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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球 格言は生きている

2010年03月23日 | 高校野球
好天に恵まれた大会第2日。
好試合が続いて、
大いに盛り上がりました。

第1試合では、
旧海草中の向陽高校が、
見事な戦いぶりで私が優勝候補にも挙げた開星を破りました。
まさに”これしかない”という素晴らしい戦いぶり。
開星・野々村監督の舌禍という”おまけ”まで残した試合となりました。
(監督さん、よっぽど悔しかったんだろうね。NHKのインタビューのときにその姿が映し出されたけど、全く”納得できない”という表情だったからね。まだ夏があるんだから、切腹するとか、末代までの恥とか・・・・冷静になりましょう。また甲子園を目指してください。)

第3試合は、
優勝候補の広陵が大苦戦。
緒戦の硬さはあったというものの、それ以上に立命館宇治の攻守を褒めましょう。
良くバットが振れていて、冬場の練習の一端がうかがえました。
広陵は、この苦しい戦いを拾えたのは大きいと思います。次戦からは見違えるような攻守を見せてくれるはずです。

さて、
昨日の3試合の中では地味に終わった第2試合。
しかしワタシは、先発メンバーの発表から注目していました。
宮崎工のエースは左腕の好投手、浜田投手。
昨秋の九州大会で好投、
長身からキレのある速球とスライダーのコンビネーションで、
相手を翻弄するピッチャーです。

対する前橋工は、
これといって特徴のないチーム。
粘りが身上ではあるものの、
秋の時点では強豪には”力負け”してしまうチームでした。

試合の見どころは浜田前橋工打線。
注目すべきは、
多分甲子園では初めての打線を、
前橋工が組んできたことでした。
≪1~9番まで全員が左打者≫

昨今は、
”左打者優位説”がある影響もありますが、
作られた左打者が多い。

よって、
過去のように”左はチームに1~2人”
ということは減ったのですが、
それでも”全員が左”なんてえのは前代未聞。

ワタシが見た中でも、
8人が左というのが一度あっただけで、
全員というのは聞いたことがありません。
(ちなみに、今回の出場校の中では、大垣日大も左偏重打線です。9人中8人が左打者。明治神宮大会では、右投手を打ち崩して”全国制覇”を達成しているので、今大会も注目されます。)

前橋工のチーム紹介などでこの”左偏重打線”のことは事前に聞いていましたから、正直なところ、
「左の好投手と当たったらどうするつもり?」
と思っていました。
図らずとも対戦相手は大会でも指折りの左腕好投手・浜田。
「どうする?どうする?」
と、ある意味ワクワクしながら観戦していました。

結果は・・・・・
ご承知の通り。

昔からの格言は生きていました。
見事に「左対左は打者が不利」が、
証明される形となりました。

前橋工の左打者は、
内の速球につまり、外のスライダーに泳がされ、
三振を嫌がり当てにいった打球は力なく内野に転がり続け・・・・・
いいところなく捻られてしまいました。

浜田投手は、
精神的に優位に立ちながら投球している感じが見て取れ、
実に落ち着いた投球でしたね。

やっぱり、
左の好投手に対すると左の打者はつらい。
フムフムと大きく頷くような結果でした。

浜田投手、
次戦の広陵には、
左の強打者・丸子選手がいます。
この対決、
かなり面白そうですね。


さて、
今日の昼頃から明後日にかけて天気が崩れる予報の甲子園。
強豪がどんどん登場してくるだけに、
”雨が明暗を分けた”
ということになって欲しくありません。

青空の下で、
持っている力を出し切っての戦いが繰り広げられるよう、
テルテル坊主でも吊るしておきましょうか。


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