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[WBC] 日本代表世界一と西岡のプッシュバント

2006-03-23 | Sport
WBC(ワールドベースボールクラシック、野球国別対抗戦)、日本代表がキューバ代表を下して、世界一の座を手にしました。

MAJOR.JP | ワールドベースボールクラシック

メディアには取り上げられにくいながらも、とても大きな西岡によるプレーがありました。

決勝戦、8回裏に6-5と1点差に追い上げられ、何としても追加点の欲しい9回表。
金城がサードのエラーで出塁、川崎が送りバントするも、キューバのサードが二塁へ好送球を見せ失敗。

キューバの内野の肩の強さは日本からするとかなりの脅威で、バント失敗直後という事もありかなり難しい場面でしたが、なんとそこで西岡はセカンド前へのプッシュバントを選択。

キューバのセカンドは捕って投げようとした時には既に西岡は一塁へ。一死一二塁とチャンスが広がりました。そしてイチローのタイムリーへとつながります。

王監督・イチローがあっての日本代表でしたが、その影で西岡もその演出にかなり重要な役割を果たしていました。


(西岡のプッシュバント暦)
西岡を(ある意味)代表するのが、このプッシュバントというプレーですが、実に要所で決まっています。

1.2005年4月10日 日ハム戦
二回、大塚が2ベースで出塁し、無死二塁の場面でセカンド手前へプッシュバント成功。無死一三塁に。
プロ入り二度目の急造二塁手で、一回にエラーを犯した小田選手のところへプッシュバント。ある意味えげつないというか、大物ぶりを見せつけたプレーでした。

西岡は4打数3安打、チームもそれに乗せられ10-2で大勝。この日チームは単独首位に浮上し、西岡と共に、チームのその先の快進撃を予測させる試合となりました。


2.2005年10月22日 日本シリーズ 阪神戦
1-1に追いつかれた5回。渡辺正がヒットで出塁し、キョロキョロして何かを狙っていると思うと、セカンド手前へプッシュバント。無死一二塁となって、阪神を混乱に落としいます。直後井川にロッテは連打を浴びせ4-1に。

チームは10-1で霧コールド勝ち。第一打席11球粘って次の今江のHRを呼び込み、第2打席でも10球ねばるなど、球数を投げさせるパターンの一番打者の役割を存分にこなしました。
ロッテはそのまま阪神を圧倒し、日本シリーズ4連勝。そのスタートは西岡でした。

3.2006年3月21日 WBC キューバ戦
6-5と追い上げられ、9回表。金城がサードエラーで出塁。川崎バント失敗後、守備の堅いキューバのまさに隙を突く二塁手前へのプッシュバント。一死一二塁。その後日本はキューバから4点を奪取。勝利を確実にしました。

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