野球の季節は、
夏に最高潮を迎えます。
新聞の紙面を見ても、
日本のプロ野球に始まって、
MLBの話題、
そして開始された夏の甲子園予選の話題・・・・・
野球の話題には事欠かない季節となってきました。
日本のプロ野球の話題はひとまず置いて、
MLBの日本人選手の話題を。
まずいつも最初に来る、
イチロー選手の話題。
いうまでもないくらいの活躍ですね。
ネガティブな話題といえば、
WBCの影響で胃潰瘍をわずらい、
開幕8試合を欠場したことぐらい。
【自分の開幕】
を迎えると、
あとは打つわ打つわ・・・・・・
とんでもないくらいのシーズンになりそうですね。
技術的には、
本当に完成の域にあると感じることが多くなってきました。
≪芸術的≫
であるとさえいえるでしょう。
イチロー選手がヒットを打った瞬間の写真をよく見かけますが、
低めの球に対してバットのヘッドが下がって、
【縦】になっている状態のことがあります。
正直、
他の選手の同じような写真では、
こんなものは見たことがありません。
イチロー選手は、
体やバットがどんな状態になっても、
とりあえずヒットを打つ角度(芯)にボールを当てる技術を持っている、
これ以外に言いようがありません。
テニスを思い浮かべてもらうとよく分かると思います。
高い球(サービス・スマッシュなど)にはラケットが縦で面が上向き、
通常の球(ストローク)にはラケットが横で、面も横向き、
地面すれすれの低い球にはラケットが縦で面が下向き、
そして、
面はいずれもボールを【捉えて】います。
それは、
ラケットが面だからだと思っていましたが・・・・・・
イチロー選手は、
あの細いバットでそんなことが出来るんですね。
しかも、
打たせまいとピッチャーが縦横に投げ分けてくる球に対して。
イチローの打撃理論について、
もっと突っ込んだ話が聞きたくなりました。
(誰かインタビューしないかなあ。NHKあたりでやらないかしらね~)
その順風満帆のシーズンに見えるイチロー選手に対して、
ケガとの戦いに明け暮れ、
非常に厳しいシーズンを送っているのが松井秀樹(松井)選手。
松井選手は、
ヒットメーカーと長距離砲という違いがあるとはいえ、
日本での評価はイチロー選手と同等。
MLB挑戦数年間は、
順調に成長している印象があったのですが、
手首骨折という数年前のケガから、
何か歯車が少しづつ狂っていっているような印象を受けます。
ヤンキースという球団の特殊性もあるでしょうが、
活躍できなければこき下ろされるシビアな世界。
やはり
『活躍するしかない』『打つしかない』
と思います。
ここに来て、
4試合で3発。
いよいよゴジラの逆襲が始まったのでしょうか!
どんな逆境にも『めげない』イメージのある松井選手。
どうか頑張ってください。
投のスーパースターといえば松坂。
しかし彼も、
WBCで早く仕上げすぎた反動か、
はたまたキャンプをじっくりやっていないからなのか、
調子が上がらず、
マイナーでの調整を余儀なくされています。
ある意味彼にとって、
プロ生活最大の試練の年かもしれません。
しかし彼のWBC・キューバ戦での投球が頭から離れません。
『あの投球をしていれば、大丈夫』
いつも思っています。
必ず『もっと大きくなって』復活してきてくれることでしょう。
レイズ・岩村も復帰に向けて順調だとのことです。
ある意味、
最もMLBに順応する男、岩村。
来年は涼しい顔で、
メジャーの中心選手として復帰していることでしょう。
ワタシの大好きな斎藤投手・黒田投手。
二人とも、
≪価値ある投球≫をどんどん見せて欲しいと思います。
岡島投手も、
相変わらずの安定感と信頼感は、
1試合ボコスコになったぐらいじゃあ揺らぎません。
あとの選手にとっては、
厳しい現実と向き合う結果となっていますね。
松井稼・福留両選手は、
日本にいたときとのプレースタイルを、
大きく変える必要が突きつけられているものの、
上手くその課題に取り組めていないように感じます。
川上・上原等の投手も、
スタイルの変化に取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。
長谷川・斎藤・岡島・・・・・・
大成功を収めた投手達を見れば、
自ずとその答えは出てくると思います。
そのほかの選手達も、
頑張ってください。
特に一歩一歩階段を上ってきつつある田澤投手と、
またまたアメリカにやってきた高津投手。
新旧マイナーリーガーの、
メジャー昇格に期待しています。