自分史のブログ

初めての自分史の書き方

山の辺書房自分史編集室より 連載第4回とお便りについて

2019-10-26 11:14:08 | 自分史と電子書籍

本ブログ訂正とお詫び

本ブログ電子書籍出版例の箇所で経費計算が担当者の入力ミスで、100頁制作を10頁制作料金として掲げていました。(正解は、1頁=672円×1.5円で、100頁では67,200円。それに表紙デザイン、仮本制作代20,000円。合計=87200円となります。)

誠に申し訳ありませんでした。――スタッフ一同。



連載第四回(先月掲載文)

新境地を開く

●自著「ど根性」発表・発売後、多くの読者の皆さまから、「一気に読んだ・一晩一睡もせずに読んだ」という、狙い通りの感想を頂いた。のみならず、教育関係者にも好評を得た。また、或大学の先生から、「ど根性という作品を読み終え、暫くは放心状態でした」という作者として大変嬉しい言葉も頂戴した。出版後、作品は学校図書になり歌謡曲にもなった。――これが私にとって、その後の執筆編集活動を決定づける最良の表現記述法だと確信するに至った。

●人生は紙芝居のような絵の連続であるという発想。おもちゃのような電子機器が闊歩する現在、その様はあたかも、嘗て手塚治虫氏の漫画に登場するお茶の水博士が摩天楼を仰ぎ見て、「今に、文明が人間を支配する世の中になるぞ」と予言した如く、人間本来が備えている想像力が低下の一途をたどっているように思える。あらゆる事象が受身で事足りる世の中になってしまった。

●本来人間は能動的思考回路を備えているものであるが、今は違う。完全とはいわないが、この能動的が受動的に変化してしまった。そのため、イメージ力が極端に低下し数々の弊害が生じている。しかし、これが世の流れというものかも知れない。最早「行間を読む」という言葉さえ死語になってしまった感がある。意識の幼児化現象だ。

●こんな世間に従来のような説明重視の自分史を出版しても、誰も読まない否読むことが出来ない状態に陥っている。そこで、シナリオで修得した方法をとりいれ、文章を画像化して、人生の伝えたい部分を紙芝居或は映画の一シーンとして描写することが最良の方法ではないかと思いついた。映画監督がやる「台詞とト書き」で絵コンテという発想。

●自分史の最初の数ページを開くと、いきなり場面描写。そこで、読み手は、「何だ、何だ」と次の頁をめくり、話の続きに興味を持ってくれる筈。井戸端会議で「それで、それからどうしたの?」と話題提供者に対し他の人が合いの手を入れるのと同じ心理状態を作り出す。

●さて、ここで一服して、従来の自伝・自分史の半ば定型化された書出しを抜粋してみましょう。

従来の自分史にみられる典型的な例

(例、その一)

『徳川三百年の武家政治も清算され、世は正に明治新政権に移らんとして上を下への騒動の真っ最中、慶応三年も早や暮れようとする師走の二十一日、○〇の国○○村の一隅で、○○の二男として父は生まれ幼名を○○と命名された。……云々』

 (例、その二)

『私の家系は○○川の上流現○○村のひなびた里で、父○○、母○○の次男として産声をあげた。長男は農業で……云々』

(例、その三)

『○○家は先祖代々農業を営み、村では中以上の財産家であったが、本家は長男が相続した。この人物は人並み外れた強欲な性格で……云々』

●これまで扱ってきた生原稿(既刊本含む)、そのほとんどがこの調子だ。――自伝・自分史だからこの書出しは正しい。自分の歩んだ道程を記すのだから先ず自己紹介から始まり、順序を追って書き綴るのは当然だ。それで、著者のみならず自伝づくりに携わる者は、このやり方を疑いもなく当然のこととしてやってきた。謂わば、自伝・自分史づくりの正道といえる。こうして作られた本は、その出来栄えも立派。書いた本人も満足。印刷業者・出版社も能事足れりということで代金を貰う。一応成功裡に出版祝賀会となる。

●ところが、ここからが問題なのだ。著者は得意満面で各所に寄贈、または、知人・友人に買ってもらう。が、その先までは予想がつかない。そこには、わたしのように何十年もこの仕事をつづけてきたものにしか見えないものがある。それが、「殆ど読まれていない」という事実。

●多額のお金を払って出版した立派なハードカバーの自伝。書いた本人は、皆が読んでくれていると思い込んでいる。ところが実際は本棚の隅っこにきちんと行儀よく納まっていて、のみならず、一度も開かれた様子もない。これが現実なのだ。一般的な出版数の百冊余りならまだ救われる。ところが、出版社のなかには常套的甘言、「これは素晴らしい! もしかすると作家になれるかも……」――その気になって多量の部数を作ってしまう。

●はっきり言って、余程のことがない限り個人の自伝は売れない。今の時代、プロ作家の本でも返品がでる。結果として出版社から戻された返品の山を見ることになる。数年前のことだが、「狭い家に山積みされた返本の山を毎日眺めることに耐えられなくなった」と、自分史を作ったご婦人(グレー業者の甘言に乗っかって自費出版した人)がわたしの事務所に来た。「○○出版社で、言われるまま多量の本を作ったが、まったく売れない。何とかしてほしい」

というのだ。わたしは即座に破棄処分をすすめた。どうにもならないからだ。その後も同じようなケースがあった。

●これらを見聞きするたびに胸が痛む。わたしは、伝記や、それに類するものが好きで、商売プラス趣味の境地でこの仕事をしている。魅力は何と言ってもノン・フィクションという最高の舞台だ。それで、この仕事をする以上、このような現実を何とかしたいという思いがある。

 ……………………………………

★今回の「書き方ガイド質問コーナー」に多くの便りを頂きました。その中で一番多かったのが文章作法でなく【出版に対する不安・広告に出ている自分史募集について】です。拝読して感じた事は「激安出版」などの広告に疑念を抱いているご様子。一度連絡すれば知らぬ間に多額の費用を請求されるのでは? というものでした。確かに一理ありですね。そこで、ご参考までに、自分史・自費出版の現状チラシを掲げておきます。(これは、橿原商工会議所から当該地区全会員に配布したものです。)ご精読頂ければ幸甚です。

■チラシ表↓

 

(国民生活センター広報一部抜粋) [2007年11月9日:公表]
自費出版に関する相談が増加(前年の2倍)
-作品をほめられても、安易に契約しない―
 自分の書いた詩や小説、自分で撮影した写真などを本にまとめたいという人が自分で費用を負担して本を出版する自費出版に関する相談が増加している。
 自費出版に関する相談は「自分の作品をほめられて気持ちが高揚して契約をしたが、あとから考え直して解約をしたい」「出版の契約がきちんと履行されない」などがある。自分の作品を出版することに興味を持っている消費者が、事業者の主催するコンテストに応募したり、広告を見て問合せをするなど、消費者のアクセスが契約のきっかけとなっているケースが多いが、事業者が作品をほめて、消費者の気分を高揚させて勧誘している場合も少なくない。消費者は、出版に関する知識が必ずしも十分ではないため、契約するにあたっては注意が必要である。
★国民生活センターHPより抜萃、以上★
編集室より――――――――――
●以前にも書いたが、或るご婦人が来て「出版社の言いなりに自費出版したが出版した本が全部(150万相当)が全く売れなかったと言う理由で返本された。何とかならないでしょうか?」と泣きついてきた。――こんな事例が複数回ありました。――私は「破棄する以外どうすることも出来ません。…残念ですが」とお答えした。
●このケースでは出版契約書の類いはゼロ。口約束の甘言のみだった。つまり『夢を買った』だけ。国民生活センターの統計ではこの傾向が年々増加しているという。中でもご婦人方が多いとグラフが示している。
●私のホームページでもこの件について掲げているが、漫画全盛・ゲーム蔓延の現在、プロ作家でも返本が出る。余程のことが無い限り自伝の類いは誰も読まない。――時代が変わってしまったのだ。
●それでも、「何とかして自伝を書きたい人」が居る。編集室としてありがたいことで、「書き方ガイド」ブログを発信し続けている。――安全安心の本作りを実現するめ。
●当編集室は必要経費のみで40年間やってきました。自分史全盛時と違い現在は【電子書籍出版】が主流となっている。これは自分史制作出版者に福音だ。何故なら、出版するか否かを著者自身で決めることが出来るからだ。 ↓裏へ
■チラシ裏面↓

【山の辺書房自分史編集室で電子書籍を制作出版する場合】
★無料領域
①ワープロ等で原稿を書いて頂く。
②お原稿を郵送して頂き拝見。
③そのまま出版可能か否かを判断。
④素人さんのお原稿はその殆どが完成原稿とならない。そこで書き換えのアドバイスします。但し、詩・俳句の類いを除く。
⑤この繰り返しを何度かする。徐々に完成原稿に近づく。(私の指導がお気に召さない場合は白紙にする。勿論、この作業は無料です。
⑥努力の甲斐あって、原稿校了。ここで電子書籍出版するか否か決める。出版しないのであれば経費はゼロ円。出版するなら次へ……
★有料領域
①著者―当社間の出版契約書作成。但し電子書籍として。
②校了原稿の電子書籍データ化(1文字1.5円計算)し、出版前に仮本制作。(仮本+表紙デザイン代20,000円)。
③著者が仮本の校正する。
【校正は著者が全責務を負う事が原則】
④納得いくまで仮本訂正して頂き、著者の校了確認書を受領。
⑤ここで愈々AmazonKindleサイトにサイトアップ。公開――全世界へ。
※さて、経費面ではどうなるか?
 原稿執筆完成(無料)+完成原稿組み版(1.5円×1P原稿文字数)+仮本作りと表紙デザイン代20,000円。Amazon出版代は無料。
…………………………
●当編集室で行っている素人さまの電子書籍制作出版は以上の通り。
【制作例】
――100頁冊子の計算例――
●現在AmazonKindleで一番人気の「平成の大洪水」の場合。
本文14ポイント活字。448文字×1.5円=1頁が672円。100頁で67,200
円。
仮本・表紙デザイン、20,000円。
●この体裁で電子書籍をAmazonで出版するのに郵送料込で正味(87,200円)で出版出来ることになります。
※ネット出版した場合、親戚や知人友人に宣伝する。

●当編集室のコンセプトは【人生の喜怒哀楽を共有】することです。そのために安全安心の体験発表プラットフォーム構築を最優先しています。

――これは、電子書籍出版だから出来る事で、著者は第一段階としてAmazonKindle出版して読者反応をみること。そこで読者が付けば正式に紙本印刷すれば良いのです。読者不在の書籍は意味がありません。

山の辺書房自分史編集室ホームページ
コメント

自分史のブログ 山の辺書房自分史編集室より 自分史制作講座第一回

2019-08-31 16:02:23 | 自分史と電子書籍
 
第一回 自分史とは何でしょう! 
素人さんの自分史作りが静かなブームだ。
何が原因だろう?
人生100歳時代の到来で、第二・第三の人生に挑戦しようという人々が増えてきたのか? 自分史を書くとは一体どういうことなのだろう?
一生懸命走り続けてきた人生……辛く苦しい思いは最早形だけが残り、今や瞼をとじれば楽しい青春時代の情景だけが去来する。 歳を重ねるということはそういうことかもしれない。
「そうだ! 一丁やってみるか!」 バラ色に輝いていた青春時代……舟木一夫の♪高校一年生がどこからともなく聞こえてくる。
「雑誌で見つけた文通コーナーに躊躇いなく応募した。女学生から返信がきた。 ……嗚呼、それからどうしたんだっけ?」 甘酸っぱい香りが脳裏をかすめる。記憶の糸をたぐり寄せる。次々といろんな情景が浮かんでくる。 「これが俺の歴史だ! 思わず叫んでいる」 いろんなことが凝縮された青春空間……今一度再現したい!
こんな時、自分史が必須アイテムとして登場する。
「しかしナー、どうしたらいいのだ。難しそうだし費用もかなり要るらしい」 今、団塊世代の多くの人はそう考えているに違いない。
山の辺書房自分史編集室は大手の出版社じゃない。40年間この道一筋にやってきて、小さな書斎だけが仕事場だが、一応の設備は整えている。チーム制でやっているので余分な経費はかからない。同時に、長い経験から安価で安全な自分史づくりの方法を提案している。 詳しくは、当編集室のホームページをみていただくと自分史の概要はご理解いただける。
さて、これから数十回に分けて書き方ガイドを書いてみます。挑戦してみようと思われる方は一度読んでみてください。
★次回へつづく
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山の辺書房自分史編集室より 無料キャンペーン予告

2019-08-30 11:16:52 | 自分史と電子書籍
山の辺書房自分史編集室より 無料キャンペーン予告
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キャンペーン予告!
現在500円で販売中の超話題作「膀胱がん闘病記」
を次の期間無料キャンペーンします。
★無料キャンペーン期間→9月2日~9月6日、pm.11:59まで。

 さて、何が話題作かということだが、齢70後半の著者がまるで青年のような感性で綴っていて、同時にガンという最悪のステージに立ったにもかかわらず、全てのことに超ポジティブ思考で対処していることだ。
 本書は、同じ病に苦しむ方々はもとより、他のご病気で落ち込んでおられる人に勇気を与えてくれる。
★9月1日までは有料販売です。

改訂版 膀胱がん闘病記: 人生ポジティブに生きよう
杉岡 昇,よしい ふみと
山の辺書房

改訂版 膀胱がん闘病記: 人生ポジティブに生きよう
改訂版 膀胱がん闘病記: 人生ポジティブに生きよう [Kindle版]
杉岡 昇
山の辺書房
2019-08-25

★この本の内容
「三人に一人にガンの疑いあり」といわれるガンになってしまった。
 ある日突然にそれは起こった。――何時ものように小用に立ち用をたしていると、何と小便が異常に赤い。しかしこの時は「趣味の窯出し作業で疲れが出たのだろうと高をくくっていた。だが、少し不安が残った。
 数時間後再度小用に立った時不安が現実のものとなった。ますます赤い。――これは少しおかしいと直感。近くの診療所へ駆け込む。診療所では詳しいことは分からないからと和歌山県新宮市の医療センターへ行くべく紹介状を書いてくれた。早速紹介状を持ってセンターへ直行。「何も問題なければいいのだが……」幾度もつぶやきながらハンドルを握る。――今はとにかく無心で居よう。そうだ、こうなったら今すべきことをするだけだ。あとは、♪ケセラセラだと開き直り検診を受ける。
だが、そこで担当医から告げられた衝撃の事実「膀胱にガンらしきものがありますね」と担当医。「嗚呼、やっぱりそうか」確信ある医師の言葉に頭が真っ白状態。
 ここから著者の戦いが始まる。
 本書は、物を書くことが好きな著者が、入院ベッドで苦痛と戦いながら記した日記である。単なるメモのような記録であるが、読んでみると常に著者の傍で彼の息遣いを聞いているような雰囲気になる。真実を吐露しているからだろうか。実に不思議な日記だ。普通は退院後に記録としてしたためる類いのものだが、全てのことに超ポジティブな著者のこと、何と、苦悩のベッドのなかで筆をとっている。見事な精神力である。
 ガンに罹っている人、そうでない人を問わず、この短編日記が問いかけるものは何か? それは、宗教の言葉を借りればある意味、人生の「解脱」を示唆している感がする。滅多にお目にかかれない珍しい体験記録といえよう。



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