アメコミとラーメン

Slott最終号、Spencerの1号、Amazing SPIDER-MAN



今月最初に読むのは当然のAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)もう何度めかの1号。標題の通りで前月到着したASM 801号と共にレビュー。

801号の筋書きをDan Slott 、画をMarcos Martin、1号の筋書をNick Spencer、画をRyan Ottleyが担当。添付画像はMartinが描く801号のもの。どんなにJim Cheungの描いた1号のvariant coverが良くてもMartinのデザイン力には敵わない。SPIDER-MANが影ってのが良いな。本編を読めばわかるが、彼が普通の人を見守っていることを比喩的に描いている。本編のMartinの画にもノックアウトされたな。映画のスローモーションのようなSPIDER-MANの登場シーンが凄い。若いころのSPIDER-MANはSteve Ditko風、そして現代の彼は現代風に描かれている。あまり彼に対する評価は変わっておらず、彼の描く人の顔はあまり好きじゃないけどね。

いつものように粗筋。ASM 801号は一話完結、若い頃父親の今わの際にSPIDER-MANのお陰で間に合ったKen。伯父さんとなった彼は姪と出鰍ッた際SPIDER-MANと再会する。新1号。Peterに憑依したDoctor Octopusのお陰で博士号をかつて取得した。しかし今になって、論文が盗作であると大学側に指摘された。その結果Peterは新聞社の職を失った。

これまたいつものように、気に入った場面、台詞等を順不同で紹介。Kenの姪はSPIDER-MANにと出会ったことに感動がない。彼女にとって世界を守っているのはTHORやBLACK PANTHER。そんな姪に対するKenの台詞。”He saves a world every single day.” Ken自身の命もかつて救われている。最後の彼の台詞 “Every day SPIDER-MAN saves somebody’s uncle.” ここで何故Kenの娘ではなく姪なのかが重要なのかがわかる。Peterが救うことのできなかった伯父さん。しかしPeterはJudy (Kenの姪)の伯父さんを昔救っていたのだ。Slottの話はあまり好きではなかったが、Normanとの対決からこの801号までは全て良かった。

そして1号。Spencerの評判は前から良かったので、あまり心配せずにこの本を読み始めた。Mysterioの演出による宇宙生物の侵略は面白い。そして、CAPTAIN AMERICA他ヒーロー軍団が苦戦している図も良いな。解決するのは、我らがSPIDER-MANの図。ASMらしいASMの復活だ。

SPIDER-MANの過去の敵がたくさん登場するのも気持ちが良い。C級悪人BoomerangはSpencerの過去の作品からの流れで出てきている。彼がPeterと同居しているのは笑える。そして、早朝からヘッドフォンも使用せず、ゲームをやったり、スピーカー類が彼が盗んだものだったり、C級悪人らしい態度に笑わせられた。

宇宙生物と格闘中のBlack Catに別れを告げるシーンは象徴的かな。その後のMary Jane Watson (“MJ”)への告白と対照させているのか。MJの復活も気持ちが良いな再出発的だ。

再出発と言えば、大学側がPeterに盗作じゃないということを証明させるために、大学へ戻るってのは良いアイディア。しかしLizardがそれを証明するその人だってのは、話の伏線とは言え、無理があるだろう。

MysterioことQuentin Beckが恐れている悪魔みたいのは誰なんだろ?あ、そう言えばMysterioは次のSPIDER-MANの映画の悪役だって噂だから、今MarvelはMysterio押しなんだな。
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