まだまだ寒くて、
これから冬本番というのに、
ちょっと季節はずれの話題を・・・・・。
選抜高校野球の話題です。
なぜこの話題になったかというと、
昨日書店に、
『報知高校野球』と『ホームラン』の、
選抜出場校を探る号(冬号)が並んだからです。
さて、
今年の選抜も、
例年通り32校の出場校で争われます。
そして、
そのうち28校が一般枠。
要するに、
各地の秋季大会で一定の成績を残したチームが選ばれる、
ごく一般的な枠です。
そしてその他の4校は、
3校が21世紀枠。
1校が明治神宮枠となっています。
明治神宮枠については、
今年は大垣日大の活躍によって、
東海地区がゲット。
残りの21世紀枠は、
3校の激戦となります。
ちなみに、
昨今まであった『希望枠』は撤廃されました。
『希望枠』から出た守備の堅いチームは、
結構いい成績残していたのにね。
(大垣日大は、準Vを飾ったときはこの枠でした)
毎年気になってしまうのが21世紀枠。
この枠については、
その是非が毎年話題になりますが、
私は【招待大会】としての春の選抜なので、
招待したいチームを選んで出場させてあげればいいのではないかと思っています。
この枠が出来てからというもの、
過疎地でがんばる高校か、
各地の有数の進学校というのが、
甲子園に出場してくるようになりました。
そして、
私もその認識を新たにしました。
「へ~こんな学校も、結構強いんだなあ」
というのが、
数多ありましたね。
昨年の彦根東、大分上野が丘は、
首都圏在住の私でも知っている進学の名門校。
愛知成章、都城泉が丘の両校は、
出場だけではなく勝利ももぎ取りました。
金沢桜ヶ丘、高松、一関一、八幡浜など、
出場するだけではなくきらりと光るところを見せてくれました。
【文武両道】
言うは易し、行うは難し。
甲子園で存分に戦えるほどのチーム力を身につけ、
その上学業でもひとかどではない、
本当に素晴らしい高校が世の中には多いんだなあ、
そして、
彼らは野球が好きなんだなあという事、
実感しています。
しかし、
これらの学校でも、
なかなか夏の甲子園出場には遠いものがあります。
やはり暑い夏場の連戦を乗り越えなければならない夏の予選。
選手層の厚さがものを言うことが多いです。
(残念ながら・・・・ということが毎年繰り返されますね)
だからこそ、
これらの素晴らしいチームが見られる、
春の選抜の21世紀枠は大歓迎ですね。
それにしても、
地方の伝統的な公立校というのは、
なんとも素敵な高校が多いのですね。
こういう学校がたくさんあったなら、
首都圏でも【私立偏重】なんてことは起こらないのではないかと思いますね。
もちろん、
21世紀枠のもうひとつの柱
【ハンディ(地域、過疎、少人数その他)をものともしない学校】
からの出場も、
いいですね。
宜野座、隠岐、都留など、
心に残っている学校が多いです。
さて、
来年の選抜大会。
各県から21世紀枠の候補校が発表になっています。
結構な強豪が名を連ねているな、
というのが正直な感想。
各県高野連とも、
実力も備えた学校を選ぶ傾向になってきたかもしれません。
(しかしそれだけでは、当初の意義は薄れると思うんですけど)
個人的に注目しているのは、
神奈川の鎌倉学園、県立新潟、県立長野、向陽(和歌山)、岡豊(高知)、宮崎大宮(宮崎)などでしょうかね。
鎌倉学園のよさは、
よ~く知っています。
素晴らしいチームです。
新潟、長野は北信越大会でも活躍しましたね。
長野は、
かつて甲子園で見て素晴らしいチームだと思った学校ですので、ぜひ。
向陽高校・・・・・旧海草中。
これで判られた方はかなりの高校野球通。
あの戦前の大投手、島投手を輩出した学校です。
この学校が出たら、
息子と盛り上がれるな~。
何しろ平成生まれの小学生のくせに、
島投手の大ファンなんですから・・・・。
話弾みますよ。
岡豊と宮崎大宮は、
同僚に出身者がいるもんで。
ということで、
楽しみな選考です。
とはいっても、
対象の高校にとっては、
まな板の上の鯉の気分でしょうね。
緊張せず、
選ばれたらラッキーぐらいの気持ちで、
ワクワクしながら待っていてください。
吉報が届くかもしれませんから。