アメコミとラーメン

読み落とすことができない会話の連続、All New X-FACTOR


御用達から2冊同時に来たAll New X-FACTOR (“ANXF”)17号、18号をレビュー。

いつものように、筋書きをPeter David、画をCarmine Di Giandomenico (“CDG”)が、が担当。表紙もいつもの通りKris Ankaが担当。今回は17号のもの。見た目が大分変ったLONGSHOTとSUNFIRE対QUICK SILVERの図。

まずは、手短に粗筋。Red Skullのマインド・コントロールはまだ続いている。その影響を受けたLONGSHOTとSUNFIREがX-FACTORの保有する核ミサイルの発射ボタンを奪いに来る。それを何とか食い止めるX-FACTOR。それも束の間、X-FACTORのスャ塔TーSnow氏の友達の娘が中東の国に殺される。その死体が奪われてしまった。それを探すよう依頼されたX-FACTOR。

今回も気に入ったシーンと行きたいのだが、その前に今回は気に入らないところを最初に書く。その1、SUNFIREのコスチューム。悪のミュータントとの戦いでボロボロになったSUNFIREの身体を保護するため、Age of Apocalypseの時のものに戻ってしまった。1970年代のコスチュームの方が好きなんだけどな。(アジアの国の人々に悪い印象を与える図案でもあるからかな。)その2、アンドロイドDANGERとDougとのセックスというコンセプト。いやーそれ気持ち悪いよね。

気持ちを入れ替えお気に入りのシーン、台詞等の紹介。上記のようにコンセプトは嫌いなんだけど、その後のDANGER、Doug、そして宇宙人WARLOCKの三角関係の会話は無茶苦茶面白い。会話というより、無言のシーンを含めて、コメディ映画を見ているよう。その後のSUNFIREやGAMBITのコメントも効果的。標題の通り、一言一言を読み落とすことができない。Davidの力恐るべし。

Davidの台詞もすごいが、それに合わせたCDGの画が面白さに弾みをつけている点も優れている。

LONGSHOTとSUNFIREの間の仲間割れも好き。どちらが、主導権を握るかでギスギスしている。ANXF 17号の最初の見せ場はこの二人のアクション・シーン。この話の中で二人は悪人なのだが、悪人のアクションの方が防戦一方のX-FACTORより迫力がある。

17号で一番好きなのは、LONGSHOTとSUNFIREをどうやって撃退するかという点。力任せのX-FACTORの内で敵と戦うには心もとないDoug(コードネームはCYPHER)。彼が知恵を使って洗脳された二人を地球の反対側の東京に転送させたシーンはこの物語のハイライト。こういう知恵を使った解決方法は大好き。この東京に転送されたシーンが綺麗であることを付け加えておく。

それにしてもコスチュームは嫌いだが、SUNFIREの力が凄いことになってるな。ANXF 18号でX-FACTORと合流したのは吉報。

18号の最終シーンで古代神を崇拝する一派の銃弾をPOLARISが全て止めるシーンも好きだな。ドラマSPECの最初の方のシーンみたいだ。
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