立ちましたこの瞬間 本当に喜んでいただけた事に感謝の気持ちが湧いてきます

私からも

       『ありがとうございます


久々にしびれた『ありがとう』の言葉

これからも もっとたくさんの『ありがとう』をもらえますように…






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患者さまに届くように

2012-09-19 14:04:11 | 今日の出来事
国立がんセンター50周年記念イベントに

ヘアエピテーぜ協会 責任者として参加いたしました

たくさんのご来訪者がありました


患者さま支援のイベントであり

支援の一環として ウイッグの展示や それに伴う1年間のケア活動のアイデアを

展示して来ました


イベントの為にロングのウイッグをお切りして

またパンフレットのモデルさんに使ったウイッグも再調整して

マネキンに合うようにカットしていきました

作ったウイッグを見て「すごく自然ね ウイッグと言うよりは美容室でカットした感じかしら」

とたくさんの声を頂きました


また 1年間のサポート ケア活動にみなさん感心を持ってくれました

自分たちエピテーゼのウイッグは脱毛から発毛まで患者さまは

安心してサポートを受けられます  脱毛に備えてベリーショートにしたり

行きつけの美容室でも病気のお話をするのは簡単ではありません

逆にウイッグをはずす段階でも同じです。

何時頃デビューできるかは 1年間の経過を見ていればすぐわかりますが

治療後の髪は特殊で今までのどんな毛質の方にも当てはまらない感じです

患者さまはみなさん苦労されてると言います


治療が終わった患者さまもたくさんご来場していただき「もっと早く出会えたらね・・残念」

とか自然だから自分のブログでご紹介したいとの声を頂きました


2日間看護師さん 先生など 病院の方とお仕事させて頂き、プロフェッショナルな姿勢を

あらためて感じ 優しく背中を押すようなサポートを肌で感じました

自分たちも同じ志を持つ者としてこのイベント参加できたことに誇りを持ちました

感謝です







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身も心も軽やかに

2012-09-05 16:05:03 | ショートスタイル
自髪デビューして1年がたつFさま

一回地元に帰ったそうですが治療後の髪は扱いずらいのか

都内から1時間半もかけ引き続き通ってきてくれます

「きのさん 来週 娘の結婚式があるのでどうしてもお願いしたくて」

治療が始まり脱毛も始まり バサバサと落ちていく髪の毛を見て

バスルームで1時間以上もかけ 思わず全部抜いてしまった話などを

お互いに思い出し「そんな事もありましたね」2人で笑いました

「あれから約2年 ちゃんと髪も戻り 元気になるもんですよね」

娘さんの結婚式を控え充実したFさまの少しでも御手伝いが

できた事が自分の事のように嬉しくなります


と思えばこれからスタートする患者さまです

「きのさんツーブロックとかしてみたいんですけど」

先日ご試着して気にいっていただき どうしても抗がん剤治療前にと

明日から治療が始まるKさま 事前カットとウイッグを製作させて頂きました

きの 「ツーブロックですね もちろん いいですよやってみましょう」

治療前の患者さまは不安でいつぱいなはず・・・

治療を忘れたい・・ 気分転換したい・・・ テンション上げたい

患者さまの言葉 お願いに隠された何かを感じるためにも

NOとは言わない姿勢 

以前もある患者さまからデビューしたいとお願いされ、美容師として見たなら

短くデビュー出来る長さではありませんでした

「もしかしたら少し厳しいかもしれません・・・」

涙ぐむ患者さま・・ 

1つのお願いにも たくさんの患者さまの思いがある事を

知りどんなことにも お願いには 決してNOとは言わないと決めました

もちろんありとあらゆる技術を使い患者さまはデビューしていきました


自分たちのできる事

ツーブロックにした髪と安心できたウイッグ



身(髪)も心も軽く お帰りになるK様の後ろ姿は軽く

スキップしているようにも見えました

大丈夫 よかった 自分たちの心も軽くなっていくのを感じました
 













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