SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲名古屋場所 大変な場所の、予期せぬ終幕

2022年07月26日 | 相撲

名古屋場所千秋楽。

前日まで横綱・照ノ富士と平幕の逸ノ城が3敗で並び、
それを大関・貴景勝が4敗で追うという展開。

14日目にこの3人が揃って敗れて、
「なんだかなあ・・・」
の展開になってしまっていました。

迎えた千秋楽。
かなり前の方で相撲を取った逸ノ城は、
宇良をつかまえて楽に寄り切り。
3敗を守って結びの一番を待ちました。

結びは照ノ富士と貴景勝の対決。
貴景勝は逸ノ城が勝った時点で優勝の可能性がついえましたが、
そんなことはお構いなし、
というか妙に肩の力が抜けて照ノ富士に当たっていきました。

照ノ富士はもう、
ひざなどが限界だったんでしょうね。

貴景勝の当たりに抗しきれず下がって、
土俵際で突き落としたもののその前に足が俵の外の砂を掃いており、
残念ながら敗れてしまいました。

この結果、
まさかまさかの逸ノ城の初優勝。

新入幕から8年にして、
ようやくつかんだ栄冠。

いつも能面で表情を変えない逸ノ城の表情が崩れたのが、
印象的でした。

思えば逸ノ城。
角界でも1,2を争う体格と怪力の持ち主で、
新入幕の際は大活躍で「末は大関か横綱か?」と言われていたものの、
生来の気のやさしさが災いしてなかなか出世街道に乗れず。

一緒に来日した照ノ富士や、
後輩の霧馬山、豊昇龍などにも出世で先に行かれて、
ずっと後塵を拝する土俵でした。

しかし持っているものは超一流。
「いつ覚醒するのか?」
と言われてはや8年、
部屋のおかみさんも心配していたと思いますが、
ようやく大輪の花を咲かせました。


8年前の記事 ⇒ 大相撲秋場所  進撃の巨人 逸ノ城 - SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても (goo.ne.jp)


その頃はすぐにでも大関、横綱に上がると考えられていた(ワタシに)んですね。
いやあ、長くかかりました。

本人は優勝インタビューや会見で、
大関、横綱を狙うといっていますから、
来場所以降も期待しましょう。

これから30を迎えるにあたり本格化するかもしれません。


さ~て、
今場所を振り返るに、
なんだかものすごい場所でした。

それは優勝争いがすごかったというのではなく、
コロナで休場が相次いだという意味です。

幸いと言っては何ですが、
三役格以上の力士に、
大栄翔だけしか休場者が出なかったというのが本当にラッキーでした。

優勝争い佳境の時に、
照ノ富士やら貴景勝やらが休場していたら、
今場所はどうなっちゃっていたんだろうか?

それを考えるやに恐ろしい。。。。

ざっと上げただけでも、
休場者は大関・御嶽海、関脇・大栄翔に、
先場所優勝の隆の勝、優勝争いに絡んでいた琴ノ若、
鉄人・玉鷲に高安、遠藤、前半戦を盛り上げた翔猿、錦木、一山本、
その他、その他で幕内力士14人、十両力士7人が休場しました。

幕内7番、十両4番が飛んじゃった計算で、
こりゃあ興行としてはギリギリ成り立っている感じの苦しさでしたね。

このコロナ陽性者数の急増がどこまで続くのか、
今の時点では全く予測がつきませんので、
来場所も通常開催できるかどうか、
わかったもんじゃありません。

そして8月からようやく戻る予定だった巡業も、
ちょっと難しいのではないかと思います。

苦労の多い場所となってしまいましたが、
これもひとつの経験として、
より良い大相撲を構築する経験として、
昇華させてほしいと思います。

あの力士も出ない、この力士も出ないで、
アリーナに詰めかけたファンには大変残念なことだったと思いますが、
また足を運んでほしいですね。

ということで、
逸ノ城の優勝、
おめでとうございます。

しかしまたまた、
三役力士の負け越しがいないので、
番付が空かない!!!!

西2枚目で優勝した逸ノ城、
そして東筆頭で勝ち越しの霧馬山、
その処遇は一体どうなるのでしょうか?

ワタシの考えでは、
三役に叶う力士については、
張り出しを作ってでもあげてやるべきだと思います。

張り出し東関脇豊昇龍、西関脇逸ノ城、
小結に霧馬山。。。。

それが人の道ってもん。

よろしく、番付編成会議の人たち。




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