アメコミとラーメン

X-MENのテーマを再確認したX-MEN Red 5号



X-MEN Red (“XR”) Annual 1号と、先月届いた5号についてレビュー。

筋書をTom Taylor 、Annual 1号の画をPascal Alixe、5号の画をMahmud Asrarが担当。添付画像は、Arthur Adamsに手によるAnnual 1号の表紙。Charestの表紙しか買わないとか言いながら、Adamsのvariant coverを買ってしまった。結果大正解。1970年代のJean Greyのコスチュームだ。これ大好き。

いつものように粗筋から。Annualの方は、月刊1号の前日譚。Jean Grey率いるX-MENの誕生秘話みたいな感じ。一方 XR 5号では、メ[ランドやアメリカでナノサイズのSentinelを使って、ミュータントを嫌悪する洗脳作業を行われている。メ[ランドではミュータントが強制収容されようとしていて、アメリカではミュータントが殺された。

次にこれまた最近のブログの流れ通り、好きな台詞、シーン等を順不同で紹介。まずセントラルパークでミュータントであるが故に差別主義者にホットドッグを投げられたNIGHT CRAWLER (“NC”)。楽々とホットドッグを掴み取り、ガブリ。その後の彼の台詞。”Tastes like mustard and bigotry.” 狂信的に(誤ったことを)信じることをbigotryって言う。よく小説でも使われるので覚えておいた方が良い単語。NCの皮肉は恐らく差別主義者には通じない。Jeanのそれに対する反応の方がもう少しきついな。

また、Inhuman族のBlack Boltと和解するシーンも良いな。Jeanの口から言葉を喋ることのできないBlack Boltの言葉、”I’m sorry.”が出て来る。CYCLOPSを殺したことに対する謝罪の言葉。(CYCLOPSの死は、Emmaのテレパシーによる幻影なのだが、どうもその事実を知っているのは一握りのようだ。)

最後にCasandra Novaが出て来る。これ勿体ない。このAnnualが出る前にもうXR 3号で彼女を出しちゃったからね。登場の順番が逆だな。

XR 5号。ナノサイズSentinelを無効化する前後での、ミュータントを殺してしまった男の、態度の違いが個人的なクライマックスだな。ミュータントを殺せと叫び続けている彼が、最後に自分のしてしまった行為に涙を流すコマが凄い。

巨大センチネルに虹や花が描かれているのは楽しい。また、センチネルを彼女と読んでいるGabyも可愛いね。

最後はJeanの台詞。長いので前半部分割愛。”We’re going to crush the lies. We’re going to weaponize the truth.” 自分たちと異なる人への偏見や嫌悪。それを助長する嘘への戦い。X-MENのテーマを言葉で表した良い台詞。
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