アメコミとラーメン

X-MENその75


Uncanny X-MENのレビューは2カ月振り。今回は8号と9号をレビュー。筋書きをKieron Gillen(前々回のX-MENのレビューでは彼の名前の綴りを間違ってた。)が、8号の画をGreg Land、9号の画をCarlos Pachecoがそれぞれ担当。

まずは、8号について。5号から続いているArc(複数回で完結する話)の最終回。X-MENの中でもアウトロー集団X-FORCEの敵が引き起こした核爆発により出現した異空間Tabula RasaでのX-MENの活躍。

気に入っているところを例によって書いてこう。Gregの画はいつ見ても綺麗だ。文句のつけようがない。彼の筆で描かれるStephen Kingの小説で出てくるような異次元生物たちも良いな。

次号以降への伏線も良い。そもそもX-FORCEの活動はX-MENのリーダーCYCLOPSには内緒。MAGNETOがその活動を知り、X-FORCEの一員でもあるPSYLOCKに恩を売っている。伏線かどうかはわからないが、COLOSSUSが誘拐された妹を救おうとして化け物になっちゃうところは、どういうことなのか。

ちょっといただけないのは、海の王者NAMORとTabula Rasaの川か湖かにいる生物との性交を示唆するところかな。一緒に行動を共にしていたHOPEがIck(気持ち悪い)を連発しいるところで救われるけどね。

そう言えば、Kieronの話が面白い理由の一つは主人公の会話にウィットがあるところなのだが、NAMORが初対面の水中生物とも会話出来ちゃうところはやり過ぎかな。前回までの会話の中に沢山伏線を埋め込んでいき、彼がそんなことでさえ実現できるのは不思議でないと読者を信じ込ませようとしているけどね。

続いて9号。今回は宇宙基地に閉じ込められている異星人の犯罪者達が、事故によって地球に次々と舞い降りてくる。それらを鎮圧しようとするX-MENとAVENGERSの共闘。

Carlosの画は良いね。最近あまり活躍してなかった気がするけど、Schismで復活したな。Dodson夫妻に代わってレギュラーになるのかな。そうだとすれば嬉しい。Marvelの看板雑誌Uncanny X-MENに相応しい画家だ。彼に敬意を表して、添付画像は9号の表紙。Carlosの描くMAGIKことIllianaは、昔のIlliana みたいだ。

例によって気に入っているところ。MAGIKとしてのIllianaは同僚の命が危険にさらされることに抵抗を感じない。そのため普段は監禁されている。その牢獄の門番はロボットDanger。そして、異星人の犯罪者達を閉じ込めている牢獄の門番もロボット。2体のロボットを対比させているところは面白い。後者の方はどうやら暴走してしまっているらしい。

それから、X-MENのリーダーCYCLOPSが常に次のX-MENとしての使命を探している異常な緊張感が良いな。これも次の作品への伏線かもしれない。

前にも書いたけど、AVENGERSのリーダーCAPTAIN AMERICAの関係が極めて良好であることもャCントだ。これは完全に今年のイベントVENGERS vs. X-MEN(”AvX”)の伏線だな。
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