アメコミとラーメン

Carrion篇が終わらなかった、1978年のSpectacular SPIDER-MAN 29号、30号



Frank Millerの作品を読んだら、悪人Carrionの続きが読みたくなったので、1978年のSpectacular SPIDER-MAN 29号と30号を読了。そいつらをレビュー。

筋書きをBill Mantlo、画をJim Mooney、インクをFrank Springerがそれぞれ担当。添付画像はSpec 30号の表紙。Keith PollardとBob Laytonの作品。29号の表紙はあまりにもつまらない。

粗筋からMaster Marauder率いるMaggiaとの戦いに辛勝したSPIDER-MANだが、その彼を待ち受けていたのは謎の悪人Carrion。彼はPeterの正体を知っていると同時にPeterを殺人犯であると断罪する。

次に気に入ったシーンや台詞等を紹介。Spec 29号の台詞から。Carrionの自信に満ちた台詞、”Our duel is rigged in my favor.” 最初から勝利はわが手にありみたいな感じ。こう言っている割には、手下や悪人を使って、SPIDER-MANを唐キ邪魔もの(=White Tiger)を牽制している。

人生も学業の未来もなくなると宣言するCarrionに対するSPIDER-MANの台詞。“What are you? A guidance counsellor under that Halloween mask?”大学には授業に関する相談に乗ってくれる人がいるのだが、そのカウンセラーが引き合いに出されている。

それにしても、1970年代のアメコミは台詞が長い。

続いてSpec 30号。舞台は大学の体育館とその隣のプール。Mooneyの画は結構細かいところまで描けていて、ベテランの凄さを感じた。例えば、体育館のマットとかロープ等、小道具を沢山使っていて、面白い。

台詞では、CarrionとSPIDER-MANの台詞。C ”You cannot run from death forever, fool.” S “Why not? I’ve been avoiding the IRS for years.” 何度かこのブログに書いているが、アメリカ人はIRS(アメリカの税務署)が大嫌い。日本人が税務署をこうまで嫌わないのは子供の頃から洗脳されているからか。日本人の三大義務。教育、勤労、納税ね。

オヤッと思ったのはCarrionってJackalことMiles Warrenのクローンだったんだっけ、Peterのクローンじゃなく。いろいろ設定に関し思い込みあるな。

物語はSpec 30号で終わらなかった。また次を買わなきゃと衝動に駆られたが、優先順位は低いなと思い直す。
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