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子供を理解しようとする親の気持ち、わかってもらえないことにもがく子供の気持ち、映画SPIDER-MAN Across the Spider-verse



映画SPIDER-MAN Across the Spider-verse (“ASV”) 観終えたのでレビュー。今回は特にネタバレ多数。映画を観てから読んでください。

添付画像は映画館でもらった映画フィルムを模したもの。ちょっとオシャレで良い。

いつものように気に入ったシーンや台詞を書いていく。最初の方のGwenがドラムを叩くシーンは良かった。音楽と映像が同期している感タップリだったな。Gwenの気持ちがそのままドラムに伝わっていく演出は上手い。その後にGwenはバンドを辞めちゃうわけだが、これがこの映画最終シーンへの伏線とは。

伏線と言えばMilesがスペイン語の授業でB-(だったかな)を取ったことでスペイン語圏出身の母親をガッカリさせたところ。B-だってそこそこ良い成績だとは思うが。Milesの言い訳は”Miss a few classes.”勿論悪人と戦って休んでいるわけだが。これも後半のGwenと父親Captain Staceyとの会話への伏線。

ちょっと混乱したのが、Peterの死、ドラムのシーン、その後のVultureとの死闘の間の時間がどれくらいだったのかがわからなくなった。Captain Staceyの台詞だとPeterの死はほんの少し前みたいな感じだった。

GwenがMiguel Oharaのチームに入る入らないのシーン。基準がわからないな。

Spotの台詞だが、MilesがSPIDER-MANを作り、MilesがSpotを作ったという件面白い。まさに、Spotが宿敵と言い張る理由じゃない。

全体的にSPIDER-MAN やSPIDER-GWEN(どうもSPIDER-WOMANというのは違う気がする)アクションに次ぐアクションは凄い。アニメーションの技術が高いな。それでいてMinionsのIllumination StudioやDisneyのアニーメーションとは違ったタッチの画風には感心させられる。オリジナル感は買い。

逆にそれだけじゃ飽きちゃうギリギリ。行き過ぎだったのがムンバイのシーン。人がいる平地とその上にも人がいることに違和感を感じた。それから目がチカチカする。(年寄的感想)
クローンのBenや、前回登場したPeter、今回登場SPIDER-PUNKのHobbieが脇役としては好きだな。Hobbieの役割がとても良い。あとPeterの娘(名前はMaydayかな?)が良いな。

思春期の子供を育てる親の思い。(MilesとGwenの父親、母親)そして親にわかってもらえないことにもがく、そして大人になろうとする、MilesとGwenの思いが表現されたシーンでは主人公や親に感情移入できた。Maydayをめぐる妻Mary JaneとPeterの会話も良かった。

後半部分の別の次元のMilesがProwlerという捻りも良いな。

音楽も良いな。特にAaron伯父さんがかけたレコードから流れたWhite snakeじゃない方のAin’t No Love in the Heart of the City。曲の選択が最高。

気に入らない点。C級悪人のSpotがDarth Vader級の悪人に祭り上げられている点。違う感。もっと悪人沢山いるでしょう。Vultureの小者感と双極。

最大の欠点はAaron叔父さんが死んだだけじゃ駄目なんかい惑。大切な人物が死ぬことを称しCannon Eventというらしい。 SPIDER-MAN India の次元のCannon EventはShin署長が死ぬべきだったこと。そしてそこから起こる次元崩壊が始まるが説得力がない。じゃGwenは?Peterが死んだだけじゃない。父親も死ぬべきでしょうその流れからすると。もう一つ同じような流れで、SPIDER-MAN 2099のMiguelが別次元のMiguelと入れ替わったことで世界が崩壊するのもよくわからない。

まぁ欠点はあるが、最後までワクワク、ドキドキ出来て面白かった。勝手格付けA-。
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