SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

独断と偏見で。スポーツ、今年の10大ニュース!

2011年12月30日 | スポーツこの1年

毎年この季節になると、
『ああ、今年もたくさんのスポーツイベントがあったなあ』
と1年を振り返ります。

しかし今年は、
例年とは違い3.11の震災がありましたので、
『この非常時にスポーツを、やって、見ていいのか』
という自問から、
『スポーツの持つ意義』
について、深く考えさせられた1年でした。

今もまだ震災の爪痕が色濃く残り、
通常の生活に戻ることどころではない被災者の方々が多く残っている我が国。
そのことに思いをはせながら、
1年を振り返ってみようと思います。

ベスト10形式です。



◇2011年 今年印象に残ったスポーツ


【選外】 ・ザックジャパン、アジアを制覇してW杯に、い~感じ。 
      ・King Kazのチャリティーマッチでの”渾身の”ゴール。
      ・魔物の棲む甲子園。
      ・名将、天に。西本監督、尾藤監督、与那嶺監督。

 選外では、上記の4つを選びました。ザックジャパンは、今年は1月のアジアカップの制覇から、だんだんチームも熟成して来て、今後に期待を持たせてくれますね。アジアカップ決勝での李の決勝ゴールの美しい弾道。まだ頭に残っています。そのサッカーでは、King Kazこと三浦和義が、大震災支援チャリティーマッチで見事にゴールを決めました。彼の今年のゴールは、この一本だけです。やっぱり”やるときはやる男”、何かを持っています。甲子園では、9回の大逆転が観衆を沸かせました。『甲子園常連』の帝京、横浜が魔物の罠にかかり、大逆転負けで甲子園を去ったのには驚きましたね。そして最後に、訃報も相次ぎました。今年は”名将”と言われる人たちが天に召されました。パ・リーグの名将・西本監督は11月に、甲子園の名将・尾藤監督(箕島)は震災の直前に、この世を去りました。日本にメジャーの風を送り込んだ日系プレーヤー、与那嶺要氏の訃報も耳にした1年でした。



≪第10位≫  パ・リーグCS争い。最終戦の大逆転で決着。

今年のパ・リーグは3位争いが熾烈を極めました。9月の声を聞くまで大きく負け越していた西武とオリックス。しかし9月になった途端に猛烈な勢いで勝ち始めました。勝率8割近いこの両チームのデッドヒートは、10月のシーズン最終戦までもつれ込み、最終戦西武が〇、オリックスが●で大逆転の決着となりました。両チームのファンにとっては、毎日ががけっぷちの戦いで、スリリングでしたね。ファンにしてみれば『どうしてもっと早く、こんな感じで勝っていかなかったんだよ~』と恨み節の一つでも言いたくなるようなシーズンの戦いでしたが、勢いに乗った西武はCS第1ステージで、日本ハムに連勝してファイナルステージに進出しました。ファイナルステージではSBに【順当負け】でしたが、第1・第2ステージでこの戦いに参加したSB・川崎、杉内、和田、ホールトン、日ハム・ダルビッシュ、西武・中島、帆足、フェルナンデスらが大量に移籍。元のユニフォームでの彼らの活躍は、見納めになりました。


≪第9位≫   ラグビーワールドカップ。日本大惨敗!

ラグビー好きにはたまらないイベントが、4年に一度のラグビーW杯。今年はニュージーランドで行われ、オールブラックスが見事に第1回以来久しぶりのVを成し遂げました。大会自体は大いに盛り上がったものでしたが、日本ではほとんど放送されることもなく、ひっそりと開幕し、そして閉幕していきました。その要因は、なんといっても日本代表のふがいなさに尽きると思います。オールブラックスの伝説の選手であった闘将・カーワンに代表チームを任せて約5年。期待を持ってみていましたが、日本代表は進化を遂げるどころか明らかに退化していました。というよりも、世界で戦えないことが明らかになったといっていいかもしれません。大会の前に『国際試合』だと言われていたパシフィックネーションズカップや代表戦などに順調に勝利して『勘違い』してしまった日本代表、W杯というまさに【本番】では、各国は正に本気モード。これまで対戦したようなチーム状態ではなく、チーム力を上げてきていました。対する日本は、『まあ勝てるだろう』というような甘い考えがすべて粉々に吹き飛ばされてしまい、当分は立ち直れないような状況に追い込まれていってしまったといってもいいでしょう。それでも、2019年には日本でワールドカップが開催されます。世界的指導者⇒いない、観客→少ない、競技人口⇒少ない、強化費⇒少ないと、ないないずくしのこの状況の中、どのように強化していくつもりでしょうか。長い長い旅が、始まってしまいました。


≪第8位≫   大大関・魁皇ついに引退。代わって琴奨菊が大関へ。

激震に揺れた大相撲の看板を大横綱・白鵬とともに背負って最多勝を達成した大大関・魁皇がついに引退しました。名古屋場所での引退は、ワタシにとっては本当に無念でした。彼の最後の勇姿を見届けようと、秋場所には国技館へ観戦に行こうと計画していた矢先の引退で、まさにガックリという放心状態が、しばらく続いてしまいました。そんな大相撲の金看板を背負うべく、久しぶりの日本人大関として、琴奨菊が秋場所後に大関昇進を果たしました。キップのいい押し相撲には、多くの大相撲ファンが期待しています。そして九州場所後、やや物議をかもしましたが稀勢の里も大関昇進が決定。場所前に師匠を亡くすという厳しい状況の中10勝した相撲にも、期待が集まっています。二人の日本人大関。頑張ってほしいものです。


≪第7位≫   強かった!ソフトバンク・ホークス圧巻の日本一!

プロ野球では、純粋にソフトバンクの力が他を圧倒していたシーズンでした。日本シリーズでは落合・中日と対決。なかなか自分たちのペースに持ち込めず連敗からのスタートとなりましたが、そこは大きく力で上回る若鷹軍団。最後は余裕で突き放してのV達成でした。王監督がまいた種が大きく育ち、秋山監督が見事な采配で刈り取っての7年ぶり日本一。福岡の街は大きく盛り上がりましたね。


≪第6位≫   西岡利晃 ボクシングの聖地・ベガスで歴史を作った!

10月、WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、チャンピオンの西岡利晃が見事な戦いで挑戦者のラファエル・マルケス(メキシコ)を判定で下し、王座を防衛しました。戦われた場所はあのラスベガス。日本人の王者がラスベガスで防衛戦を行ったのも初めてなら、勝ったのも初めて。スーパーチャンプ・西岡ならではの素晴らしい戦いぶりでした。30歳を大きく超えてチャンピオンになった西岡。苦難の道を乗り越えた先には、本当に素晴らしい世界が待っていましたね。これで【NISHIOKA】という名前も、世界にとどろきわたったことでしょう。来年はついに、スーパースターの筆頭候補である、ノニト・ドネア(フィリピン)との世界王座統一戦も企画されている模様。世界のレフティー、モンスターレフトを持つ西岡のビクトリーロード、まだまだ続いていきます。


≪第5位≫   次はだれ??超一流のスーパースター、続々とメジャーへ!

日本球界としては、ほっておいていいのでしょうか。大いなる疑問も湧き上がる今シーズンオフの一流選手の大量流出。言わずと知れた日本のエース・ダルビッシュがポスティングでメジャー挑戦を表明したのをはじめ、楽天・岩隈、SB・和田、川崎、ヤクルト・青木に西武・中島など、正に各チームの看板選手たちが、そろって海外へ挑戦していきます。ダル、岩隈、和田、(杉内)に川崎、中島が抜けたパ・リーグ、来年はどうなってしまうんでしょうね。【グローバル化】はいいんですが、なんとなく口の中に苦いものが残った感じがするのは、ワタシだけでしょうかね?


≪第4位≫   大相撲春場所、中止!

これも大きなニュースでした。大相撲春場所が、力士や親方衆の野球賭博疑惑が払しょくされなかったことで、中止に追い込まれてしまいました。そして5月場所もなんだか【技能審査場所】なんてことになって、『記録は残すけど本場所じゃない』なんて、国会答弁か官僚の言いぐさか・・・・・・ってな感じでオブラートにくるまれた場所になってしまいました。名古屋場所からは正常に戻りましたが、大相撲にとっては本当に苦難の1年でした。大相撲が正常に戻り、人気も回復していくのか?については、来年を待たなければならないでしょう。それにしても、お粗末な団体であることを白日の下にさらしてしまった相撲界、彼ら『お相撲さん』に対する世間のリスペクトの気持ちは、ほとんど失われてしまいましたね。あのガラガラな本場所の館内が、それを如実に物語っています。


≪第3位≫   春の選抜高校野球、震災のさ中に開催。

『春はセンバツから』この使い古された標語が、球児たちにとっては、どんなにか待ち遠しかったことか。3.11の震災を受けて、春の選抜を開催するのか否かについては、最後まで議論されました。しかし最後は『復興へのきっかけにしたい』ということで開催。しかしながら、鳴り物の応援禁止など、いつもとは雰囲気を異にした大会でした。被災した宮城県から東北高校が甲子園にやってきて、敗れはしましたが万雷の拍手を受けていたのを聞いた時、ワタシは『スポーツのチカラ』を改めて感じることが出来ました。運営や出場校の調整など、難しい事ばかりの大会だったと思いますが、ワタシは『やってよかった』と心から思いました。


≪第2位≫   なでしこジャパン 世界一!!

女子サッカーW杯で、日本女子代表チーム【なでしこジャパン】が見事な戦いぶりで、決勝で宿敵・アメリカを下して世界一を達成。嫌なことばかりで辟易していた日本中に、勇気と希望と・・・・・・・・たくさんのものを与えてくれました。大会前後から流され続けたなでしこたちの苦闘の歴史と状況。そんな状況の中でも、志を高く持ち、決して悲観的にならずいつも明るくプレーするなでしこたちには、本当に勇気づけられました。日本の誇る素晴らしい彼女たちだと思います。その後の生活の激変で色々と難しいことも出てきているとは思いますが、『なんでも楽しんじゃえ!』という感じで、これからも明るく日本を照らし続けてもらいたいですね。それにしても澤の決勝での同点ゴール、震えが来るほど感動しましたね。


≪第1位≫   春も夏も・・・・・東海大相模・日大三が連続V! やった~!

極私的ですね。何しろこの両校の所在する地域に住んでいるものですから。こんな幸せあってもいいのかというぐらい、今年1年は高校野球には楽しませてもらいました。ワタシのスポーツの1位は毎年高校野球になることが多いんですが、そんなワタシにとっても今年は特別な年でした。春の東海大相模はシンプルに『攻めて、攻めて、攻めまくる』が徹底されていたアグレッシブなチームでしたね。低いライナーとスキを突く走塁。今までの東海大相模にはなかった、キレを感じさせるチームに仕上がっていました。ナタのようなチームからナイフのような鋭いチームカラーへ、チームの変革は見事に成功しましたね。願わくば、夏も甲子園に姿を見せてほしかった。夏の日大三は、ワタシにときめきを与えてくれたチームでした。ビックリ箱のような、どこからどんな凄いものが飛び出すのかが全く予測できない打線、そしてその打線に支えられ黙々と投げ続ける”静かなる剛腕”。ワタシの高校野球史に残る【大好きな】チームとなりました。ワタシの自慢?この両校の試合、つぶさに何度も見てきたことです。『ほれてまうやないか~~~~』という両チームの活躍が、やっぱり今年のNO1です。



ということで、
今年も残りわずかとなりました。

来年も、
素晴らしいシーンが続出して、
スポーツを楽しむことが出来ればいいなと思っています。

平和であり、
スポーツが楽しめる環境があることを祈念して、
締めとさせていただきます。

今年1年、
ご覧くださってありがとうございました。

それでは、
よいお年を。


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