SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

思えば世の中、変わったもんだなあ。。。。。

2024年04月10日 | スポーツ全般

今朝、
関大北陽高校のハンド部の学生が、
何かへまをやらかしたという事で監督、コーチにぼうずにさせられ、
それがパワハラだという事で非常に問題になっているというニュースを見ました。

それを見て、
この前やっていたドラマ「不適切にもほどがある」じゃないですが、
「ああ、ホント、世の中変わったもんだなあ」
という感想を新たにしました。


「何かやらかして、責任取ってぼうずにする」


これ、
我々が学生の頃は、
そこかしこで、結構日常に行われていたものでした。

なんだか思い出してみると、
結構「てへへ」と照れながら、
やられた方も受け入れていた空気があったりしましたね。

ワタシは主に学生時代はぼうず頭・・・というよりはスポーツ刈りが多かったので、
あまり頓着していなかったというのが本当のところです。

そういえば長嶋監督が、
ガルベスが審判に不祥事を働いた(判定に怒り、審判にボールを思いっきり投げつけた。)時、
長嶋さんが禊で自分の頭を刈ってきたこともあったよなあ。。。。。。


しかし今は、
あの高校野球ですらぼうず頭やスポーツ刈りがマジョリティーでなくなってきているんですから、
「責任を取って髪を・・・・」
というのは全く認めらなくなったってことです。

スポーツというのは、
自主的に楽しくやってこそ・・・・
というのが今の考え方なので、
いろいろな面で受け入れられない考え方になっていますね。


そういえば・・・・


ぼうず頭という事で高校野球の方に考えが移っちゃったんですが、
この春、いやっ最近の甲子園を見ていて、
つくづく思うことがあるんですよね。

それは、
昔と比べると、
アルプススタンドの熱みたいなものが、
変わったよなあ・・・・・・と。

今はいくら甲子園と言っても、
特別な学校以外は、
「全校生徒でアルプス応援」
という姿を見るのは珍しくなってきました。

お金のこともあるでしょうが、
昭和50年代、60年代という「高校野球全盛期」の頃は、
甲子園は、
「内外野の席にはかなりの空席があっても、アルプスは両校の生徒がびっしり」
という姿がよく見受けられました。

もちろんすごく遠方の学校などはそうではなかったのですが、
かなりの学校が「全校応援」を実施していたのではないかと思います。

そして、
その応援席を見てみると、
これも女生徒を含めて、
かなりの生徒が一生懸命応援しているという姿が見受けられました。

まあ、
男子に限らず女子も、
今と比較すると、かなりの生徒が野球というものを知っていたので・・・という事は、
あったかもしれませんね。

そのためブラバンの音色に合わせて(ブラバンの応援も、定番のコンバットマーチやダッシュ慶応などが主流)、
結構楽しく熱狂的に応援している姿が見られましたね。
一投一打に手に汗握って・・・・・・・という姿です。

今でいうと、
Jリーグやその他のスポーツのサポーター席のよう。

学校も、
甲子園に出場するという名誉を喜び、
何の衒いもなく全校生徒を甲子園のアルプスに送り込んできていました。

それはなにも甲子園だけではなく、
都道府県大会の準決勝、決勝あたりでも、
同じような光景が見られました。

まあ良くも悪くも、
そういうことが簡単にできた時代だった・・・・・・
というわけでしょうね。

それから、
「甲子園」というイベントは、
高校のほかのスポーツなどとは全く違う大イベントだった・・・・・
という認識も強かったのではないでしょうかね。


一方現在の高校野球のアルプス。

センバツなんか見ていると、
21世紀枠校や初出場の耐久高校のアルプスなんていう、
特別な学校のアルプス以外は、
応援席に座っているのは野球部員とブラバン、そしてその保護者、学校関係者(生徒以外)。。。。
ということが多かったように思います。

今の世の中、
甲子園まで遠征して野球部を応援すること自体、一般生徒にとっては「なぜに????」
という事なんじゃないでしょうか。

ワタシの息子の学校や娘の学校、
特に娘の学校は何度も甲子園出場経験のある学校なんですが、
ここ10年ぐらいはホント応援に熱がないですね。

ワタシよくこの学校の応援に行っているので、
前との違い、肌で感じています。
そして「野球を知らない子」の多いこと。

女子生徒だけではなく男子生徒も、
野球とこれまで全くかかわりがなかったという子が、
かつてからは考えられないぐらい多いですね。


関西の学校はそれでも各校たくさんの生徒をアルプスに送り込んで応援しています。
そして応援に来ることを楽しんでいる感じがあって、
ワタシなんかはそれを見ているとなんだかホッとしちゃいます。

地理的に近いという事ももちろんあるので、
たくさんの生徒がアルプスに駆け付けているということなんでしょうが、
これは単純に地理的な面という事だけではなく、
関西には野球文化というものがしっかり根付いているという事なんじゃないかな? なんてワタシは感じています。


しかし全国的に見ると、
今や「アルプスに全校生徒が応援に駆け付け」
なんていうのはレアで、
応援の熱もなんだか少ないように感じますね。

かえってブラバンが強い(という表現がいいかはわかりませんが)学校は、
ブラバンこそがアルプスの主であるという感じも、
しないではないですね。


まあ、
この30年、40年で、
すっかり世間のいろいろなものに対する認識も変わったし、
野球の相対的な日本人の中に占める地位も変わってきているという事を、
ヒシヒシと感じます。

もう「野球国」と呼ばれる国じゃないのかもしれませんね。

どんどん減り続ける競技者、愛好者に対し、
今は「大谷翔平」という50年に一人の大スーパースターが、
何とか引き留めにかかっているというのが、
野球の神様の差配なのかもしれませんね。

大谷去った後・・・・・・

本当に怖いことです。

野球に対する興味全体が、
今のエンジェルスみたいにならないよう、
お願いするだけです。


打撃戦が少なくなるであろう今後の高校野球。
「地味ながら玄人受けする野球が見られるようになって・・・・・・・」
とはいうものの、
玄人受けする競技、だんだん世間一般には見られなくなっていってしまうような。。。。。。。。。

さ~て、
どうなることやら。


そんなこと、
朝からつらつらと考えてしまいました。

う~ん、
ネガティブ志向だなあ。。。。。



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