《第105回全国高校野球選手権大会》
【準決勝】
第一試合 慶応(神奈川) 🆚 土浦日大(茨城)
第二試合 神村学園(鹿児島) 🆚 仙台育英(宮城)
さあ、
泣いても笑ってもあと2日。
わずか3試合で今年の高校野球の頂点が決まります。
慶応日本一を掲げ、
怒涛のエンジョイベースボールで突き進む慶応か?
今大会最も乗っているチームとして、開幕戦から戦い続けるバランス抜群の土浦日大か?
脅威の打線と魔球を操る黒木を軸に、
守備力も大会屈指の、穴の全くない神村学園か?
それとも大会前から優勝候補筆頭に挙げられる、
選手権連覇を狙う仙台育英か?
いやあ、
非常に面白くなってきました。
4チームそれぞれにカラーが違い、
強みを持っているチームが勝ち上がってきました。
慶応を除く3校はこれまで4試合を勝ち上がってきているので、
疲れも出ていることでしょう。
しかしここから先こそが、
栄光を掴むためには必ず超えなければならない茨の道。
さあ、各校ともにどうたたかっていくでしょうか。
明日の試合については、
まず第一試合は、
土浦日大が慶応のアルプスの大声援に飲まれることなく普段通りの野球ができるのかがまず焦点。
とにかく慶応の大声援は、
ちょっと他では真似できないくらいの「凄み」すら感じさせるほどの応援です。
特に連打が出てチャンスを掴むと、
そのボルテージはひときわ高くなってグラウンドの選手たちを後押しします。
この波に、
あの広陵も沖縄尚学も飲まれてしまいました。
さあ、土浦日大はどうでしょうか。
戦力的にも、
慶応が少し上回るように見受けられます。
特に準々決勝でエース小宅を十分に休ませた慶応は余力十分。
打線の破壊力も試合を経るごとに増しており、
死角を見つけるのが難しいほどチーム力が充実してきました。
一方の土浦日大は、
変幻自在の戦い方で、
様々な勝ち方でここまできましたが、
準々決勝の戦いぶりが一番安定していたように見えました。
3枚揃う投手陣と硬い守りでなかなか相手に隙を見せません。
打線もどんどん上がってきました。
共に関東のチーム同士の戦い。
となれば、
やはり先に主導権を握り、
ノリノリになったチームが勝利を握るんではないかと、
ワタシはそう思います。
それが「関東らしい」戦いっぷりですね。
しかしながら、
土浦日大は少し毛色の違ったチームですので、
あるいはちょっと違った戦いになるやもしれませんが。。。
第二試合は、
今大会でワタシが最も見たかったカードです。
磐石の戦力を誇る仙台育英は、
優勝に最も近いチームに見えます。
しかし今大会、
強さを誇示しながらも、
時折り弱点らしきところも垣間見せる仙台育英。
初戦の浦和学院戦では、
自慢の投手陣がかつてないほど打ち込まれ、
3回戦では守備が再三にわたって破綻。
そして準々決勝では、
完全に決まったと思われた試合で、
少し緩んだ感じで相手の大反撃を許しました。
しかしそれでもきっちり勝っていくところがすごいのではありますが、
その隙に乗じるチームが出たらどうなんだろう?
そんな疑問が常にワタシの中にあり、
その相手としては神村学園がおあつらえ向きのチームに思えてしょうがありません。
投攻守どれをとっても素晴らしい神村学園が、
がっぷり四つに組んで、
ヒリヒリ感満載の試合をしてくれるのではないか?
そんなふうに思っています。
願わくば。。。
神村の1,2点リードで後半に入りピッチャーで黒木が登場。
このビハインドを王者・仙台育英がどう返していくのか?
そんな展開になったらもう、
手に汗がベットリ、
になること間違いありません。
うーん、
どんな試合になるのかな?
ワタシの予想では、
神村学園は結構仙台育英の投手陣を打っていくのではないか?
そんなふうに思っています。
いずれにしても、
この4チーム、
ホントに強くて逞しいチームばかりです。
4チームともに、
春に悔しさを味わって、
その悔しさから夏戦力を大幅にアップしてきたチームです。
さあ、
どんな戦いが待っているのでしょうか。
甲子園は、
激闘を待っています。
*追記 第1試合と第2試合、逆でしたね。
*追記 第1試合と第2試合、逆でしたね。