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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球 21世紀枠候補の紹介

2012年12月29日 | 高校野球

さて、
年の瀬になり、
今日は御用納め。

1年を振り返りたいところですが、
それはまた後日ということにして(30日にアップする予定です)、
サッカー・ラグビーなどのウィンタースポーツの話題が花盛りな季節の中で、
ちょっと≪箸休め≫的に来春のセンバツ、21世紀枠候補のご紹介をサラッとしちゃいましょうか。

21世紀枠は、
出来た頃は2校選出(+希望枠というのが1枠ありました)、
そして数年前からは3校選出となっています。

しかしながら来年は85回記念大会ということで、
出場校数が例年の32校から36校に増えるので、
この21世紀枠も例年の3校から4校出場に1校増枠されます。

ということで、
ここで紹介する学校にとっては、
4/9の確率ですから、
その期待度も例年より大きく膨らんでいることでしょう。

1月末にはいよいよ、
選抜代表校の選考が行われ、
正式に36校が選出されます。


さて、各地区から選ばれた代表校です。



北海道;遠軽高校
まだ春夏の甲子園出場のない道立校。
秋季北海道大会4強。
近年力をつけ、05、06、11、12年と夏の北北海道大会で準優勝を飾った北北海道の強豪。

東北;いわき海星(福島)
1934年創立の県立校。旧校名は小名浜水産。
震災被害校ながら、2年連続で県大会16強入り。
春夏ともに甲子園出場経験はなし。

関東;日立一(茨城)
1927年創立の県立校。
85年夏の甲子園に出場。
今秋は茨城県大会8強。文武両道の評価の高い学校。

北信越;五泉(新潟)
1921年創立の県立校。
甲子園の有力候補に何度か上がりながら、いまだ出場はなし。
学校周辺の清掃活動や周辺住宅の除雪作業の手伝い等、地域貢献が評価。
今秋は新潟県大会4強で北信越大会出場。

東海;豊川(愛知)
1928年創立の私立校。
ご存じ、高校駅伝の新興強豪校。男子優勝、女子も昨年優勝と一足先に全国制覇を達成。
野球部は春夏ともに甲子園出場なし。
コンスタントに好成績を残したことが評価。SB・森福の母校。

近畿;堀川(京都)
教育界では知らぬ人はいない『堀川の奇跡』を成し遂げた学校。
野球でもセンバツ出場となれば、話題になることは必至。
甲子園は56年センバツに出場し8強(2勝)。今秋は京都府大会16強。

中国;益田翔陽(島根)
06年に益田産と益田工が統合されて開校した県立校。
甲子園は58年夏に益田産、91年夏に益田農林で出場。
文武両道面などが評価。
今秋島根県大会優勝で中国大会出場と、9校の中では最も実力を備えたチーム。

四国;土佐(高知)
1920年創立の、中高一貫の私立進学校。
県下NO1の進学校として名高いが、甲子園ファンにとっては何と言っても『全力疾走の土佐』で有名。
春夏合わせ甲子園に10回出場し準優勝2度。なぜ土佐が21世紀枠に選出されたのかは謎。
おそらく土佐の甲子園カムバックを望む委員が多いせいだろう。
高知県大会4強、四国大会出場。

九州;門司学園(福岡)
07年に門司と門司北が統合して開校した中高一貫の県立進学校。
進学実績が高いことが文武両道と判断された。
春夏ともに甲子園出場なし。
今秋福岡県大会準優勝、九州大会出場。


インパクトという面では、
遠軽いわき海星五泉堀川土佐がいいような気がします。
しかし遠軽は、昨年同型の女満別が選ばれているため、地区の選出バランス的にどうかという疑問がつきます。

いわき海星は間違いないのではと思われていましたが、
仙台育英が『明治神宮枠』を取ってきて、なおかつ今大会特別に『東北枠』も作られているので、
例年2校選出なのに今年だけ5校の代表枠というのは、
やはり他地区とのバランスを欠くのでは・・・・という意見が出される可能性もあります。

五泉は選出されるバランスとしてはいい学校ですね。
たぶん異論は出ないと思われますし、今年の”豪雪”も彼らの背中を押す要因になるかもしれません。

堀川も、話題性十分で、選出の有力候補ではないかという気がしますが、
実力的には9校の中でやや劣るとみられるため、そのあたりで異論が出ないとも限りません。

土佐は実力、好感度などを兼ね備えているものの、
甲子園で2度の準優勝に輝き、なおかつ平成に入ってからも出場しているという点で、
『21世紀枠』にはそぐわないという意見が出ることも。

その他では門司学園、益田翔陽がどう判断されるかは、
『やってみなければわからない』
というところですね。


しかし近年の21世紀枠の選出は、
その学校が所在する地区の高野連の熱意などが、
選出に大きくかかわっているとも言われています。

プレゼン上手の高野連の地区が最後に代表をさらっていく・・・・
そういったことが起こるのでしょうか。


いずれにしても、
出場することで『孫子の代まで語り継げる』とまで言われる甲子園という大舞台。
頑張っている球児たちに、
朗報が届くといいですね。


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