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(AVENGERS その04)ネタバレ多数。
ようやく、映画AVENGERSを観ることができた。アメリカでは、飛行機2便で上映してけど、敢えて見ないようにするのが大変だったよ。やっぱりちゃんと台詞聞きたからね。飛行機の中では外の音が五月蠅くてよく聞けないんだよね。(日系のビジネスクラスではノイズキャンセル機能のついたヘッドフォンがあるらしいという噂は聞いたことがある。縁がない。)ちなみに、添付画像は前売り券をスキャンしたもの。面白いデザインだ。
まず、好きなところ。BLACK WIDOW(BW)役のScarlet Johansenが綺麗なところ。
時間の配分が上手かった。起承転結どれも短くて意味不明とか長すぎて、冗長とかの不満がない。さすがJoss Whedon。
次に、感心したのは、邪神Loki役の人の演技。自信過剰で意地悪な性格の彼をものすごく上手く演じている。台詞毎の表情の変化が凄い。
LokiがAVENGERSの一人一人に不信感の種を撒いて仲間割れを引き起こすシーンは、欺瞞の神の真骨頂。よく描けている。彼とBWとの駆け引きのシーンも良し。Lokiが何故わざと捕まったかがわかる気が利いているシーンだ。その後しばらくしてからのシーンでBWが精神的にダメージを受けていたことがわかり、二重に面白い。
一方、AVENGERSという野武士集団を纏めるのは、誰かというのも、興味深いところ。最初は秘密諜報機関SHIELDのNick Furyだった。その後は、科学的知識を持つIRON MANことTony Stark。しかし、宇宙人Chitauri との戦いでリーダーシップを発揮したのは、CAPTAIN AMERICAだ。伊達に年取ってないね。(見た目は若いけど)数多の戦闘をくぐり抜けてきた彼の特性を良い場面で使ったな。根本的な問題の解決でのリーダーシップはBWが握ったのも良い。アメリカは男女平等だ。
THORの魔法のトンカチMjornirの使い方が彼自身のソロ映画より手慣れた感じで好き。ビュンビュン回しているところが特にね。
HAWKEYEがLokiの洗脳で悪の道に走る所が以外だったが、後から考えれば、至極当然だと思い直す。原作での彼の歴史は、必ずしも良いものとは限らなかったから。
何でBlack Sabbath(BS)のTシャツをTonyが着ているのかお客さんはわかったかな。映画IRON MANでは後でかかっていたけどBSの名曲IRON MANへのHomageだよね。その割にIRON MANの登場シーンでは、AC/DCのShoot to thrillだったけど。まあ、この曲はTony の性格には合っている。
SHIELDの動く要塞Heli CarrierをCGとは言え、実写映画で観ることが出来たのは感無量だな。21世紀に生きてて良かった。 最後に、Tony Starkの会社の自社ビルが破壊されたが、Aの文字だけが残るところも良かった。AVENGERSの基地になるっていう意味だよね。
一方、悪かったところ。Scarlet Johansenの髪型。
それから、公開日の間の悪さったらない。アメリカでは5月4日には公開してるのに、なんで8月?おまけに、BATMANと競合してる。明らかにファン層が被ってるじゃん。さらには、まだSPIDER-MANも公開中。こっちはもっと被っているファンが多い。
それからHULKの性格付。劇中のユーモアがあるお茶目な性格なのは、ピンとこない。(面白かったけど、原作のイメージと違うという意味で。)また、自分の意思でBanner博士が変身しちゃうのもバツ。博士役の俳優が映画毎に異なるのも残念だ。(今度の人はひ弱そうじゃない。)
THORの使われかたも中途半端かな。大勢の主役級を使うとこうなっちゃうよね。
気に食わない最後の点。3D料金700 yenは高すぎる。今度から別の劇場で観ることに決めた。
疑問点。最後から2番目のシーン。彼は今回の敵である異星人Chitauri を操っていた悪の張本人はSkrull星人もしくはThanosどっち。Skrull星人であれば、群れて行動するので、影の支配者って柄じゃないよね。Thanosってこと?
最後のレストランで皆が黙って食事しているシーン。敵がいれば一致団結できるけど戦い以外の場、それ以外では楽しく過ごせないって意味?それとも不味いレストランだから不機嫌なの?前者の解釈の方が現実的で面白い。