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アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ

2019年02月12日 | アメリカのサマーキャンプ
午後から本格的に降り出した雪で、一面銀世界のボストンです。学校も半日で休校です。雪景色を見ながら、昨年の夏は遠い昔のように感じられますが、本日も、昨年の夏にサマーキャンプに参加されたお子さんと保護者の方のご感想をご紹介いたします。私立男子校に通う10才の生徒さんです。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:ぼくは、キャンプの日本にはないたくさんのスポーツにおどろきました(Stick ball, Spike ball, Dodge 7, Order 66, Mat ballet) 。また、その他にも(Karpet ball, 4 Square, Tedder ball等)休み時間に遊べる物があってそれにもおどろきました。Karpet ballでは、とても強くなりました。カヌーで遊んだのもおもしろかった。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
回答:やっているうちに、シャワーやそうじになれてきていて、いつのまにか自分からできていました。ぼくは、昔から日本の友人しかいなかったけれど、英語で世界の子たちと友達になれた。また、いっしょに住むだけでとても友好が深まった。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は”
回答:はい。キャンプで友達をたくさん作ったので、またいっしょに会って、遊びたいと思います。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:虫よけを置いてほしいです。すごいいっぱいかにさされている人がたくさんいました。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプのお話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
回答:帰国後、ひと言でキャンプを表現すると「幸福」と言っていたのが印象的で、本当に最高の夏が過ごせたのだなあ、と嬉しく思いました。アクティビティに大好きなスポーツがたくさんあって、年齢や経験を問わず楽しめるオリジナルな球技(Stick ballやDodge 7)も多く、毎日ずっと体を動かしていたようです。シャワールームのお湯の出し方がわかったのが3日目。こちらから送ったファックスや手紙の受け取り方がわかったのが2週間後、とはじめてのキャンプならではの経験もあったようですが、ホームシックは全くなく、日中は楽しすぎて家族のことも忘れていたようです。バンク内では歳の近いお友達と仲良く過ごすことができ、ゲームをしたり、アメリカの雑誌を借りたりしたそうです。日本からご一緒したお友達とも助け合って過ごすうちに、友情がうまれたようです。帰国して約1週間が過ぎましたが、心の中はキャンプの思い出でいっぱいな様子で、今すぐ戻りたいと話しております。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:25日間のキャンプ生活を終え、スッキリとした表情で日常に戻ってきました。子どもなりに捉えていたであろう日々のストレスから全て解放され、10才という年齢で先入観無く国籍も年齢も超えた仲間との生活を経験できたことは、大きな自信につながっていくと思います。自宅では片付けが苦手で散らかし屋なのですが、カウンセラーからのコメントで、ベッドやバンク内を自分から片付けていた、とほめていただき、びっくり。そんな日常の身の回りのことから、キャンプでの共同生活を通じて、自立心が養われたように感じます。この夏、思い切って息子を手放してみて、親が思うよりしっかりと自分の考えで行動することができるということを知り、少しずつ大人扱いしていこうと思いました。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
回答:バンク内に虫よけが無く、皆蚊に刺されて、大変だったようです。息子はリングタイプの使い捨ての虫除けを持参しており、全く刺されずに済み、残りはバンクのお友達に差し上げてきたそうです。(ベッドの周りにも置いて寝たらとても効果があったそうです)

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:初めてご挨拶させていただいてから、プログラムを選ぶまで、息子の性格やキャンプでの目標等詳しく聞いて下さり、本人の意志も尊重しつつ、たくさんのアドバイスをくださいました。その後準備を進める中でも、小さな疑問にひとつひとつ丁寧におこたえ下さり、心強かったです。息子も、東京で面談していただいたTammyさんがボストンの空港で待っていてくださると思うと、旅発つ勇気100倍だったと思います。シーズン中はたくさんの子供達のケアと時差のある日本とのやり取りで、本当にお忙しかったと思いますが、常に前向きなメッセージを発信し続けてくださったことに心から感謝しております。本当にありがとうございました。

東京でご家族とお会いした際は、「このキャンプに行きたい!」、とはっきりと笑顔で伝えてくれたのが印象的でした。サマーキャンプが楽しみで仕方無い!、というお子さんでしたが、出発直前に急にナーバスになり、意外な展開にお母さまも動揺されてしまったのでした。もっともなことです。説明会でもお話していることですが、サマーキャンプ体験はお子さんがキャンプ参加を決めた瞬間からスタートしているのです。10才なりに、感情の起伏を体験しつつ、自分なりに折り合いを付けながら、勇気を出して、ひとりで未知の世界に飛び込んでくれました。キャンプに到着した翌朝、様子が気になり、キャンプディレクターに確認したところ、笑顔いっぱいで朝食をとっているところでした! その後は、日本のご家族のことを忘れてしまうくらい、キャンプでの日々を伸び伸びと思い切り楽しんでくれました。今年の参加は学校のスケジュールとの調整で無理かも?というお話でしたが、ハーフセッションのみ特別に参加できることになり、ご両親、おじいちゃま、おばあちゃまにも応援いただき、2年連続で同じキャンプへの参加が叶います! 昨年出会った友達たちとの再会もさることながら、2年目のキャンプは昨年よりももっともっと楽しんでくれることと信じております。笑顔いっぱいでボストン空港に到着してくれることを、そしてキャンプ現地で様子を見られることを、今からとても楽しみにしております。虫除けは、弊社からボストン空港でお渡しします!