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SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

明治神宮大会観戦記

2019年11月18日 | 大学・アマ野球

 

昨日のプレミア12では、
日本が優勝したようですね。

日本野球のプライドを守ったという事で、
良かったですね。
選手たちはよく頑張ったと思います。


東京ドームでは連日この大会の熱戦が繰り広げられていましたが、
ワタシの興味は少し離れた神宮球場での明治神宮大会。

学生野球の今年最後の戦い。
晴天に恵まれて、
土日ともに観戦に行ってきました。

昨今の高校野球人気を受けて、
4年ほど前からこの明治神宮大会も、
すっかりメジャーな大会になってきた感じがします。

配信では全試合の中継をやっているし、
お客さんの入りも10年前ぐらいと比べると雲泥の差。
昔はお目当ての試合に合わせて球場入りしても、
かなりの確率で自分のお気に入りの席で観戦できましたが、
今や第1試合が始まる前に行っても結構な観客が入っています。

そんな中で行われた試合、
高校の部は土日で8強の4試合が行われました。
この2日で選抜に出場する学校のうち8校が見られるとあって、
外せない日程ですね。

この4試合の結果は以下の通り

白樺学園(北海道) 4-3 国士舘(東京)
天理(近畿) 8-6 仙台育英(東北)
健大高崎(関東) 5×ー4 明豊(九州) *延長10回タイブレーク
中京大中京(東海) 8-0 明徳義塾(四国) *7回コールド


何と言っても目立ったのは、
中京大中京の高橋投手。

この日の最速はたぶん149キロ。
初回にいきなりピンチを迎えましたが、
そこでいきなりギアを入れ替え、
明徳の3・4番に対して145キロ越えの球を連発。
見事に切り抜けると、
後は明徳打線を寄せ付けませんでした。

試合自体は、
明徳がエース新地を先発させなかったので参考程度の試合ということが言えるでしょうが、
明徳は試合の流れを失うと計6失策で自滅。
珍しく厳しい試合でのコールド負けとなってしまいました。

中京大中京は、
今日の天理との準決勝では、
昨日とは逆の立場でエース高橋を温存の試合となるでしょうから、
この試合をいかに切り抜けられるかで、
今のチームとしての総合力が図られると思います。

しかしなかなかのチームだということが言えますね。
昨年ライバルである東邦が選抜を制していますから、
モチベーションもかなり上がっているようで、
昨日もよく声が出ていてきびきびとした動きを披露。
センバツが楽しみです。

今日対戦する天理は、
土曜日に仙台育英との空中戦を制しました。

天理は先制の一発と満塁一掃が2本で8点。
実に長打が効率良く飛び出しました。
一方の仙台育英も2ラン、3ラン、ソロなど3発で応酬しましたが及ばず。

実力校である両チームの、
力を見せあった好試合でした。

両チームの長打力は見事。
センバツでも両校とも期待できますね。


白樺学園と国士舘は、
試合内容としてはいまひとつでしたが、
白樺学園が攻守ともに上回った感じで1点差の逃げ切りを果たしました。

国士舘は最終回の代打攻勢ですべての代打がいい当たりを放ちましたが、
ハードラックもあって追いつくことはできず。

しかしながら先発メンバーに比べて控えのメンバーの方が振りが良い印象があり、
冬場にかけて大幅なメンバーの入れ替えが起こるかもしれません。


健大高崎と明豊は、
両チームともに力が拮抗した好試合となり、
試合は延長タイブレークへ。

10回の表、
満塁から明豊はセンター前にポトリと落ちそうなヒット性のあたりを放ちましたが、
健大高崎のセンター戸澤がダイビングキャッチで失点を防ぎ、
その裏4番山本のサヨナラ犠飛で決着をつけました。

健大高崎は、
かつての機動破壊のチームからはチームカラーがガラッと変わった印象がありましたが、
ポイントポイントでは走塁でかき回す戦法もちりばめていました。
それよりも初戦、そしてこの第2戦と、
バラエティに富んだ投手陣が踏ん張りを見せていることが印象に残りましたね。
ひと冬超えたチームに期待が持てると思います。

明豊は初戦という事もあり、
しかも朝早い試合という事で、
すこし本来の出来ではなかったようにも思われました。

それでも中軸から下位打者まで鋭いバットの振りは見事で、
昨年の選抜に引き続いて活躍は見込めるチームですね。
エース若杉に続くピッチャーの育成が冬の課題ではないでしょうか。


ということで高校野球の部は、
各校が来るべき選抜に向けて何か”お土産”を持ち帰ることが出来れば、
この大会に参加した意義はあると思います。
冬のトレーニングへの糧として、
この大会を大いに活用すればいいと思います。


続いて大学の部は、
土曜日が特に面白かった。

第3試合は金沢学院大が、
序盤0-4とリードされながら、
相手九州産業大のドラフト5位エース・福森に中盤襲い掛かり、
4,5回の2イニングで8点を挙げて快勝。
神宮で初めての勝利を飾りました。

何しろ金沢学院の、
コンパクトに振りぬく攻撃は見事の一言。
まさに「つながる攻撃とは、こういう攻撃のことを言うのだ」という感じの、
見事な連打でした。


続く第4試合は、
東海大vs東北福祉大の強豪対決。

東海大は4年生の2枚看板を温存させて臨んだ試合、
やはり投手陣が東北福祉大に序盤打ち込まれて苦戦を強いられましたが、
何とか打線が奮起して逆転。

その後追いつかれますが、
延長寸前の9回、
あり得ないような東北福祉大のミス連発で、
サヨナラ勝ちを収めました。

この回、
東北福祉大はSBドラ3のエース津森がマウンドに上がっていました。

この日の津森は『いい津森の日』で絶好調。
7回からマウンドに上がると東海大打線を全く寄せ付けずに三振の山。
ワタシはこの投球を見ていて、
「これで東北福祉大が圧倒的に有利だな。もしタイブレークになったら、あっという間に試合は決まるな」
と思っていたのですが、
9回はまさに津森にとっても東北福祉大にとっても、
悪夢のような回になりました。

確かに北風が強く吹いて、
球場は冷え込んでいましたが。。。。。それにしても。

まずは1死から東海大・杉崎の放った高い内野フライをサードが捕れずにエラー、ランナー2塁に。
次の海野のサードゴロをファーストが信じられないミスでファーストに生かしエラー。
次の藤井の2ゴロにも連鎖反応が起こり、
2塁がはじいてオールセーフ。
その間にキャッチャーのファールフライも捕れなかったので、
4つのミスが絡まって1死満塁となりました。

そこで津森は意地を見せ植村を三振に取りますが、
続く串畑のピッチャーゴロを、
最後は自らの悪送球でサヨナラ。

東北福祉大は、
9回1死からまさかの5つのエラー(記録は4つ)でのサヨナラ負け。
こんな試合、
かつて見たことはありません。
東北福祉大にとっては、
本当に悪夢のような10数分間だったのではないでしょうか。

7回に代打冨木がレフトへ歓喜の同点2ランを放って試合の流れを手繰り寄せていただけに、
痛恨の敗戦となってしまいました。

考えてみれば、
エラーをした3塁手も1塁手も、
そして捕手も投手も、
すべて7回に守備位置変更でその位置に入っていた選手たちです。

しかもその時にマウンドに上がった津森は、
その後ほとんど三振で切って取っていたので、
ここまで守備機会のほとんどないままにこの場面を迎えていたという事が、
東北福祉大にとっては不運に働いたという事でしょう。

それにしても「野球というのは難しい」という事を、
またも認識させられるような試合でしたね。


東海大としては、
まさに拾った勝利でしたが、
これで乗っていかなければなりませんね。

次の中大戦に向けて、
投手陣はしっかりと温存できたように思います。

東都を制した強打の中大戦に向けて、
どのような戦術で立ち向かっていくでしょうか。


昨日は連日の寒空の下(風が冷たかった~)の観戦で疲れてしまって、
第3試合の中盤で席を立ってしまったので、
第3・第4試合は残念ながら「見逃し」です。

出来れば高校の部・大学の部の決勝が行われる水曜日にも球場に足を運びたいのですが、
それはまあ・・・・ないものねだりですね。
平日に決勝を行う明治神宮大会の宿命といおうか何と言おうか・・・・・・・
決勝はほとんど見たことはありません。
仕方ないですね。。。。


しかしこれからが盛り上がってくるところ。

昨日は慶応も登場。
ここ2年はワタシの目の前で、
六大学勢はIPU(環太平洋大学)に完敗していましたから、
久しぶりのいい勝ち方だったのではないですかね。

いい大会になっていきそうな今年の第50回明治神宮大会。
面白い大会です。



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