大会4日目の甲子園。
大本命の大阪桐蔭が登場して、
大会がぐっと盛り上がってきました。
その大阪桐蔭は、
初回から打線が大爆発。
エース柿木も安定した投球を見せて、
21世紀枠の伊万里に野球をさせず14-2で快勝。
選抜連覇に向けて、
いい立ち上がりとなりました。
そして第3試合。
同じく優勝候補の一角に挙げられている強打の東邦が登場。
しかしその前に、
大谷翔平・菊池雄星を生んだ”東北の雄”花巻東が立ちはだかりました。
4枚そろう投手陣の継投策が「勝利の方程式」のはずの花巻東が、
この日の試合は一味違いました。
左腕の軟投派エース・田中が、
強打の東邦打線を緩い変化球を駆使してほんろう。
8回までわずか3安打1失点と相手に全くバッティングをさせない見事な投球は、
「ピッチングというのは、こうやるもの」
という佐々木監督の教えそのものの好投でした。
その田中の好投に応えて、
打線は単打に四球、それをバントで送るというしぶとい攻めを見せてコツコツと加点。
気が付くと東邦は、
相手チームの「理想の戦い方」にどっぷりとからめとられてしまって、
”剛の者”が”柔の者”に敗れ去る典型的な戦いとなってしまいました。
それにしても花巻東、
見事な戦いぶりです。
その戦い方は、
往年の広島商、松山商といった「甲子園にめっぽう強い」チームをほうふつとさせるものです。
これも、
やはり岩手県内や東北地区のレベルが近年著しく上がって、
その厳しい戦いを経てきているからこそ、なのでしょうね。
昨日の戦いに、
近年のこの地区のレベルの高さが垣間見えていました。
昨年は盛岡大付属が甲子園を所狭しと暴れまわりましたが、
今年は花巻東の年になりそうです。
なかなか崩れにくいこのチーム、
相手にとっては、
攻略は難しいですよ。
順当にいけば8強で大阪桐蔭とぶつかるブロック。
今日のような戦いを花巻東ができれば、
興味深い試合になりそうです。
ひょっとしたら、
「今年のシンデレラチーム」になりそうな予感もする、
花巻東の戦いぶりでした。
「秋のシンデレラ」
創成館も苦しみながら初戦を突破。
ここまで見る限り、
戦前強豪と言われたチームは、
苦しみながらもほとんど勝ってきています。
対戦別の予想では、
ここまでで明確な波乱と言われるような試合はないですね。
東邦が「わずかに有利」と言われていたのに敗れ去ったぐらいです。
ということは、
2戦目以降は、
強豪相打つ戦いになってくるということです。
そして今日はのっけから、
東海大相模vs聖光学院という、
強豪相打つ戦いもあります。
さて、
どこが勝ち残ってくるのか。
春満開の甲子園です。
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