タオル帽子送りました

スタッフ全員が手作りした帽子ができあがり対がん協会に送った


被災地の現状はどうなんだろう

ウイックも流されてしまったのだろうか


最近いらした患者さまと地震の時の話をする

ありがたい事にANGELIQUEで作ったウイックが無いと困る

何はともわれウイックは枕元に置いておくと言う

たくさん方にそう言われ一安心

やっぱり必要なものですよね


４月はホントにたくさんの患者さまと接しました

まだまだ患者さまのいろんな考えを、そして髪に対しての思いをたくさん聞きました

あるお一人の方は、先日うちである程度のショートカットにしました

脱毛は進みもう髪はまばらですが、その姿を、まだ一度も鏡にうつしていないというのです

今回もウイックの調整をするの鏡の前だと見えるのでないところで　着脱したいと言います

「では席をはずします」と自分が席をはずそうとすると

「いいんですよ、きのさん　ウイックとって下さい」

よくよく聞くと病気は受け入れたけど

脱毛した自分の姿は受け入れたくないという

髪がしっかり生えてくるまでは　素の自分は絶対みないと言う


まだまだわからないものです

自分には聞き役が合いそうです

一生忘れられない記念日

一生忘れられない出来事どれぐらいあるだろう


自分自身はがん経験者ではありません

ただ毎日のように素敵な体験をさせていただいたら

患者さまの温度に近ずいてきます


昨日いらしたKさま

ある方のご紹介で初めてお店にいらっしゃいました

自髪が伸びてきたので何とかしてほしいとの事でした

自髪デビュー確かに髪を切るだけなのですが

どうもここお店の２階の空間は不思議な世界なのです（霊感は全くありません　どちらかというと鈍感）

だれも来ない空間なのですが、自分もいつもと同じ姿勢で患者さまを迎えます

もちろん全力でデビューに向け対処します

何故かどんどん距離感が近ずいていて　２人で自髪デビューに向かって歩き出すような気になっていきます


Kさまにも　カットはもちろん　ストレートに　パーマも混ぜとにかく良いデビューが出来るようにしました

洗い流して仕上げに向けてドライヤーをかけます

なかなかいい仕上がりに近ずいてきました

少し表情が変わった気がしました

ワックスを取りに少し席を離れました

戻った瞬間

その時　Kさまの涙は止まらなくなってしまいました

静かで純粋な時間　一瞬時が止まりました


「うれしい」


自分も正常ではいられなくなってしまいました

Kさまの今までの話を聞き待ち望んでいたでデビュー、スタートが

今切れるお手伝いが出来た事　心はふるえました　


素敵なメールをいただきました





・・・・自毛デビュー２日目、しみじみと「普通であること」の幸せを実感しています

昨日は「元の自分」に戻りつつある事を、徐々に穏やかに、でも確かに受け止める事が出来る

時間を作ってくださって本当にありがとうございました

胸がいっぱいになり涙が出てしまい、この気持ちをうまくお伝えする事が出来ませんでしたが

元の自分に戻るために、そして前向きに明るく頑張り続けるために支えてくださる、

木野さんのようなかたたちのようなパワーは治療と同じくらい必要なのだと心から感じました

いえむしろ特効薬かもしれません・・・・・


一生忘れられない記念日になったと書いてありました




自分にとっても再現美容師になり　このような素敵な時間を体感

出来ている事に感謝し　まだまだ必要としている患者さまに

そして目指している美容師に伝えていかなきゃと心に深く刻まれました

Kさまありがとうございました

新しい芽

木の芽どき　なのでしょうね

ここのところお店の植物も新芽が　すごい勢いで伸びています

昨年もものすごい勢いで伸びて素敵だったブドウも、冬を迎えて枯れおち、

正直病気で枯れてしまったのかなと思っていましたが、しっかり新芽が生えてきました



こちらはラベンダー　

ちょっぴり心がうきうきするものです


最近は、いろんな方面からウイックの相談や、自髪デビューのご相談をたくさん受けます

やればやるほど、患者さまの思いを知り、何とか少しでもお役に立てればという思いが強くなっていきます

皆さん患者さまですが、いろんな状況があり思いは様々です

髪が抜けおちる事に対しての恐怖心　毎日聴く患者さまの思い

いいウイックさえ作れれば、きっと恐怖もなくなって　安心して過ごせる


ただウイックは物です、とにかく１００パーセント目指して作ります

どこに出しても恥ずかしくないもの、それが自分へ与えられた試練

回りのだれが見ても分からないものができあがります


体の一部になるまでは、モノであるウイックに魂が入らないと体の一部にはならない気がします

作り手の思い、毎日試されている気がします


ありがたい事に　その姿勢は、患者さまは必ずわかってくれます

お互いの思いが重なった時初めて体の一部になるのでしょう

最近毎日そんな事を考えています


今日も自髪デビューがありました

初めてお会いした方です

抗がん剤が終わり髪が生えてきて、１つの希望に灯がともると思います

今は抗がん剤も終わりましたが、手術前は　「覚悟して下さい」とお医者様から告げられたそうです

すくすくと伸びた毛　元気がありすぎます

一言でいえば石川五右衛門状態

ていねいにカットし　あらゆるカット技法を使い柔らかくしていきます

みるみる表情が変わっていきます


「やっとここまでこれたんですね　うれしい」スッと涙がこぼれました


今までの経過を聴き　涙を見て

ふつうの感情ではいられません

なんかもっと出来る事無いか、

もっとたくさんの方に出会って　患者さまのお役にたちたい

思いは強くなります

自分の使命　いや　天命　あらためて感じています

被災地支援

被災地支援　簡単なものでないですよね

先日お店のお客さまで早くもでウイッグを被災地に送ってくださった方がいました

ありがとうございました

自分たちの所属するヘアエピテーゼ協会を通して「被災地にタオル帽子」を送ろうとの呼びかけがありました

もちろん製作はした事はないのですが、チャレンジしてもいる事にしました



スタッフにもお願いしてとりあえず一人１枚作ってみました

いちばん簡単な、型紙を使わないタオル帽子をネットで見つけやってみる事にしました

自分もタオルを買ってきて、ミシンを引っ張り出してやろうとしましたが、おぼつかず・・・・情けな

奥様の手助けに・・・・・・ああ　情けな


美容師は全員、器用と思ったら大間違い

個性の塊、人間性が出ます

作品をご紹介します





少しは、お役にたてるのでしょうか

でももし手にとって使ったいただけたら

想像しただけでも　心から嬉しい

これからもできる事からしていくつもりです

また必要なくなったウイックありましたらぜひ声をかけて下さい

よろしくお願いします

脱毛から発毛まで

ヘアエピテーゼの考えは脱毛から発毛までウイック製作を軸としその間、なかなか美容室に

いけない患者さまのお役に立てればと思い　ウイック製作の前には自髪を短くカットしたり

ウイックから出てきた髪をカットを無料でカットさせて頂いています（一部規定あり）


今日いらしたK様もずっとロングで髪に対しての思い入れが強く、可なり脱毛しかけていたのですが

なかなか踏ん切りがつかず短くできませんでした

「引っ張って毛抜けなくなるまで抜いて下さい」とｋ様

なかなか全部抜けるものではありません


数多くの患者さまをバリカンでカットして来ました

でも　お顔を見れば背中を押していいのやら、ご本人の言うとうりにした方がいいのか

基本的には患者さまの言うとおりにします

でもどうしても踏ん切りがうかないようでしたら背中を押します

今日もロングのままでいるはずでしたが　二人で納得してショートにしました

数多くやってきても　いろろなケースがあります

ただいつでも患者さまが安心して　信頼していただける　ように深く考えて進めます

脱毛時は本当にドラマがあります


逆に自髪デビューの時は気分も晴れやか

やはり脱毛時から　ウイックを通してつながって来た患者さまとはひとまずお別れの時期です

遠方からいらっしゃる方も多く　自分も当然思い入れがあり　卒業式の親のような気持ちです

でもとても純粋で素敵な世界です

そのまま自分たちを気に行ってくれウイックをはずしてからも長く来ていただける方もいて

嬉しい限りです

今日もまた一人卒業されていきました


抗がん剤が終わり６か月過ぎですから　とても速かったです

でも６カ月だったら患者さまはきっと励みになります

とにかく早くデビューできるようカットを工夫したり地肌にやさしいカラーをしたり　部分ストレートをかけたり

美容室ならではです

ウイックをはずして軽やかにお帰りになるのを見送りました　春の風がやさしくふきました

お久しぶりです

昨年６月にウイッグを作っていただいたHさま

音信が無く心配しておりましたがいらしてくれました

抗がん剤は今も続いているらしく

あまり詳しくは効かなかったのですが、これからもずっと続けるそうです

ウイックとも長いおつきあいになりそうなので　１度お手入れしておこうということでご来店してくれました

きの　　「お元気ですか　年末にお手紙書いて音信が無く心配していました」

Hさま　 「お手紙いただいて自分年末顔を出そうと思っていたのですけど、抗がん剤のせいで
　　　　　体がむくんで、まゆ毛やまつ毛　そして爪でしょ、なんか人前に出るのが
　　　　　億劫になっってしまって」


外で手を出せないという

ネイルか何か提案できる事内のだろうか？


Hさまはきっとお洒落が好きな方　着ている服装を見ればわかる

ただ　患者さまの集まりなどに参加したくないという

もっと外に出て普通にお洒落をしたり、ショッピングをしたりしたいと言う


今日はウイックを少しカットしトリートメントをしウィックはよみがえった

つけまつげのつけ方をご指導し

積極的に外に出れる　きっかけにはなったのだろうか

今、抗がん剤治療を受けている患者さまは、地震後外に出るのも少し気がめいるみたいだ

Hさまも言っていた

自分たちが出来る事

お店にいらしてもらい　他愛のない会話をし、少しお洒落の提案をし

気持ち良いシャンプーを受けてもらいたい



ウイックを通しての出会い

作られたかた、すべてが自分にとっては素敵な出会い

とにかく　いろんな事を教わり、ウイックを作らさえてもらい、たくさんの感謝までもらい

頂いてばかり　とにかく、自分のできる事なら全てを捧げたい思いがある


Hさま　　　「やっぱり　家と病院の往復では良いわけないですよね，気分が晴れやかになりました
　　　　　　定期的に来てもいいですか」

きの　　　「もちろん　いつでも」

まだまだやれることがある

ニュー ヘアエピテーゼ

新しい　ヘアエピテーゼ２０１１モデルが少しずつ入荷して来ました

ヘアエピテーゼ協会は基本的に美容師さんの手で運営されています

毎日お客様と接する美容師さんは、髪に対してはもちろんプロフェッショナル

自分たち会員も、意見を出し合い常に改良を加え、、そして患者さまに

満足頂けるようなウイックを作っております

２０１１年モデルは少し人毛の割合が増え、より自然な風合いになったかなと言う感じです

お顔に似合わせて自分たちがカットして段を入れ　今までの髪型のより近く再現して

カスタムオーダー、ウイックにはこれが一番

２０１１年に入り自分たちANGELIQUEも今まで製作して喜んでいただけたかたから

多くのご紹介をいただくようになりました

今現在もたくさんの制作依頼をいただき、充実した毎日を送っております

作っただけ、たくさんの心に残る感謝の言葉をいただき、

「もっといいもの作らなきゃ]静かに燃えています

アドバイス

今日はあわただしい１日だった３件程ウイック製作があった。付き添いの患者様もご試着されたり

ありがたい限りです

３人のうちお二人は看護師さん

意外とうちにいらっしゃる患者さまには看護師さんが多い

お二人とも　自分の病院で体調の不良を感じ、調べて大きな病院を紹介されたらしい





ここのところ　製作や調整カット　自毛デビューと患者さまと接しない日はない

患者さまからとにかくいろんなアドバイスをいただく

パンフレットの置き場所や、病院内で美容相談をやっているから参加したほうがいいとか

はたまた　つけ眉毛が絶対必用だから扱った方がいいよとか

患者さま目線のアドバイスをいただく


これから抗がん剤が始まる方はとにかく初めての方が多いのので、どんなふうに髪が抜けるのかが

とにかく心配されている

そちらの方は、たくさんの患者さまと接したので

逆に自分がアドバイスさせていただく

「必ずちゃんとしたウイックおつくりしますので安心して下さい」とお話しする

やっぱり頂いたら、ちゃんとお返しする

素敵な関係ができあがってきた気がする