SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ウィンブルドンの死闘

2010年07月09日 | テニス

6月から7月にかけて、
まあいろいろなことが起こりました、
スポーツの世界。

もちろん、
サッカーワールドカップの激闘が一番で、
日本の勇姿と他国選手の驚きのプレーの連続には、
連日”息つく暇もない”というのが実感です。

しかし、
大相撲のように目を背けたくなるニュースもあります。

ルーティーンで行われていることとしては、
プロ野球が盛り上がらないながらも毎日試合を消化していますし、
(巨人戦の6月の平均視聴率、6%ぐらいなんですってね。ひどい数字ですね。いくらサッカーに関心が移っている時期とはいえ、これでは”ほとんどの人が関心を寄せていない”レベルですね。何とかしないといけませんよ、巨人さん。)
高校野球も始まりました。

ゴルフもメジャー大会が散りばめられて、大人(?)の関心を集めています。


だからというわけではありませんが、
書きたくてしょうがなかったことを、
書くのが大幅に遅れてしまいました。

テニスの世界最大のトーナメント、
ウィンブルドン1回戦での出来事です。

報道で知っている人も多いと思いますが、
ジョン・イスナー(米国)対ニコラ・マユ(フランス)
の対戦で、

6-3 3-6 6-7 7-6 70-68

というスコアが出ました。
2日にわたり、
11時間超という信じられない長い対戦の結果です。

何でこんな結果になるかというと、
ウィンブルドン大会だけは、
昔からの伝統で最終セットのみタイブレークがない方式になっているからです。

要するに、
最終セットは2ゲーム差つくまで延々と行われるとのことなんです。

しかし、
試合ですからどこかで終止符が打たれ、
長くても10-8ぐらいで終わるのが今までの通例・・・でした。

それが。
70-68!!!

信じられません!!!

テニスの試合で11時間!!!

野球の11時間とは違いますよ!

なにせ、
1-1の戦いなんですから。
逃げ場はありません。

実際にこの試合を見ていないのでなんともいえませんが、
ビッグサーバー同士の【(サービスゲームの)キープ合戦】になったことは、
想像に難くありません。


学生時代にテニスの選手だったワタシ。
自分の試合での最長時間を調べてみましたが、
5時間でした。

団体戦の”絶対に負けられない試合”で、
ワタシと相手のお互いが途中から思い切り打ち込むことが出来なくなってボールをつなぎだし、気がついたら1ポイント入るのに100回以上のラリーが延々と続く・・・・という泥仕合で、
隣で同時進行でやっていた試合が始まってから終わるまでで、
私たちの試合はわずか2ゲームしか終わっていなかった、
という”あほらしいにも程がある”様な試合でした。

このとき何を考えていたか・・・・・・
今になってはさっぱり思い出せませんが、
春先にやったこの試合でも、(確か12時過ぎぐらいに試合に入って、6時前ぐらいまでやっていました。結局ファイナルセット5-3というところで決着つかず。団体戦の決着がその間についたので、打ち切りとなりました。)
とんでもなく疲労したことを覚えています。
(次の日も試合でしたが、グダグダでした)

まあ、
レベルの全く違う試合でもそうなんですから、
ウィンブルドンの試合で11時間、
どんだけ~~~~
って叫びたくなるほどですね。

勝ったジョン・イスナー選手、
19時間後に行われた2回戦では全く試合にならず、
あっという間に敗れ去ってしまいました。

まあ、
仕方のないことですよ。

それにしても、
『もういいんじゃないか』
との思いを振り切って、
最後まで勝利への執念を見せ続けた両選手に、
大きな拍手を送りたくなったのは間違いありません。


このウィンブルドン、
男子シングルスでは、
なんとフェデラーが準々決勝で敗れる大波乱が起こって、
ナダルが優勝しました。

ナダルの筋骨隆々の左腕から放たれるスーパーショットの数々、
ワタシは大好きです。
そのナダル、
秋にはトーナメントで来日するそうですね。
場所は有明でしょうから、
ぜひ観に行きたいなあ。

また、
日本からウィンブルドンジュニアに出場した石津幸恵選手が、
見事準優勝に輝きました。

錦織選手に続いて、
テニス界はまた若き才能を輩出してきています。

いつの日か日本人選手があのセンターコートで、
優勝杯を高々と掲げる姿が見てみたいものですね。
(シングルスで、という意味です)




 


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