夢で愛ましょう!すべてのひとが幸せにあるために  姫野修一郎

どうしたら幸せに暮らせるのか。ご一緒に考えてみましょう。あなたにたくさんの祝福がふりそそぎますように!

バーミヤンの石仏は誰が破壊したのか?

2017-03-26 21:45:39 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・26(日)


  バーミヤンの石仏は誰が破壊したのか

                
 姫野です。
 今日京都は午前中曇り午後から雨の
 お天気でした。 
 

   賀茂川に 燈(ひ)ともす頃や 春の雨

                修一郎


  (意)
   春分もすぎ、昼も長くなってきました。
   「あ~、もう夕方か」家路につかないと。
   と賀茂川に映る川あかりをみて、
   イケメンが歌った歌です。


   昨日・今日といろいろ人生について、
   先人の聖者の教えについて
   覚醒・さとりについて考えをめぐらし
   ながら過ごしました。


   自分の暮しだけでも手一杯で
   特別の才能のない僕が、どうしたら
   少しでも世の人のためになることが
   できるだろう…。
    そんなことも思います。
    

   まあ僕の趣味ですね。

    おもしろき こともなき世を おもしろく

      住みなすものは ・・・・・・


   今日は昼は餃子とポテトサラダ、宇和島じゃこ天
   をいただきました。夜はこのあとパスタを茹でで
   いただこうかと思っています。


 さて
 幸せのために
 バーミヤンの石仏は誰が破壊したのか
 について考えてみましょう。


 もう2003年のことですが
 アフガニスタンのバーミヤンの53メートルの
 石仏が、タリバンによって破壊されました。


 なんとなく仏教徒の僕としても
 「あ~、なんてことを!」ととても残念に
 思っているので事件の報道はよく覚えています。


 これについて
 イランの映画監督のコメントを僕はつい最近知り
 深く共感しました。


 仏像と言っても
 もとは石です。偶像です。
 それが破壊されても、信仰は破壊は出来ません。

 しかし
 仏像はまた、人々の敬虔な祈りの対象です。
 人々の祈り・願いの結晶です。

 それを破壊するのは
 その人たちのこころを踏みにじる行為だろう。
 そう思って残念でした。

 イランの映画監督は
 「仏像は破壊されたのではなく、恥で倒れた。
  世界の無智の前に、仏像の偉大さなど力に
  ならないと知って、恥ずかしくて自ら倒れたのだ」


 「う~ん、そうか。確かに鋭いご指摘だ」
  僕はそう感じました。


 アフガニスタンは、世界から見捨てられ、
 無視されている国です。


  資源も特になく、ソ連・アメリカの思惑
 により、いいように国中に爆弾を落とされて
 人々は苦しんでいますが、
 世界の人々は、そんなことに無関心です。
 

 アフガニスタンの人々の
 世界の人々の無智や無関心、冷たいしうちの涙に

 バーミヤンの53メートルの大石仏像は
 己の無力を恥じて、自分で倒れられたのだ

 確かに
 そうもいえる。
 

 ついつい日々の忙しさに
 慈悲のこころを忘れてしまいがちな自分。
 仏教徒全体に対して、喜んで悲しみの忠告
 をなされて散って行かれたのだ。


 バーミヤンの大石仏は
 僕も含めた、世界の人々の
 無恥・無智・無慈悲の前に
 自ら喜んで倒れられたのだ。


 たとえ自分の暮しが苦しくとも・手一杯でも
 慈悲のこころを忘れては人ではない


 僕はそう感じたのです。


 あなたはいかがでしょうか。

 
 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。


何か欲しいものがあるとき

2017-03-19 22:56:24 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・19(日)


   何か欲しいものがあるとき

             
 姫野です。
 今日京都はうす曇りの春近しを感じさせる
 お天気でした。 
  
 ど~も、春分の日の3連休を
 いかがお過ごしでしょうか。

 桜のつぼみも膨らんできました。
 開花をとても楽しみにしている僕です。

 
  年を経て 同じこずえに 匂へども

    花こそ人に  あかれざりけれ

               西行

  (意)
  長年の間、桜の花は同じこずえに
  咲き匂うけれど、人に飽きられる
  ということがない。
   私もそうありたいものだな~。

  本当にそうですね。
  人に飽きられない花とは
  自分にとって何だろう…

  あなたは何だと思いますか。

  「何?、お金」 トホホ…

  いや何であれ
  あなたがそう正直にそう思うのなら
  僕はそれでよいと思います。
  
 
 さて
 幸せのために煩悩の話をしていました。
 
 煩悩の主なものには「欲しい」という想いが
 あります。

 僕は
 欲しいものがあるとき


 神や仏に素直に正直に
 「○○が欲しい~~~」と心から願うのは
 とてもよいことだと感じます。


 神や仏は
 あなたの愛と智慧の深さに応じて
 あなたにもっともよいと思う結果を
 もたらして下さる。


 僕はそう想うのです。

 何か欲しいものがあるとき
 それが煩悩まみれの欲求でもかまいません。

 無力で愚かな自分をさらけ出し
 心から
 「○○が欲しい~~~。叶えて下さい」
 そう神仏に祈るのも…幸せに役立ちます。

 
 そうした祈りが
 やがて個を超えた感謝の祈り
 ただ祈るための深い祈り


 そうなってゆくと想うのです。
 

 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。


あなたを悩ます煩悩について考える。4 お客が食べなかったごちそうは誰のものか?

2017-03-16 00:23:36 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・15(水)


   あなたをなやます   
   煩悩(反射的反応)について考える4

   お客が食べなかったごちそうは
   誰のものか
                 
           
 姫野です。
 今日京都は晴れ間もあり日も差しているのに
 周りの雲から小雨が降り、風も強い一日でした。

  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。

 今日は雨と強風に悩まされながら
 自転車で御所の近くまで
 ちょっと用足しに出かけました。

 お昼は同志社大学近くの定食屋で彩定食
 (850円)をいただきました。


   風吹けば 峰にわかるる 白雲の

     絶えてつれなき  君が心か

             壬生忠岑

  (意)
  人の心の移ろいやすさを嘆く歌です。
  僕はしかし、人の心の移ろいやすさも
  また一つの人生の一面としてよいものだ。

  などと最近は感じるようになりました。
  (やばい、僕も枯れてきたのでしょうか…)
  
  「たとえ相手がつれなくても、変わらぬ愛を
   静かに胸に秘めていたいものだな~」
  
   などと、少し口をすぼめて想うのです。

   あなたはいかがでしょうか。

   

 さて
 あなたを悩ます、あなたの意思に反する
 反射的反応についての話の続きです。

 お釈迦さまは、激しく感情的になり、
 口汚く非難するバラモン僧に問いました。


 せっかく用意した、たくさんのごちそうを
 その客さんが食べなかった場合、
 そのごちそうは誰のものか。


 もちろん
 用意した人のものでしょう。


 仏陀は
 「私は悪いがあなたのごちそうは食べない」
  そう答えたのです。


 人はときに、他の人の反感や非難に悩みます。
 その一つのよい対処法がこのブッダのように
 「反応しない」
 「いたずらに反応しない」


  反応しないと
  その口汚い非難の言葉は誰のものでしょう。


 通常の反応は
 こちらも感情的になり
 激しく倍にしてやり返す。

 ひどいと殴り合いのけんかになる。

 不機嫌に黙り込む

 などが多いです。

 でも、「反応しない」というのも
 とてもよい対処法だと思います。

 
 確か柔道の名人
 三船十段の言葉だったと思います。

 「押さば回れ、引かば斜めに」

 通常押されると、まっすぐ引きます。
 また相手が引くとそのまま直線的に押します。

 そうではなく
 押されたときは、
 身体をその場でくるとまわして力を受け流す。
 相手が引いた時には、斜めに押す。

 
 僕は
 これは人生にも応用できる言葉だと思います。

   
 あなたの反応は
 いつもどうしているでしょうか。
 

 
 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。


あなたを悩ます煩悩(反射的反応)について考える。3

2017-03-12 03:59:49 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・12(日)


   あなたをなやます   
   煩悩(反射的反応)について考える3
                 
           
 姫野です。
 昨日土曜日京都はうす曇りの晴れの一日でした。

  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。
 今日曜日の早朝に書いています。


 僕が朝会社に向かう時間7時50分ごろ
 ちょうど、近くの小学校に通う子供たちと
 すれ違う時間帯になります。

 僕の年齢のせいもあるのでしょう。
 男女を問わず、どの子をみてもかわいく 
 「幸せになってほしいな~」と願います。

 「でも、きっとこれからいろんなつらい目にも
  あわざるを得ないんだろう…」とも思うのです。


 少し時期外れではありますが
 僕が気分転換によく見る
 「祇園音頭」のかわいい子供たちの踊りの
 映像です。よろしければどうぞ。
 https://www.youtube.com/watch?v=Ebc1PXs-1z4
 
 この映像の小さな女の子の下手なところがまた
 とてもかわいく感じます。
 観ていて癒されます。
 「皆さん幸せになって欲しい~~~」そう
 願わずにはいれません。


 僕も「大人のひとりとして、この子供たちに
 よい社会を用意してあげる責任がある」
 とは思うのですが、
 「特別に才能もない僕に何ができるだろう…」
 
 まあ同時にそんなことを想います。

 あなたはいかがでしょうか。


 さて
 あなたを悩ます、あなたの意思に反する
 反射的反応についての話をしていました。


 仏教では「一念三千」(いちねんさんぜん)
 という言葉があります。
  一つのあなたの思いや行為の背後には
 たくさんの別の思いも隠れている。

 私たちは、必ずしもそんな反射的行為を
 また言動や感情的反応をする必要はないのに、
 
 つい反射的にいつも
 同じ言動や感情の反応してしまいます。

 「そうしたくはないのに…」と内心思っていても
 自分でもどうにもならないのです。


 これは「手書きの字の癖」とも似ています。
 「下手な字だ」と自分でも思っていて
 自由に修正できるものであるはずなのに
 毎回同じような下手な字を書いてしまいます。

 これを直すには
 意識した継続的な努力がやはり必要です。
 変えようと思い。よいお手本を見て、素直にならい、
 くりかえし練習する。


 あなたを悩ます反射的反応もこれと似ています。

 本気で変えようと思い
 意識してお手本を見て
 継続的に努力する
 ということがどうしても必要になります。


 お釈迦さまは反射的反応をどうされたか
 
 それに関連した、有名なお話があります。


 あるバラモン僧が、仏教の教えを説き
 人気の出てきているお釈迦さまに
 強い反感を抱いていて、お釈迦さんのもとへきて
 感情的になり、激しい非難をし、罵倒します。


 それを黙って聞いていた仏陀は
 ひとしきりの激しい非難が終わった後
 そのバラモン僧にこう問います。

 「ある人が客人のために、たくさんのごちそうを
  用意して差しあげたが、そのお客さんはあいにく
  食べなかった。そのとき、そのごちそうは誰の
  ものになりますか」

 
 どうでしょう。
 せっかく用意した、たくさんのごちそうですが
 その客さんが食べなかった場合、そのごちそうは
 誰のものでしょう。


 つづく…
 
 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。


あなたを悩ます煩悩について考える。2

2017-03-05 23:30:06 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・5(日)


   あなたをなやます   
   煩悩について考える2
                 
           
 姫野です。
 今日京都はうす曇りの一日でした。

  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。

 昨日の土曜日は好天に誘われて
 広沢の池、大覚寺・大沢の池、嵐山を
 自転車で散策しました。

 広沢の池はもともと農業用のため池と
 して作られたもので、大したものではありません。

 ただ、京都という場所柄、観月の池として
 大沢の池と共に有名です。

  いにしへの ひとは汀(みぎは)に 影絶えて 

       月のみすめる  廣澤の池

                 源頼政

 僕のようにのんびり、散策するにはよいのですが
 それを目的に観光に行くほどの池ではないと
 僕は思います。

 
 大覚寺・嵐山は観光としてはお薦めです。
 大沢の池のそばに人の少ない梅林があります。
 僕は、人目を気にせず、僕の品のよい低い鼻を
 ふれんばかりに近づけて
 ほのかな梅の香を楽しみました。

 「あ~、楽しい。しあわせだな~」などと
 ひとり自己満足します。


 お昼は、大覚寺前の「しぐれ茶屋」と
 平岩弓枝が出てきそうな食堂で、見事な7段の
 雛飾りを眺めながら
 「釜飯」をいただきました。(930円)

 お吸い物とお豆腐としば漬けがついていて
 いかにも京都らしい釜飯で
 美味しくいただきました。
 

 さて
 幸せのために
 煩悩になぜ苦しむのかというお話の続きです。


 自分の理性的な思いとは別に
 心と身体が瞬間的に反応して
 それを押さえるのが辛くて
 煩悩に苦しむということがあります。


 どうしたらよいのでしょう。

 僕の答えは
 「どうしようもない」です。(なんじゃそりゃ!)

 自分の心と身体の瞬間的な反応は
 どうして生じるのでしょう。


 僕はよく言います。
 私たちはどうしても3つの「ち」に縛られて
 育ってしまいます。

 1 血縁(人としての遺伝的な要素)

 2 地縁(日本のある場所に生まれ育った)

 3 知縁(その人の身につけている知識・智慧)

 イスラム教徒に育てば、豚肉はどうしても食べれません。
 食べてる人を「常識がない、わ~イヤ!」と
 反射的に嫌悪してしまいます。

 
 人としてそうして縛られて育つ以上どうしようも
 ないことです。

 でも、それを前提に、どうすればよいのでしょう。

1 自分にそうした反応があることを
  まず「すなおに認め、受け入れる」

 怒りを感じた
 嫌悪を感じた
 性欲を感じた
 みじめと感じた
 恥ずかしいと感じた
 罪の意識を感じた


 なんであれ、そう感じたなら
 それはその人にとっての現時点での
 動かせない事実でしょう。


 馬鹿になって受け入れるしかないのです。


2 そして、「6秒まつ」

 6秒待つと、当初の反射的感情は少し収まります。

 そこで、それにどう対応するか
 理性が入り込む余地が出てきます。

 慈悲・慈愛のこころで観た場合に
 「どう対応するのが自分はベストだろう」と
 その人なりに考えて対応するしかありません。

 分からなければ、課題として取っておいて
 調べ、人に教わり、学んでゆくのがよいと思います。


3 感情的なしこりは残ります。
  
 1 外に出て、身体を動かしてみる。

 2 自分の知識を超えた世界があることを知る。
   自分を自我と感情でみると、愚か者であり、
   器の小さな人間であることを知り理解する。

 3 このことを自分のこれからの人生で
   同じ場面で、どう対処するかの
   学びのためのよい経験と理解する。

 4 相手の幸せを願い祈る。
   これは難しいかもしれませんが
   自分を不快にさせた相手の幸せを
   神さま、仏さま、大いなる働きに願い、祈る。


 これができるようになると
 とても楽になります。


 あなたはいかがでしょうか。


 次回はもう少し煩悩への対応を
 お釈迦さまの例でみてみましょう。

 
 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。


トイレで突然のつぶやきに驚かされて 煩悩について考える。

2017-03-02 23:40:36 | Weblog
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2017年 平成29年 
 3・2(木)


   トイレで突然のつぶやきに驚かされて
   煩悩について考える
                 
           
 姫野です。
 今日京都は午前中一時雨が降りましたが
 その後陽が射して気持ちのよい
 お天気になりました。

  
 ど~も、いかがお過ごしでしょうか。
 先日、京都駅ビル伊勢丹の11Fの
 小さめの男子トイレで手を洗っていたとき、
 突然後ろから

 「あ~、死にてえ」というつぶやきが
 聞こえて、「ビクッ」としました。

 「やばい人かもしれない、刺激しないで
  早々に出なければ」と思いつつ僕は
  チラッとその方をみました。

 中年から初老の、普通の男性でした。

 その方も人がいるのにふと漏れて
 しまったつぶやきでしょう。

 僕に聞かれたと思って
 「まあそう思うよな~」と追加で
 用を足しながらつぶやいていました。

 
 突然ふと漏れてしまう
 人に聞かれると恥ずかしい「つぶやき」
 というのは多くの人が経験するのではないか。

 と僕は想います。
 というのも、僕も一人暮らしですから
 一人でいると油断してつい
 「あ~、しょうもない!」などとふと
 声に出してつぶやいてしまったりします。

 周りの人は突然そんなことをつぶやかれると
 ビクッとして不快だと思います。


 今は亡き僕の父もおりおりに
 「あ~、いやだな~」などの言葉を
 突然つぶやいていました。
 
 
 人生のなかで、人は「死にたい」と思うことも
 出てくると思います。

 そのとき、その人は死が素晴らしいから
 「ぜひ1秒でも早く死にたい」と願っている
 わけではありません。(当たり前だ!)


 生きているのがつらく、希望が持てなくて
 苦しんでいるから出る言葉で
 死にたいわけではなく、
 「自分の今の人生がつらい」という叫びです。


 さて、そこで
 幸せのために、このつぶやきを産む
 煩悩・想念について少し考えてみましょう。


 私たちを苦しめる
 様々な想いを仏教では「煩悩」と呼びます。
 楽しい煩悩なら煩悩は大歓迎です。

 不安・怒り・怨み・後悔・自責の念・恥ずかしさ
 いやでもやらなければいけないこと
 などなどの煩悩があります。

 仏教では、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
 などと苦の原因を説きます。


 では、この私たちを苦しめる煩悩とは何でしょう。
 もう少し突っ込んで、どうして苦しむのか。
 
 なぜ煩悩で苦しむのでしょう。
 

 それは、先の男性のつぶやきにあるように
 自分の意図しない「心と身体の瞬間的反応」で
 苦しむという切り口で観ることもできます。


 そんなこと人前でつぶやきたくないのに
 ふと汚い言葉をつぶやいてしまう。

 怒りたくないのに、反射的に「ムカッ」として
 怒鳴る、殴る。不快になって黙り込む。

 あがったり、緊張したくないのに
 ふと不安を感じてドキドキする。緊張する。

 性欲など感じたくないときに
 ふと刺激に反応して感じてしまう。

 自分の理性的な思いとは別に
 心と身体が瞬間的に反応して
 それを押さえるのが辛くて
 煩悩に苦しむということがあります。


 どうしたらよいのでしょう。

 ご安心ください
 ありがたいことに、仏教では
 これの対処法を説いてくれています。

 次回から少し
 それを、僕なりに解釈して
 なるべく分かりやすいようにと
 紹介させてください。


 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 案ずるな嘆くな必ず救うてやる!
 大乗仏教のこころです。

 ひとしく人として生まれて
 不幸な人など
 この世にいてよいはずがありません


 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

 このメルマガ購読はこちらから
⇒ http://melma.com/backnumber_153517/

 ご意見・ご感想などはこちら
 姫野メルアド ANA38655@nifty.com


 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 あなたは身体ではありません。

 できると信じればできる。