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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2023 準決勝 仙台育英と慶応が決勝へ!

2023年08月22日 | 高校野球

≪第105回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~

【準決勝】


第1試合
神村学園 010 010 000 ー 2
仙台育英 014 000 01✕ ー 6

第2試合
土浦日大 000 000 000 ー 0
慶 応  010 001 00✕ ー 2


準決勝の2試合。
1日の休養明けで、
そのあたりがどう出るかと思われていましたが、
好投手を持つ仙台育英、慶応がその休養で投手陣が蘇り、
相手打線をしっかり抑えきって決勝に進出しました。

第1試合は、
神村学園の当たっている打線が仙台育英の投手陣をどうとらえるのかが焦点でしたが、
高橋を先発にもってきて、6回から湯田を継投した仙台育英の投手を、
どうしても打ち崩すことができませんでした。

特に湯田はテンポの良い投球で4イニングをわずか1安打無四球。
全く付け入るスキを与えず抑えきり、
仙台育英の投手陣のレベルの高さをここで見せつけました。

打線は相手先発の松永を2回に捉え同点に追いつくと、
代わった黒木から3回に足で揺さぶり4番斎藤陽のスクイズで勝ち越し。

さらに暴投で1点を加えると、
とどめは鈴木の特大2ラン。
これで一気にこの回4点を挙げ、
試合の主導権をがっちりと握りました。

魔球スライダー(カーブ?)を操る黒木に対し、
仙台育英打線は低めをきっちり見逃し、
浮いてきた球を狙い攻略に成功しました。

仙台育英打線のレベルの高さを垣間見ると同時に、
こういう試合展開になったら絶対に勝機を逃さないしたたかな野球を見せてもらいました。

ヒットの本数でいうと仙台育英はわずか8安打。
さほど打ってはいないものの、
効果的な得点の取り方でしたね。

神村学園にとっては、
仙台育英相手に4点のビハインドは重すぎました。
唯一のチャンスは5回。
1点を返しなおもチャンスに三番秋元の放った大きなフライは、
一瞬「行ったあ!」と思いましたが、
仙台育英レフトの好捕にあいチャンスを拡大できず。

その後はチャンスをつかむこともなく、
押し切られてしまいました。


第2試合は、
予想された展開ではありませんでしたが、
慶応が先発エースの小宅の快投で完封勝ち。

小宅は準々決勝でほぼ完全休養を取りこの日の試合に臨み、
見事に期待に応えてくれました。

それにしても素晴らしいピッチングで、
7安打1死球での自身初完封。

特に左打者の内角低めいっぱいのストレートは見事で、
好調土浦日大打線も、
全くと言っていいほど攻略の糸口をつかめませんでした。

慶応は2回にその小宅のタイムリー2塁打で先制点を奪い、
6回には欲しかった追加点をキャプテン大村のタイムリーで奪いました。

毎回のようにチャンスをつかんだ慶応でしたが、
土浦日大が粘り強い守備でしのいでしのいで、
ロースコア勝負に持ち込んだのは見事でしたね。

その土浦日大。
県大会決勝では、
3点のビハインドながらしのいでしのいで、
最終回に相手のドラフト候補の150キロエースを打ち砕いて5点を奪取。
歓喜の甲子園行きを決めていましたので、
ワタシは「その再現があるんじゃないか?」なんて、
結構ドキドキしていました。

しかしそんな場面は、
昨日の試合では訪れず。

開幕戦から始まった土浦日大の「真夏の夢の旅」は、
ここで終わりを告げました。

しかしいいチームだったですね。
取手二時代にはこの甲子園で優勝を経験している小菅監督。

ようやく監督として、
この大甲子園で自分たちの力を存分に発揮してくれました。
いい夏だったと思います。


さて、
決勝は両強豪の激突、
仙台育英  慶応
の決戦となりました。

おなじみのグレー対決は、
春の選抜に引き続いての春夏連続の対戦です。

春はタイブレークで仙台育英がサヨナラ勝ち。

そこから両チームとも、
一段も二段も階段を上がり、
強いチームになってきました。

今年の高校野球の「最終決戦」、
果たしてどんなドラマが待っていることでしょう。



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