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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球  甲子園で勝つということ

2010年03月24日 | 高校野球

選抜高校野球も3日目を迎えました。
強豪が続々登場する1日となりましたが、
第1試合途中から冷たい雨が降り続き、
選手にとっては厳しい戦いとなってしまいました。

そんな中、
第3試合に登場の智弁和歌山が勝利を収め、
高嶋監督が通算59勝の最多記録を樹立しました。

まさに金字塔といえるでしょう。
40年近くの監督生活の勲章として、
長く語り継がれる監督さんです。

ワタシは高嶋監督がまだ青年監督だった昭和50年代初頭、
智弁学園(奈良)の監督時代からその野球を見続けていますが、
当時から豪快な野球が持ち味でした。

智弁和歌山に移ってから、
しばらくは”出ると負け”が続いていましたが、
平成に入ってその殻を破ると、
あとは快進撃につぐ快進撃。

59勝のうち50勝以上が、
平成に入ってからの勝ち星です。
恐れ入りました。

連綿と受け継がれるパワー野球。
決してムキムキマンとはいえない体の選手達が、
とにかく見たこともないような早いスウィングで外野の頭を軽々と越すような打球を連発する、
それこそが”智弁和歌山野球””高嶋野球”の真骨頂です。
【素振り2000回】驚愕の練習がこれを生み出すようです。

2002年の夏準優勝以来、
決勝の舞台からは遠ざかっています。

今年のチームは、
投手陣さえ安定すれば”狙える”位置につけていると思われます。
通算59勝が63勝になったとき、
8年ぶりの胴上げも見れるということですが、
さてどうなるでしょうか。

一方、
8回目の挑戦となった盛岡大付属。
またも勝利の女神は微笑まず、
甲子園初勝利はお預けとなってしまいました。

昨夏の覇者・中京大中京を相手に見事な戦いぶりでしたが、
一歩及びませんでした。

跳ね返され続ける歴史、
それもまた甲子園の歴史です。

その分だけ、
初の勝利を勝ち取ったときの喜びも大きくなることでしょう。

まだまだ”若いチーム”の盛岡大付属。
戦力は出てくる大会ごとに、
確実にアップしていることが肌で感じられます。

殻さえ破れば、
去年の花巻東のように、
一気にブレークする可能性を秘めたチームだといえるでしょう。

”あと一歩”
を胸に刻んで、
夏の戦いに向けて頑張っていってください。


【第3日結果】
神港学園  6×-5 高知
中京大中京  5-4  盛岡大付属
智弁和歌山  6-1  高岡商

【今日の予定】
たぶん中止

 


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