アメコミとラーメン

このタイトルには付き合う、Reisの画力のお陰で、NEW MUTANTS 1号、2号



X-MENの新設定に対するモヤモヤ感を克服して、NEW MUTANTSの1号、2号を読んでみた。このタイトルにはLegacy Numberは付かないのか。

筋書をEd BrissonとJonathan Hickman、画をRod Reisが担当している。添付画像は2号のもので、同じくReisの作。1号は先月にX-MENのレビューで紹介したEvery Mutant Ever Variant(これまでのミュータントが全て網羅されているカバー。)

粗筋から。Shi’ar星系の異星人の妻を娶ったCANNONBALLことSamを地球に連れ戻すべく、NEW MUTANTSの面々は宇宙海賊の船に乗って宇宙へと向かった。退屈な旅行の憂さ晴らしに、惑星に降り立った彼らはそこで、その星の宝を盗み、御用となった。裁判にかけられ有罪となるもSamの妻の力で許されるが、条件を突き付けられた。

いつものように、気に入った、シーンや台詞等を順不同で紹介。まずは、Reisの画。スゲー上手い。何この人。特にRhaneの表情が良いな。1号で彼女が頭上を見るシーン。完璧。また、元々GENERATION XのメンバーだったMONDOに、Krakoaが憑依するシーンなんかも良い。この人はインクも一人でやっている。カラーは違うのかな。今までアメコミ読んでいて気づかなかったけど、Reisはスクリーントーン使っている。他の人はどうなのかな。総評として、この人の画がなかったら、Hickmanの話はクソだった。設定自体はクソなんだけど。

Hickmanの新設定には、相変わらず馴染めないな。アウェイ感タップリ。何でSamは結婚しちゃったの?

SamとRobertoの会話は凄く楽しい。元々NEW MUTANTSは青春もの的な要素が売りだったが、その売りはHickmanも踏襲している。金持ちでビジネスマンであるRobertoの金持ち、仕事できる自慢も楽しい。そして何よりも楽観的だ。

宇宙弁護士の宇宙は広いから時間がかかるという言い訳に対する、そんなRobertoの文句。”Yeah space is big. But I’m big. So you better haul ass to space court because I need satisfaction.” 普通これを年若いRobertoから聞いたらムカつく。

もう一つ、宇宙の言葉で書かれたトランプだかなんだかを時間つぶしに賭けに使っているメンバー達。カードに書かれている意味を知っているのはDougのみ。Daniは彼に肘鉄を喰らわせ無理やり彼女の勝ちを宣言させるシーン。笑える。

宇宙ものはあまり好きではないのだが、付き合うことにする。全てReisの画力に依拠する。

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