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ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
2017年 平成29年
7・30(土)
カハン族の王の話
それは誰にも起きること
姫野です。
今日も京都は蒸し暑い晴れの一日でした。
いや~、ど~もいかがお過ごしでしょうか。
もう毎日蒸し暑いですね。
朝セミがうるさいほどに鳴いています。
朝露の 木の間もれくる 蝉しぐれ
晴れ間も青き 空の影かな
修一郎
もうすぐお盆です。
ふと亡き人を想い、偲ぶ機会とも言えます。
また、自分の死も考える機会とも言えます。
さて、そこで
幸せのために、老いや死について考えて
みましょう。
餓鬼事経にこんな話があります。
カハン族の王
遠い昔の話です。
カハン族の王は最愛の息子を失った。
「あ~、息子よどこへ行った?こんなに早く
私を見捨ててどこへ行った」
と嘆き悲しみ、仕事も手につかずふさぎ込み
ベッドに寝込んでうわごとばかり言っていま
した。
これではカハンの民が困ります。王を補佐して
いた頭のよい王の弟は一計を案じます。
「ウサギを取ってくれ、ウサギを取ってくれ!」
と大声で叫びながら街をうろつきます。
町中の人は、気がふれたと思いました。
執事が王に報告します。
「王よ起きて下さい。弟様がうさぎ、うさぎ
と叫びながら街をうろついています」
カハンの王は、それを聞いてさすがに
それは寝てもおれないと、ベッドから起き出し
街へ出かけます。
「弟よ、ウサギ・ウサギとお前は
どんなウサギが欲しいのだ。お前の望みは
おれが叶えてやるぞ」
「王よ私は月のウサギが欲しいのです」
「あ~、お前は気がふれてしまった。
お前は望むべきでないものを望んでいる。
どうして月のウサギなど取れるのだ」
王の弟はここで答えます。
「王よ、あなたは摂理を御存じです。この世に
死なない息子を望んで叶う人がいるでしょうか」
ここで王はハタと気づきます。
「あ~そうだ、お前は私の心の悲しみの毒矢を
抜いてくれた。
そうだ、人は必ず死ぬという無情な真理がある。
そう私はもう嘆き悲しむまい」
人生ではいろんな悲しい出来事も起きてきます。
望んで叶わない哀しみもあります。
あなたにも、ときに悲しい出来事が起き
あなたを強い苦しみや悲しみや後悔の念が
襲うこともあるでしょう。
でもそれは
誰にでも起こることです。
冷静にありのままに受け入れざるを得ません。
あなただけが、生涯楽しいことだけで
人生を送ろう。と望むのは叶わぬ願いです。
このお話は
事実はありのままに受け入れて
冷静に人としての智慧を磨くことが
苦しみから免れる道だという
仏教の教えのお話になります。
う~む、その通りだな~と感じますが
あなたはいかがでしょうか。
ではでは
愛を込めて!
姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
今日も笑顔でニコッとね。
何であれ、そこに愛が流れてこそ
はじめてこころから楽しくなります。
幸せはごく自然な
あなたの命の本来の属性です。
よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
(聖心寺・聖心神社)
http://seisinji.net/index.html
僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
お読みいただけると嬉しい。
本の少し詳しい内容とお求めは
http://himeno3.blog89.fc2.com/
姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
http://siawase1.at.webry.info/
このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/
ご意見・ご感想などはこちら
姫野メルアド ANA38655@nifty.com
生涯かかっても実現できないような
大きな夢を持ちなさい
案ずるな、必ず救うてやる!
いつも響く仏の声です。
ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
2017年 平成29年
7・30(土)
カハン族の王の話
それは誰にも起きること
姫野です。
今日も京都は蒸し暑い晴れの一日でした。
いや~、ど~もいかがお過ごしでしょうか。
もう毎日蒸し暑いですね。
朝セミがうるさいほどに鳴いています。
朝露の 木の間もれくる 蝉しぐれ
晴れ間も青き 空の影かな
修一郎
もうすぐお盆です。
ふと亡き人を想い、偲ぶ機会とも言えます。
また、自分の死も考える機会とも言えます。
さて、そこで
幸せのために、老いや死について考えて
みましょう。
餓鬼事経にこんな話があります。
カハン族の王
遠い昔の話です。
カハン族の王は最愛の息子を失った。
「あ~、息子よどこへ行った?こんなに早く
私を見捨ててどこへ行った」
と嘆き悲しみ、仕事も手につかずふさぎ込み
ベッドに寝込んでうわごとばかり言っていま
した。
これではカハンの民が困ります。王を補佐して
いた頭のよい王の弟は一計を案じます。
「ウサギを取ってくれ、ウサギを取ってくれ!」
と大声で叫びながら街をうろつきます。
町中の人は、気がふれたと思いました。
執事が王に報告します。
「王よ起きて下さい。弟様がうさぎ、うさぎ
と叫びながら街をうろついています」
カハンの王は、それを聞いてさすがに
それは寝てもおれないと、ベッドから起き出し
街へ出かけます。
「弟よ、ウサギ・ウサギとお前は
どんなウサギが欲しいのだ。お前の望みは
おれが叶えてやるぞ」
「王よ私は月のウサギが欲しいのです」
「あ~、お前は気がふれてしまった。
お前は望むべきでないものを望んでいる。
どうして月のウサギなど取れるのだ」
王の弟はここで答えます。
「王よ、あなたは摂理を御存じです。この世に
死なない息子を望んで叶う人がいるでしょうか」
ここで王はハタと気づきます。
「あ~そうだ、お前は私の心の悲しみの毒矢を
抜いてくれた。
そうだ、人は必ず死ぬという無情な真理がある。
そう私はもう嘆き悲しむまい」
人生ではいろんな悲しい出来事も起きてきます。
望んで叶わない哀しみもあります。
あなたにも、ときに悲しい出来事が起き
あなたを強い苦しみや悲しみや後悔の念が
襲うこともあるでしょう。
でもそれは
誰にでも起こることです。
冷静にありのままに受け入れざるを得ません。
あなただけが、生涯楽しいことだけで
人生を送ろう。と望むのは叶わぬ願いです。
このお話は
事実はありのままに受け入れて
冷静に人としての智慧を磨くことが
苦しみから免れる道だという
仏教の教えのお話になります。
う~む、その通りだな~と感じますが
あなたはいかがでしょうか。
ではでは
愛を込めて!
姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
今日も笑顔でニコッとね。
何であれ、そこに愛が流れてこそ
はじめてこころから楽しくなります。
幸せはごく自然な
あなたの命の本来の属性です。
よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
(聖心寺・聖心神社)
http://seisinji.net/index.html
僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
お読みいただけると嬉しい。
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大きな夢を持ちなさい
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