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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第101回全国高校野球選手権第2日 しびれる投手戦!

2019年08月07日 | 高校野球

第2日目の甲子園、
夏の日差しが容赦なく降り注いで、
戦っている選手にとっては厳しい1日となりました。

第1試合は注目の履正社が霞ケ浦と対戦。

霞ヶ浦のエース鈴木はMAX150キロに達しようかという速球が武器の本格派ということで、
履正社の打力の神髄が見られるかに注目して観戦していました。

その履正社は、
鈴木の速球は「お手の物」とばかり1番桃谷がライトに名刺代わりの一発を叩き込み、
その余韻が冷めやらぬ間に今度は主砲・井上がレフトに一発。
格の違いを見せつけて、
霞ケ浦を一蹴しました。

しかしながら、
エース清水の状態がいまひとつかなという不安も露呈して、
履正社にとっては悲喜こもごもといった形での初戦勝利となりました。

やはり履正社は、
”王者”大阪桐蔭と比較するとチームの”練度”に差はあると思いますが、
今年の打線の振りはいいですね。
ワタシは履正社を最初から最後まで見たのは4回戦の大阪電通大戦だったので、
やはり打線は選抜の時と比べてさほど上がっていないなあという感想を持ったのですが、
その評価は変えなければいけませんね。
素晴らしい長打力を持った打線と言えます。
今日は1試合5発ですか。見事です。

それにしても。。。。
茨城のチームは、
代表に常総学院が出ないと、
ほとんど甲子園で勝つことができませんね。

2000年代に入って今年で20年。
常総が出場したのが半分の10回で、その戦績は優勝1回を含めて16勝9敗。
しかしその他のチームが代表になった10回では、
わずか1勝しか挙げられず1勝10敗という成績です。

う~ん
思わずうなってしまいます。
今年は常総学院が「関東屈指」と言われる戦力を有していたので期待していたものの、
甲子園には届かず。
そしてこの日。。。。

何が違うのかなあ。。。
まあ今年に関していえば、
くじ運がなかったとも言えますけどね。

 

第2試合は、東海勢同士のお隣さん対決。
戦力的に上回るとされた津田学園に、
伝統校の静岡がどこまで食い下がるかという所が焦点とされましたが、
津田学園の評判の好投手である前投手が、
静岡打線をしっかり抑え込んで3-1と快勝。

前投手、いいですね。
速球の軌道が昨年の吉田投手のように、
ビュッと高めに伸びてきます。
静岡打線もかなり高めを振らされていました。

この前投手が次に対戦するのが、
第1試合で5本塁打を放った履正社打線。
この対決、
ひょっとしたらこの大会中盤戦のハイライトになるかもしれません。
楽しみです。

第3試合には、
注目の奥川投手擁する星稜が登場。
昨年ともにこの甲子園で、
採用されたばかりのタイブレークで散ったという共通項のある旭川大と対戦しました。

奥川投手はいきなり153キロをたたき出して、
「今年の甲子園でも、やりまっせ!」
ということを満天下に見せつけてくれました。

しかし試合は旭川大の能登投手の素晴らしいピッチングを星稜打線が打ち崩すことができず、
終盤まで1-0というしびれるような投手戦となりました。

星稜は苦しい試合になったものの、
そこはさすがに奥川投手。
スイスイと94球で3安打完封を飾り、
今年の甲子園での活躍を予感させてくれました。

敗れたとはいえ、
旭川大の能登投手を中心とした守りは、
本当に素晴らしかったですね。

ピンチを全員でしのいでいく姿には、
しびれました。
昨年に続いての惜敗となってしまいましたが、
本当に旭川大の端場監督、
いいチームを作ってきましたね。

星稜は県大会から少し打線に元気がないのが気になります。
チャンスを確実にものにしていく打撃が戻れば、
チーム力は万全になるのではないでしょうか。

第4試合も1-0というしびれる投手戦でした。

毎回のように得点圏にランナーを置く立命館宇治が押し気味に試合を進めるも、
秋田中央が何とかしのいで試合を終盤に持ち込ませましたね。

そこでつかんだ7回無死満塁のチャンス。

さほど打線に力があるとは思われなかった秋田中央だけに、
ワタシの頭にはあの昨年の金足農の2ランスクイズ・・・・
いや、スクイズが浮かびました。

無死の時点で仕掛けても面白いと思いながら見守っていましたが、
結局仕掛けはなく2つの内野ゴロで得点を奪うことができませんでした。
それだけ立命館宇治がよく守ったということが言えますね。

その裏にエラーで先制点を挙げた立命館宇治が、
結局高木投手の3安打完封で1-0の試合を勝ち切りました。

立命館宇治としては、
本当に嫌な流れで来ていた試合を勝ち切ったことは大きいですね。
甲子園で念願の初勝利を上げました。

次は星稜に挑戦しますが、
投打ともに穴のない戦力なだけに、
好機を確実につかんでいけば勝機も見いだせるのではないでしょうか。
2回戦では奥川投手が先発するか、
わからないですしね。

とにかく1-0で勝ち切ったチーム同士が激突する2回戦は、
面白い試合になりそうです。
結構こういう試合、
打ち合いになったりするものですが、いかに。。。。。

面白い試合の多かった2日目。
熱中症の危険のないよう、
留意して試合に臨んでほしいと思っています。(観客の方々ももちろん)


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