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アメコミとラーメン

もはやPeterが悪者あつかい、今月のSPIDER-MAN



今月はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)789号から先に読み始めたので、先月読んだ32号と併せて、レビュー。また、号数を元に戻したね。添付画像はAlex Rossの789号を採用。Rossの表紙は波があるな。789号のもののように良い時もあるが、つまらん時はつまらん。

筋書きDan Slott、32号の画をGreg Smallwood、789号の画をStuart Immonen、インクをWade von Grawbadgerが担当。

まずは粗筋。ASM 31号は単発。Norman OsbornはGreen Goblinへ戻ることができず、悶々とする。医師や精神科医に助けを求めるが駄目。そしてアジアのどこかの山で僧侶の力を借りようとする。789号では、Peter Parkerが経営するParker Industriesの経営状況は奈落の底に。世間からの批判を一身に浴びるPeter Parkerは意気消沈。現在のデート相手のMockingbirdが何とかPeterを立ち直させる。

Smallwoodは凄いな。この人無茶苦茶上手い。Normanの意気消沈した表情なんかなかなか表現できないよ。ただし、描くのは時間がかかるだろうな。続きものは厳しいだろう。また、描いてくれることを期待しよう。

続いて気に入った台詞やシーンを紹介。31号は映画Doctor Strangeの前半部分みたい。僧侶たちは、Normanが力を手に入れたらどうなるかを的確に診断したのが、異なる点か。だから、修行さえさせない。皮肉なのは、結果Green Goblinは彼の中に存在し続けることを悟る結果となったことか。まあ、当たり前か。Green Goblinは力があろうがなかろうが、Normanの人格だからね。

続いて789号。添付画像の新聞の見出し、”Peter Parker Threat or Menace”。昔はPeterの代わりにSPIDER-MANと書かれていたが、時代が変わりPeterとなってしまった。もはやPeterは大悪人。それをDaily Bugleの編集長Robertsonが説明するのだが、これが非常に説得力あり。Peterの抗弁を取り上げないのは可哀そうだけどね。

今やPeterが悪人で、SPIDER-MANが善人として、ニューヨークの市民から見られている点。この設定はSlottにしては面白い。

Mockingbirdの”Brand New Day”という言葉に、それを言わないでと言うPeter。元々Mary Janeとの結婚をチャラにした後の副題だったこの言葉。作者のSlottの自虐ネタか。

化学の知識を披露した後のRobertsonの表情は、今後の展開と関係するはず。Peterを雇うのか?

Robertsonと言えば、彼の髪の毛の生え際が白くなってきている。これ、前の編集長J Jonah Jamesonとそっくりだ。楽しい。

Smallwoodの画を褒めたけど、Immonenの画も好き。Robertsonも良く描けているし、Mockingbirdも良いな。

HarryとLizが元の鞘に収まった設定は興味深い。この世界でのNormie(彼らの息子)はどうなるのか。
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