【入居者様のご生活 男性入居者様】

こんにちは！ アミーユ中庄の富田です
今日は、ある入居者様とのやり取りをご紹介させていただきます。
何気ないやり取りでしたが、入居者様がアミーユでの生活を自分自身で楽しまれ、
他の方にも紹介していこうと思われる言動と思われます。
そこには自律があり共同があり役割があります。
施設という建物の中ですが、そこにはちゃんとした社会があります。

先日、館内で入居者様に呼び止められました。壁に掛けているコルクボードの場所について・・・

男性入居者様：「ここに私が書いた川柳があるんだけど、もっとみんなに見て欲しいから
場所をこっちに変えてもいいだろうか？」

壁に掛ったコルクボードに紙が貼られており、手書きで川柳が書かれている。
少し上の方に吊られていて向かい側には柱があり照明も薄暗く、見えにくそう。

富田：「どうぞ！どうぞ！川柳詠まれるんですか？」
男性入居者様：「いやいや、私が詠むのは恐れ多い。ＮＨＫのラジオで言っていたのを
面白いからみんなに知って欲しくて・・・でも私の字は細くて荒いし、
今の場所では高すぎて車椅子の方が見えないから、こっちの方に移したらもっと多くの人が見られると思います。
ぼやき川柳、面白いよ」
富田：「大丈夫ですよ！職員に言っておきます 面白いですね！」

　　　　　

正直、入居者様から掲示物の提案をしていただくとは思いませんでした。
以前に自治会のご紹介をいたしましたが、その時にもポスターを作ってくださいました。
この方には施設での生活が楽しみを広める場所となっており、いろいろと告知をすることで
みんなに知っていただくという自分の役割として行っていることかと思うと嬉しく思いました。

富田：「○○様も川柳を詠んでみませんか？」
男性入居者様：「私には詠めません。ラジオで言っているのを書き留めるだけで精一杯。」

この後も川柳の他に掲示されていた自治会で行おうとしている“ボーリング大会”についてや、
施設の庭の園芸についてお話をさせてもらいました。



この方のように、意見を交えてみんなの生活を良くしようとしている方は非常に稀であります。
時には苦言を受けたりしますが、施設で生活されている方が主役であり、
施設を自宅であり、住まいと思って頂く事が我々の努めと思い、
日々の業務の中でも入居者様の意見を大事にしたいと思います。

アミーユの使命（ミッション）＝「障害を持った高齢者に対して、
良質な住まいを提供し、生活を支える」です！！

※次回は３/２９更新予定です