湯浅勇治氏との思わぬ出会い!
「ヨーロッパ音楽の旅」と称し、音楽学部の学生さんを引率しました。
ウイーンからザルツブルクまではガイドつきのバス移動でした。
ガイドさんはウイーン音楽大学で指揮を教えていると自己紹介があり、
「皆さんは音楽専門の学生さんばかりということなので、指揮法講座をしながら旅をしましょう!」と、ザルツブルクまで1日指揮講座をして下さいました。
名刺をいただ いていたのですが、みんなその時にはまさか偉大なる指揮法の大先生とは認識出来ておらず、気易い音楽好きのお兄ちゃんのように遠慮なく接していました。
ウイーンを早朝に発って、昼食まで途中休憩がなかったのですが、ほとんどの学生さんがトイレ休憩を要望してきました。周囲はポツンポツンと農家が点在するばかりで、トイレ休憩など出来る所はありません。
意を決して、湯浅勇治氏が農家と掛け合ってくれました。
しかし30人も40人もの団体が押しかけて来たのを見て、農家の方もびっくりし、「とても引き受けられぬ」と、断わられてしまいました。
昼食予定のレストランまで皆苦渋のバス旅行を続けざるを得ませんでした。
大先生との思いがけない出会いになってしまいましたが、私どもにとっては「身近な、親しみやすい、楽しいお兄ちゃん」として忘れられない方となっています。
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