アメコミとラーメン

Normanの傲慢さが感じられたAmazing SPIDER-MAN 915(21)号、916(22)号



先月来たAmazing SPIDER-MAN 915(21)号、916(22)号を読み終えたのでレビュー。筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr(JRJR).、インクをScott Hannaがそれぞれ担当。

添付画像は915号の表紙でJRJRの作品。Variant に目もくれず通常版一択だったな。このPeterとMary Jane (“MJ”)が同じフレームに入っている表紙は最近では少なくなっている。Marvelの陰謀のお陰だ。

粗筋を手短に紹介。この号からPeterとMJの間に決定的な亀裂が入った話が始まった。1年前、彼らの前に突然現れたDr. Rabin (Emissary)。嘗てSPIDER-MAN が倒した死の神Wayepをこの世界に導くため、SPIDER-MAN を生贄に捧げるべく、別次元の滅んだ世界へと彼とMJを放り込んだ。

この話2008年に出版されたASM 555~557号の後日譚となる。同じWells が書いているのは彼がこの古代の神を気に入っていたからか。読んだのが昔過ぎて覚えていない。

今回も気に入った台詞やシーンを紹介。偶然にもSPIDER-VERSEで使われている次元間を行き来できる時計が、この滅んだ次元にあること。 都合が良すぎて笑える。

PeterはMJをニューヨークに送り込みFANTASTIC FOURと連絡を取らせたかった。その会話の中でのMJの台詞。”I can’t stop Johnny from giving me his.” JohnnyはFFの一員でプレーボーイ(死語か?)。ピンチの中でもこんな台詞がMJから出るのは良いな。

MJが凄いのは古代の神に襲われ苦戦中のPeterに次元移動の時計を貼り付けニューヨークに戻らせたところ。その結果MJは滅んだ次元に取り残されたことになるのに。

そんなに簡単に強敵は死なないので恐らく半分に切断された神は生きているはず。ASM 916号はそこで終わってしまった。まだこの二冊を読み終えただけでは、二人の間の亀裂に関しては全然説明されていない。続きが気になる。

Norman Osbornの会社で働いているKamala (MS. MAREVL)がOsbornの秘密を知ってしまったのは今後の話への伏線か。もう少し彼女とPeterとのやり取りが欲しいところだよな。本編とは関係ないが、Disney +のドラマMS. MAREVLのKamalaはもっと幼いんだよね。ちょっと違和感がある。そしてこの秋の映画MEVELSには彼女が再び登場。楽しみ。

Normanがニューヨークに出現したDr. Rabin を止めるべく金のスーツ(Gold Goblin)を用意するよう命じた後のNormanのアシスタントとNormanの会話。”Are you sure this is smart?” “Smart and right aren’t always the same thing.” この台詞をサラッとはくNormanはちょっとカッコ良い。一方、彼じゃなければ止められないという思い上がり、傲慢さも感じられ、やはりNormanだなとも思う。
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