伊勢の御息所

☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
　世界中のすべての方が幸せにありますように！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
　２０１５年　平成２７年　
　９・２６（土）　


　　　　伊勢の御息所（みやすどころ）
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は曇り時々晴れのお天気でした。
　　
　ど～も、いかがお過ごしでしょうか。
　　
　今日は仕事の予定が変わって急な休みで
　予定が何もなかったので、1日ゴロゴロして
　本を読みながら過ごしました。

　食事はぶどう食パン1枚と、味噌ラーメン
　をいただきました。あとはいつも通りで、
　リンゴジュース入り牛乳とコーヒーを
　何杯も飲みます。

　　どんな食事がよいのかと誰しもが
　考えるところですが、僕はバランスよく
　いろんなものをいただくことを基本に
　しています。のり昆布めがぶの海藻類と
　ちりめんじゃこ、お豆腐と野菜は
　好きでよくいただきます。
　

　　夢にだに　見ゆとは見えじ　朝な朝な

　　　わがおもかげに　恥づる身なれば

　　　　　　　　　　　　　　　　伊勢

　　（意）
　　　　なかなかお逢いできないのでせめて夢で
　　　でもお逢いしたいはずですが、その夢でも
　　　お逢いしたくありません。
　　　　だって毎朝みる自分がやつれてお逢い
　　　するのもはづかしいから。

　　　　伊勢が逢えない恋人に贈った歌なので
　　　しょうか。あなたを想う苦しみで毎朝みる
　　　自分の顔がやつれてしまって、恥ずかしく
　　　て夢でも逢いたくありません。

　　　と言って女性らしく
　　　かわいく逆に「とても会いたい」という
　　　気持ちをうまく歌えているところが
　　　ニクイ！
　　　　
　　　今から約1100年前の平安の女性ではありますが
　　　伊勢が貴族にもてた理由がわかる気がします。

　　　こんな歌をいただくと「逢いに行かなきゃ」
　　　と思ってしまいます。
　　
　　　あなたはいかがでしょうか。

　
　さて
　幸せのために大切な６つのこと。
　のお話をしていました。

　前回は、
　生きるのがつらいと思ったときは
　１　自分の意識（固定観念）を見直す。
　
　というお話をしました。
　あとは
　２　食事を見直す。
　　　自分が食べているものを見直して
　　　みるのも大切です。
　
　３　人間関係を見直す
　　　今の自分の人間関係がこれでよいか

　４　お金・仕事を見直す
　　　お金・仕事に対する自分の考え態度がこれでよいか

　５　適度の運動をしているか
　　　健康を維持するために
　　　全身の筋肉維持と血行をよくするような
　　　運動をこころがける。
　　　
　　　健康状態が悪いときはつい「悪いほうに
　　　否定的に」考えが行きがちです。

　６　愛の受信拒否をしていないか
　　　ここが実は僕が一番言いたいところです。
　　　
　　　生きているのが辛いときこそ
　　　「ひそかに愛にこころをひらく」
　　　
　　　「愛」というのは口にするのは恥ずかしい
　　　言葉ではありますが
　　　幸せには欠かせないと想います。
　　　これについては次回にでも詳しく。


　　つづく…
　
　ではでは
　愛を込めて！
　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）


　今日も笑顔でニコッとね。


　何であれ、そこに愛が流れてこそ
　はじめてこころから楽しくなります。
　

　幸せはごく自然な
　あなたの命の本来の属性です。


　よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
　　（聖心寺・聖心神社）
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　僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
　お読みいただけると嬉しい。
　
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　できると信じればできる。

賀茂川の土手で想う６つのこと

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　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
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　２０１５年　平成２７年　
　９・２０（日）　


　　　　賀茂の土手で想う６つのこと

　　　　　　　　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は気持ちのよい爽やかな晴れの
　お天気でした。
　　
　ど～も、連休をいかがお過ごしでしょうか。
　敬老の日（僕の日です）秋分の日と
　続きますね。
　　
　今日は好天に誘われて、自転車で散歩と
　しゃれこみました。ちょっと用事があったので
　四条に行くと連休で人の波です。

　　これは今日はお寺に行くのはよそう。と
　もっぱら人の少ない通りを選んでのんびり
　散歩、賀茂川の丸太町の橋の付近のスーパー
　「フレスコ」（京都に多いチェーン店）で
　「たこ焼き」と「お彼岸のおはぎ」を買い
　賀茂川の土手に降りていただきました。

　おはぎは、きな粉・ごまは知ってましたが
　今日は抹茶味のおはぎもいただきました。
　「う～ん、悪くない」

　土手でさわやかな風を感じながら、山々や
　木々の緑・水の流れを眺めながらいただいて
　いると、「幸せだな～。ありがたいな～」
　と感じます。

　こんな安あがりなもので
　こんなに幸せでよいのだろうか
　人に笑われるかも…
　
　まあともかく
　僕の幸せがお金もかからず、
　すぐ身近にあることに感謝。
　
　
　　昨日だに　とはむと思ひし　津の国の

　　　　　生田の森に　秋は来にけり

　　　　　　　　　　　　藤原　家隆

　　（意）
　　　これまでも昨日ですら訪れたいと願っていた
　　　摂津の国の生田の森（今の神戸の生田）に
　　　今日は爽やかな秋の日になったので、やっと
　　　これたのだ。
　　　「いくた」に生田と行くをかけています。

　　　訪れたいと思っても、まだ暑すぎて行く
　　　時期ではないな～。と思っていて
　　　よい季節になったのでやっと訪ねられた。
　　　その感情のよく伝わる歌だと僕は感じます。

　　　そろそろ、
　　　京都も散策にお参りによい季節です。
　　　あなたも機会があればおこし下さい。

　
　さて
　幸せのために大切な６つのこと。
　をご一緒に考えてみましょう。

　まず
　１　自分の意識（固定観念）を見直す。

　　　自分が知らず知らず持っている固定観念。
　　　それが自分を苦しめている。

　　　「こんな自分ではだめだ」
　　　「こんな自分は生きている価値がない」
　　　そんな内面の葛藤を生む固定観念を
　　　持っている方は多いです。

　　　でも、自分をいたずらに苦しめている
　　　考え方は意識して改めないと
　　　外面的には成功者
　　　といわれていても幸せにはなりにくいです。

　　　自分が
　　「なぜかいまひとつ幸せとは感じられない」場合には
　　　意識してその固定観念を探し
　　　改めていくことがおすすめです。

　　いたずらに自分を苦しめる考え方を
　　持っていないか。
　　　折々に見つめるのは有益です。

　　　
　あなたはいかがでしょうか。


　つづく…
　
　ではでは
　愛を込めて！
　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）


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天平の美青年

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　２０１５年　平成２７年　
　９・１６（水）　

　
　　　　う～ん、人はなぜ苦しむのか
　　　　理性と欲望の衝突　３

　　　　興福寺の天平の美青年阿修羅の想い
　　　　　　　
　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は曇り時々雨のお天気でした。
　　
　ど～も、いかがお過ごしでしょうか。

　今日はトースト2枚とうどんをいただきました。
　ここのところ僕はヤマザキのレーズン食パンと
　北山通りの神戸屋のお店のガーリックトースト
　（189円）がお気に入りで、リンゴジュース入り
　の牛乳とともに毎日いただいています。

　夕暮れが少しづつはやくなっています。

　　　かけて思ふ　人もなけれど　夕されば

　　　　　面影たえぬ　　玉かづらかな

　　　　　　　　　　　　　　　　紀貫之

　（意）
　　　いまこの人と心にかけている女性はいない
　　　のだが、夕暮れとなると美しい女性の面影
　　　がうかぶことだなあ。
　　　（玉鬘とは美しい髪の美称で女性を意味）

　　　人はいくつになっても心のどこかに、
　　　素敵な異性との出逢いを求めているの
　　　ではと感じます。
　異性と限らず、素敵な人と出会うと
　　　いうことは、人生の大切な喜びのひと
　　　つと思います。　

　　　あなたはいかがでしょうか。　


　さて
　人はなぜ苦しむのかのお話の続きです。
　
　その原因のうち個人の内面での
　「理性と欲望の衝突」というのが
　人にやっかいな苦しみを生みます。

　幸せかどうかは、その人、本人にしか
　わかりません。

　傍からみて
　お金の心配がなくて羨ましい～
　奥さんがきれいでうらやまし～
　結婚できなくてかわいそう…

　など、いろいろ人は言います。
　でも、その本人が幸せでなければ
　幸せではないし、本人が幸せなら
　幸せなのです。（当たり前だ！）

　内面での葛藤をつねに抱えて、内心苦しみ
　やすらかでない人は幸せに暮らしていると
　は言えません。

　でも、誰もが程度にもよりますが葛藤を
　抱えて暮らしています。

　その解決法のひとつが、
　奈良興福寺の阿修羅像のお姿にある
　という話を前回しました。

　奈良興福寺の阿修羅像は謎です。

　阿修羅像は戦いの神で、普通鬼のような憤怒の顔を
　しているはずなのに、この興福寺の阿修羅像は
　すらっとしたきゃしゃな美青年です。
　少しまゆをよせ、内面に愁いを帯びているような、
　悩んでいるような表情だ、いや何かを決意した表情だ
　と誰もが感じるお顔です。

　僕はこの像は
　人が内面の戦い、葛藤から抜け出て
　苦しみから解放されたい。
　でもどんなに努力しても、
　どうしても自分の力ではできない。

　どうすればいいのか。

　自分の力の限界を知り
　個を超えた大いなる力、
　神仏にすがるしかない

　自分を投げ出して
　おまかせするしかない

　そう決意して手を合わせているお姿だと
　感じるのです。

　自分の未熟さ、愚かさ、限界を知り
　これを投げ捨て、大いなる働きにゆだねよう
　そうするしかこの葛藤から抜け出すすべはない。

　それを決意したばかりの
　祈り願う青年の姿

　それが奈良興福寺の阿修羅のお姿だと感じます。

　僕はそう思うのですが
　あなたはいかがでしょうか。

　しかし、
　いずれにせよ、この奈良の興福寺の阿修羅像は
　素晴らしい傑作だと感じます。
　天平の仏師に感謝いたします。


　ではでは
　愛を込めて！
　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）


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う～ん、人はなぜ苦しむのか。理性と欲望の衝突２ 興福寺の美青年阿修羅

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　２０１５年　平成２７年　
　９・１３（日）　

　
　　　　う～ん、人はなぜ苦しむのか
　　　　理性と欲望の衝突　２

　　　　興福寺の美青年阿修羅の想い
　　　　　　　
　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は曇りときどき晴れのさわやかな
　お天気でした。
　　
　ど～も、いかがお過ごしでしょうか。
まあ僕は相変わらずで「ぼちぼち」と
　いうところです。

　洪水で大変な思いをされている方も
　おありでしょうか。国内では安保・原発・辺野古の問題
　EUの今後・プエルトリコのデフォルトなどの経済問題
　僕の今晩の夜食の問題（そんなもの一緒にするな！）

　いやまあ悩むことには事欠きません。
　また恋に悩んでいる方もいるでしょう。
　

かはりゆく 気色(けしき)を見ても 生ける身の

命をあだに 思ひけるかな

殷富門院大輔
(いんぷもんいんのたいふ)

　　（意）
　　　あの方の態度そぶりを見ていると、心変わり
　　　したことが感じられる。そうするともう自分の
　　　命なんてどうでもいいなどと思ってしまうのだ。

　　　私たちは誰もが「好きだった人が嫌いになる」
　　　という想いも経験します。
　　　　かりに何があったとしても、変わらずに
　　　好きなままでいるということはできないもの
　　　だろうか。そんなことにも僕はなやみます。
　　　あなたはいかがでしょうか。
　　　
　
　さて
　人はなぜ苦しむのかの前回のお話の続きです。
　
　その原因のうち個人の内面での
　「理性と欲望の衝突」というのが
　人にやっかいな苦しみを生みます。

　いつでも合理的理性的判断に従って
　それに反する自分の欲望を簡単に制禦できる
　なら、何の問題も生じません。

　でも人はそうできていません。

　むしろ、欲望に負けることが
　愚かではあっても、より正直で人間的ではないか
　などとも感じたりします。

　こんな場合に苦しみから解放されるには
　どうすればよいのでしょう。

　さて、ここで話は急に
　奈良興福寺の阿修羅像のことになります。

　奈良興福寺の阿修羅像は有名なのでご存知と
　思います。画像はこちら↓
　https://www.google.co.jp/search?q=%E9%98%BF%E4%BF%AE%E7%BE%85%E5%83%8F&hl=ja&biw=1145&bih=643&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0CCIQsARqFQoTCNSv8o2p9McCFQkulAod8H0EGQ

　この阿修羅像は不思議です。

　「阿修羅」というのは戦いの神です。
　身体は筋肉質でたくましく
　顔は不動明王のような「鬼のような憤怒の表情」
　をしているのが普通です。

　それが奈良興福寺の阿修羅像は
　身長１５２センチで、すらりとした細身
　お顔は眉を寄せた美青年です。
　阿修羅の特徴の３面の顔と６本の腕で
　かろうじて阿修羅像とわかるという感じです。

　なぜ、こんな阿修羅像になっているのでしょう。

　この阿修羅像を拝むとき
　あなたは何を感じますか。

　この興福寺の美青年阿修羅は
　心に何を想っているのでしょう。

　僕はこれが
　今回の課題の解決法のひとつだと感じます。

　
　つづく…

　
　ではでは
　愛を込めて！
　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）


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う～ん、人はなぜ苦しむのか。

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　９・６（日）　

　
　　　　う～ん、人はなぜ苦しむのか
　　　　理性と欲望の衝突
　　　　　　　
　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は雨の1日でした。
　　
　ど～も、いかがお過ごしでしょうか。
　京都はここのところぐずついたお天気です。
　ただ朝晩は少し過ごしやすくなってまいりました。

　なんやかやとしていると、
　夢のように月日は過ぎ行きますね。

　今日僕は雨がちょっとやんだすきに自転車で
　出かけて、帰りに賀茂川べりですこし濡れながら
　のんびり小雨の景色を楽しんでいたら
　本格的に降り出してびしょぬれになりました。
　
　まあでも、濡れれば濡れたでもう楽しく
　なってしまいました。


　　　見てもまた　逢ふ夜まれなる　夢のうちに

　　　　　やがてまぎるる　我が身ともがな
　
　　　　　　　　　　　　　紫式部（源氏物語より）

　　（意）
　　　今夜お会いしても、お会いすることも稀なので
　　　夢のように感じられます。
　　　　この夢とともに消えてしまいたいと願って
　　　しまいます。

　　　たしかに、はかないと言えば言える人生です。
　　　好きな異性と楽しいひとときを過ごしているときに、
　　　「もうこのまま消えてしまえたら」と
　　　ふと思う心情の伝わる逢瀬の歌です。

　　　もっとも、僕はそんな甘い一夜を過ごした
　　　ことはありませぬ。トホホ…
　　　あなたはいかがでしょうか。


　さて
　仏教では「苦しみからの解放」
　抜苦与楽（ばっくよらく）を説きます。　　

　「すべての人が幸せに生きるにはどうしたら」
　と考える僕も当然関心があります。

　人はなぜ苦しむのか
　
　そう、まずなぜ苦しむのか
　ということが問題となります。


　もちろん
　人生ではいろんなことが起きてきて
　いろんなことで苦しみます。

　肉体的な疲労・病気・事故によるケガ
　お金・仕事・人間関係・老い…

　人生の場面場面でそれぞれの課題・問題に
　直面します。

　しかし、苦しみはその人の内面の問題です。
　同じことでも、その人が苦しみと感じなければ
　苦しみではないわけです。（当たり前だ！）

　その原因のうち個人の内面での
「理性と欲望の衝突」というのが
　人にやっかいな苦しみを生みます。

　理性的に合理的に判断すれば
　そうすべきではないのだが

　つい感情に負けてしまう

　浮気や不倫などと昔から騒がれるのも
　こういった場面のひとつです。

　またお金がないのに
　ギャンブルで一攫千金となけなしのお金を
　使い、借金までしてしまう。

　つい感情に負けてしまうというのは
　あるいみより人間的ではないか
　正直な人間といえば言えるのではないか
　とも人はまた感じます。

　でもそれで当人が本当に幸せなら何も
　言うことはないのですが
　多く当人もそれで苦しんでいるから
　問題となります。

　理性と欲望の衝突

　こんな場合に
　どうすればよいのでしょう。

　あなたはどうされますか。


　つづく…

　
　ではでは
　愛を込めて！
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