Amagiri's blog

車、写真、旅など色々つぶやきます。
「速度を上げるばかりが、人生ではない。」from Gandhi's quotes

RC300h “F SPORT” 試乗記

2019-03-17 20:12:00 | 試乗記

今回マイナーチェンジ(以下MC)後のRC Fを契約するにあたり、2台の車をじっくり試乗させてもらいました。

1台は RC300h “F SPORT”、もう1台はLC500“S package”。
エクステリアやインテリアは、RCで、動力性能などはLCで確認というわけです。
「F」シリーズは数が出る車ではありませんので、うちのディーラーでも今まで10台売ったか売っていないか?ぐらいとのこと。
なかなかRC Fそのものの試乗車を置いていないのも無理からぬことですね。

 

 

今回試乗させて貰ったのはMC後のRCです。
グレードは RC300h “F SPORT”、今回はその試乗記を書いてみたいと思います。
※以下は完全に主観に基づいて書いております。不快に感じそう、気分を害される可能性のある方はご遠慮下さい。

 

まずはエクステリアですが、これを見て一目惚れしてしまいました。

流れるような美しいエクステリア。
クーペということでロングノーズショートデッキで「優美」という言葉がぴったりです。
またそんなに大きなボディサイズではありませんが、とても「塊感」があって存在感もあるデザインです。
私の大好きな20系ISのように良い意味で「割り切ったデザイン」、
思い切って居住性よりデザインを重視したことにが良い方向に動いていますね。

またこのクラスのクーペはフロントマスクはセダンやワゴンと同じで、リアだけをクーペに変えたものもありますが、
(要するにセダンとクーペをくっつけたようなデザイン)
このRCはフロントマスクもリア含めも専用設計。
そのお陰で後席はライバル車に比べて狭めですが、結局狭くてあまり使えない後席なら思い切ってデザインに振ったのは英断だと思います。

レクサスの思い切った割り切りが良い方向に出ていますね。

またMC前後のデザインですが、個人的にどちらも「良い」と思います。
敢えて言えば前期は「かっこいい」、後期は「美しい」要素がより多く含まれているような気がします。
個人的に20系ISに近いのは後期型かなと思いますが、これは完全に好みの問題。
どちらも素敵だと思います。

 

 

フロントマスクがMCで最も大きく変わった部分。
今までL型のクリアランスランプとヘッドライトが分かれたデザインでしたが、最近デビューしたレクサス車はヘッドライトに内蔵するようになっています。
20系ISのデザインに良い意味で現代風にアレンジしたような感じを受けました。

 

リアはスモーク化されてこちらも整ったデザインになりました。
またMCでターンランプも含め全てフルLEDになったのは嬉しい事です。
ここのデザインもかなり癖が無くなり、正統派イケメンのようなデザインになりました。
個人的にこのデザインが好きですね。

 

“F SPORT” ということで専用のフロント235/40R19+リヤ265/35R19タイヤ&アルミホイールが装備されています。
因みにRC Fの場合はフロント255/35ZR19+リヤ275/35ZR19ですので、“F SPORT”でも相当太いタイヤを履いている事が分かります。
ガンメタの色とオレンジのキャリパーがとてもよく合っていますね。

 

さて次にドアを開けてインテリアを見てみます。

試乗車はブラックのインテリアです。
シートは“F SPORT”専用本革スポーツシートが装備されています。
座ってみましたが、硬めながらしっかり体をサポートしてくれるシートです。
以前IS350に乗っていた時はIS Fのシートが装備されていてこちらも凄く良かったのですが、おしなべてレクサス車は本当にシートの出来が良い車が多い。
長距離ドライブの時には本当に助かります。

メーター、インパネも上質感があります。

メーターフードも合皮で覆われており、かなりしっかりと造られています。
またエアコンの吹き出し口がアルミで覆われているのもなかなか凝っていますね。


メーターは“F SPORT”専用8インチTFT液晶式メーターが装備されています。

以前現行ISがデビューしたときに同じメーターでしたが、日光が当たるとコントラストが下がって見にくかったのですが、
このRCではそれを感じませんでした。
実は改良されているのでしょうか?
ただ個人的にメータリングを左右に動かすギミックはあまり好きではないですね。
ちょっとおもちゃっぽいのと、操作が面倒というのが理由。
この点、RC Fはアナログと液晶を組み合わせたメーターになっていてありがたいです。

 

インパネです。

以前は無かったヘアラインが入り、またニーパッドが大型化されてかなり上質感が増しました。
また当初から疑問視されていたナビの画面も大画面化されとても見やすくなっています。
オーディオは標準でBlu-ray対応なのも嬉しいところ。
また細かな点ですがMCでアナログクロックにGPS補正機能が付き自動で正確な時間を表示してくれるようになりました。


シフトレバー周り。

MCでナビがハイブリッドナビにアップデートされ、タッチパッドも大型化されました。
また有り難いのがタッチパッドが運転席側にあるところ。
最近のレクサス車の一部ではタッチパッドがシフトレバーの逆側に設置されているので、タッチパネルを操作する時操作しにくいのですが、
このRCはきちんとシフトレバー後方に設置されていますのでそういう心配もありません。


インテリアは全体的にかなり上質だと思います。
何回か改良に改良を重ね、また去年の大きなMCでかなり質感がアップしました。
またナビもハイブリッドナビ、オーディオもハイレゾ対応と現時点でレクサスの最新型のものが装着されています。

ちなみにRC Fもシート、メーター以外はほぼ同じというのが「F」の面白いところ(笑)
それだけエンジンやトランスミッション、足回りなどにお金がかかっているのでしょうね。
「普通なのに凄いヤツ」という車が好きな私には最高です(笑)


あとインテリアで1点個人的に気に入ったのが、この部分。

“F SPORT”のみメーカーオプションで選択できるアルミ(名栗調仕上げ / シルバー)のオーナメントパネル。
内装がブラックだとここがいい感じに目立ってワンポイントになっています。

 


例えばシート自体をフレアレッドやホワイトにして全体的なインテリアの色調を変えるのも悪く無いですが、、逆にシートをブラックやブラック&アクセントマスタードイエローにして
ワンポイントアクセントとしてこのオーナメントパネルを装着するととてもお洒落だと思います。

 


さてでは早速ハンドルを握って試乗に行くことにします。

このRCのプラットフォームについては雑誌や試乗記では「ISベース」、いや「GSベース」だと色々言われていますが、
正解は「フロントまわりにGS、リアセクションにIS、そして中央部には、ロッカー断面積がISの2倍近くと十分な強度が確保できるIS Cのそれを用いた混成型」。
要するにほぼ「RC専用設計」と言えるでしょう。
また当初から5リッターエンジンを搭載するRC Fと同時並行して設計されたお陰もあって、
このRC300hだと完全にシャーシーがエンジンに勝っています。
それもあって「乗り心地」「操縦性」がとても高いレベルで両立しているなと感じました。

今まで私が所有した車もボディ剛性やシャーシーがしっかりした車が多かったですが、それらは路面の凹凸を「押さえつけて」走るような感じでした。
それに比べてこのRCは路面の凹凸をうまくボディで「受け流し」ながら走っているような感じを受けました。
例えるなら地震に対して「免震構造」で受け流しているような感じ。
クーペならではの剛性の高いボディとよく動くサスペンションがきちんと仕事をしているのでしょうね。
路面をわしづかみにしているような接地感はありませんが、程よく心地よいインフォメーションがしっとりと伝わってきます。

パワートレインは、2AR-FSE。
ハイブリッドシステムには個人的にあまりいい印象が無いのですが、このRCの場合エンジンとモーターの切り替わりがとても滑らかで、
またアクセルレスポンスも良く過不足無いパワーに加えハイブリッドのスムーズさと静粛性はとても快適。
勿論パワーを求めるのなら300や350を選んでもいいでしょうが、走りと燃費を両立している300hも捨てがたいと思います。

全体的に凄くスポーティ、というわけではありませんでしたが、とても滑らかで気持ちのよい走りを楽しめました。
これにもモワパワーと刺激を加えるとRC Fになる、というわけですね(笑)


安全装備でも「Lexus Safety System +」が装備されており自動ブレーキからオートマチックハイビームまで最近当たり前になった装備については一通りそろっています。
最近は「Lexus Safety System +」も2世代目が出ていますが、このRCは1世代目。
ただそれでも基本的には十分な性能があると思いますので、万が一の「保険」としては言うことなしでしょう。

 

クーペですが、4シーターということもあり後席を荷物置き場にすれば逆に手荷物を置くのには便利そう。
トランクは通常のセダンと同等以上の広さがありますから、旅行用のトランクもしっかり入ります。
またラゲージネットがオプションで用意されているのもレクサスの長所。
クーペ、セダン、ワゴン、SUV問わず安全面、そして静粛性の面でもラゲージネットは必須だと思います。
ただリアに大人2人が常時座るのは少しきついと思います。
あくまで非常用、もしくは手荷物置き場という感じです。

 


全体的にクーペということでまずその美しいエクステリアに目を惹かれますが、見た目だけで無く中身もかなりこだわって造られています。
インテリアが現行ISに似ているのでその派生車かと思われがちですが、プラットフォームは全くの独自のタイプ、また装備もISに比べるとかなり充実していますので
外見に負けず劣らす中身もしっかりしている車だと思います。
またハイブリッドシステムも成熟されエンジンとモーターがとてもスムーズに協調し、あまりハイブリッド車に乗らない私も違和感なく乗ることができました。
乗っていないので断言は出来ないですが、NXで素性の良さを味わった2リッターターボを搭載したRC300、
IS350でそのパワーと滑らかさに惚れた2GR-FSEを進化させた2GR-FKSを搭載したRC350、どちらもいい車であることは想像に難くありません。


現在のレクサスではSUVがよく売れ、セダン、さらにクーペはいまいち売れていないということで、
若干地味な存在ではありますが、基本設計からとても良く出来た車で、
さらに地道に年次改良、MCされた「真面目な車」でもあると感じました。
見た目に惚れて買っても良し、中身に惚れて買っても良し、とても完成度の高い車だと思います。


適度にプログレッシブ、適度にコンサバ

2019-03-02 17:11:14 | RC F

via:https://lexus.jp/

これはRC FだけでなくLEXUS車全体に言える事かもしれませんが、RC Fはプログレッシブな部分ととコンサバなところが絶妙に折り合っているところが個人的に長所だと思います。

※以下は完全に主観に基づいて書いております。不快に感じそう、気分を害される可能性のある方はご遠慮下さい。

 

例えば一例を挙げればRC Fのトランスミッションは見積書等でも「8AT」ではなく「8-S SPDS」と書かれています。
これはスポーツダイレクトシフト(Sport Direct Shift)の略称で、スムーズな変速と操作性とマニュアルのダイレクトなスポーツドライビングを可能にする、
双方のメリットを両立させた8速スポーツオートマチックトランスミッションの事です。

  

(MC前のカタログから抜粋)

個人的にこのSPDSもRC Fを決める際に大きな決め手になりました。
MTから乗り換える当たってやはりATでもダイレクト感は捨てがたい、かといってIS350で味わったような滑らかな変速は捨てがたい、そして故障も少ない方が良いという私の我儘な要求に応えてくれる
まさに良いところ取りのトランスミッションです。
例えばダイレクト感で言うのであれば、外国メーカーがよく採用しているDCT(デュアルクラッチミッション)の方が1枚上手かもしれませんが、やはり低速ではギクシャクしてしまいがちなのと、
どうしても耐久性や故障に不安がつきまといます。
(一時期VWのDSGややHONDAのDCTもかなりリコールを出していた記憶があります。)
そもそもDCTはストップアンドゴーの多い日本向きでは無いというのもありますが、人間でも一人により癖が出るクラッチ操作や半クラを上手に機械ににさせるのが難しいというのは想像に難くありません。
そこでATでもMモードの場合、2速から8速まで全域ロックアップしてくれる、更にシフトダウンの祭にブリッピングまでしてくれる、

しかし、Dポジションであれば普通のATと同等に滑らかに変速というまさに二刀流のようなトランスミッション。

 

IS350の時の6ATはこのSPDSではありませんでしたが、比較的ギア比が低めなのとエンジンのパワーでダイレクトにぐいぐい地面を蹴って進むような感覚があり、
それなりにダイレクト感がありましたが、今度のRC Fはそれ以上にダイレクト感がある事は間違いなさそうです。
この辺りの技術をうまく折衷させるのが良い意味でレクサスらしい感じだなと思います。

 

そして「プログレッシブ」な部分として個人的にありがたい装備なのがこの「ハイブリッドナビ」。

  

(MC前のカタログから抜粋)

ハイブリッドナビとはスマートセンターで収集した、リアルタイムの走行情報やVICS等の外部情報を組み合わせた膨大なデータを用いて、センター内に保有する地図データで最適なルートを探索し、ナビに配信します。
また、案内ルートを外れた時のリルートなど、素早い応答が必要な場合は、ルートの再探索をナビでの処理にハイブリッドに切り替えます。
TOYOTAのHPより)

要するにセンターと常に通信しながらルートを探索しナビの処理と協調しつつ最適なルートを探索するというもの。
RC Fのカタログではあまり大きく宣伝されていませんが、NXもこのハイブリッドナビでそのルート探索の正確さ、適切さに驚きました。

   

 ちなみに兄弟車のGS Fはナビが1世代前のタイプでこのハイブリッドナビでなかったこともRC Fを選んだ大きな理由の1つです。

 

またRC Fは車を選ぶ上でも大事な条件の1つである自動ブレーキ関係もしっかり装備されています。

  

(MC前のカタログから抜粋)

この分野は進化が著しいので、RC Fの「Lexus Safety System +」は最新型のタイプではありませんが、普通に乗る分には何ら問題のないレベル。
この辺り、例えば外国メーカーの車と比べてみるとそこまで進化していない部分もありますが、レクサスの場合、その分信頼性が高く安心して乗ることができるというのも大きなアドバンテージかなと思います。

 

 

先進的というのであれば最近の外国車は凄いなと思います。

  

via:https://www.mercedes-benz.co.jp/

最近デビューしたMercedesBenzのAクラス、そして日本で発売が予定されている新型3シリーズなどまるで車にスマホが内蔵されているような感さえあります。
今回RC Fを決めるとき、参考までに色々なメーカーの車を調べてみたのですが、最近外国車で流行しつつ(?)あるのが、車にAI(人工知能)を搭載して
iPhoneのSiriのように話しかけ車を自分の好みを学習させるという機能。
単なる音声認識ではなく、車に学習させていくというのが何気に凄いです。あとはスマホでエンジンの始動、停止が出来るようになるというもの。
良くも悪くもこういう先進的な所を取り入れるのは外国車は上手だなと思います。
レクサスではLSでもこういう技術は導入されていません。
あくまで音声認識までですね。

 

でも個人的に車の走行性能や安全性に関係ないこういう機能はあまり車を選ぶ要素にならなかったりします。
というより寧ろあまり装備しない方が良かったりもします。
大きな理由としては2つ。

 

1つめはこれらの技術はまだ過渡期にあるということ。
AI技術は日進月歩なのでハード的にもソフト的にも陳腐化するのは早い可能性があります。
というより恐らく車体やエンジンより寿命が先に来る可能性もあるのでは?と思ったり。
上記の写真はAクラスのコックピットとインパネの写真ですが、メーターの質感も現在のアナログタイプには及んでいませんし、写真等で見るとグレアパネルの様ですし外で見ているととかなり目が疲れそうです。
(ただずっとメーターを見つめることはないですからそこまでは影響はないかもしれませんが。)
また全面液晶はただパネルにメーターを映しているだけでは質感に乏しいですし、何より見にくいので様々な工夫が必要になると思います。
それも例えば飛行機のコックピットがアナログからグラスコックピットに進化したぐらいの革命的な。
まだ現時点ではアナログ表示していたものを単純に液晶表示にしたような感じを受けます。

 

そして2つめに不具合。

実は私自身、こういう先進的な物が好きで仕事でもプライベートでもよく導入するのですが、しょっちゅう不具合を起こします。
まだ車にAIを搭載する仕組みはまだ始まったばかり。
それが良い方向に動くか、それとも廃れていくかはわかりませんが、まだまだ私が手を出すのにはまだ早いと思っています。
例えばスマホでエンジンをかけられるの凄いな!と嫁さんに言ったところ、「スマホを落としたらどうするの?あとスマホが起動しなくなったら?」
すかさず私が「それなら普通キーであければ良いじゃん?」と答えると「それなら最初から車のキーを持っておけば良いよね。」とぴしゃり(汗)
確かに社外品のエンジンスターターではスマホでエンジン始動できるものもありますが、標準装備している(要するに装備として外せない)となると・・・ということでしょうか。
(勿論、それなりにきちんと対策はされていると思いますが。)
実際、今回RC Fを検討するときに某外国車ディーラーの方に最近は故障はどうなんですか?と聞くと動けなくなるような故障は殆ど無いが、今度はこういう電子系の故障が増えてきているとのこと。
これだけ多機能になればそれも一理あるなと思います。
ディーラーの整備士の方の苦労も忍ばれますね。

 

TOYOTAも最近コネクティッド技術として新型クラウンやカローラスポーツに標準装備して盛んに宣伝していますが、実はLEXUSが私のIS350の頃から、もっと言えば日本でLEXUSが開業から同様なことを行っていました。
最初は「TOYOTAがコネクティッド技術に力を入れていく」と聞いておおっ!と思ったのですが、中身を見ると「前からやっていたじゃん、これ。」と思ってしまいました。
ただ逆に言えばそれだけ「堅実」に物事を進めていると捉える事もできます。
個人的に先程の「ハイブリッドナビ」についても常に通信しているというので大丈夫なのか?と思ったのですが、NXに乗っている時にトラブルは皆無でした。
昔は市販のナビもよくフリーズや再起動をしていたのですが、時代も進んだなと感心しました(笑)
ただどちらにしてもこれからはAIがあちこちおで活躍するようになる時代。
良し悪しに関わらずうまく付き合っていかないといかない時代がすぐそこまで迫っているなとはひしひしと感じます。

 

大分話があっちこっちにいってしまいましたが、結局何が言いたいのかというとRC Fを選ぶ大きな理由としてはが先端技術と現在の技術が絶妙にマッチしているということ。
そしてやはりLEXUSならではの安心感、そしてサポート良さが大きいということです。

 

 

最後に余談になりますが、MC後のRC Fのリアですがよく似た写真がありましたのでこちらに掲載しておきます。

  

  

(MC後のRCのディーラーオプションカタログから抜粋)

標準ではこのような感じでリアディフューザーがボディ同色になっています。
最初は違和感がありましたが、よく見ると結構良いワンポイントになっていますし、また車高が低く見える効果がありますね。
「標準で普通にかっこいいと思いますけど。」という担当SCさんの言葉は、間違いなかったなと思います。

※リアスポイラーの形状はRC Fでは異なります。
※あくまでディーラーのPCでちらっと見ただけですので、実際は違う可能性もあります。


RC Fの成り立ち

2019-02-27 14:52:14 | RC F

via:https://lexus.jp/


RC Fについて私が気に入ったポイントとしてRC Fの成り立ちがあります。


少し話しは購入前に戻りますが、RC Fを購入するかどうか決める時に、個人的にもうちょっと調べてみたいと思い以下の2冊の本を購入しました。(電子ブックですが)

1冊目が、


via:http://motorfan-newmodel.com/

モーターファン別冊 ニューモデル速報 (第503弾 レクサスRC/RC Fのすべて)

 

2冊目が、


via:http://motorfan-newmodel.com/

モーターファン別冊 ニューモデル速報( 第528弾 レクサスGS Fのすべて)

です。


これは今回のRC Fに限った事では無いのですが、私は自分が所有した愛車の「ニューモデル速報」は必ず購入して、読めるようにしています。
1つは自分の知らなかった機能や性能が書かれていることがあったりするので勉強になったりするのですが、更にははその車の成り立ちやその過程などを知ることが出来、
さらに愛着が沸くからというのが大きな理由です。

余談ですが、どちらもRC/RC F、GS FのみならずIS Fにも言及した話しが載っていますのでかなり興味深く読むことができました。

※以下は個人的に書籍やHP等で調べた事及び見解です。もしかすると間違っている可能性もありますのでそれを予め承知でお読み下さい。

 

その「成り立ち」の部分ですが、これについてかなり興味深い記載がありました。


via:https://lexus.jp/

車にはプラットフォームがあってそれぞれある程度共通化されています。
プラットフォームとは人間で言えば骨格にあたるものでこれによるその車の特性、走行性能そしてボディ剛性が大きく決まったりします。
例えばトヨタならトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)の中に、GA-Kプラットフォームがありますが、これは4代目プリウス、CH-R、カローラスポーツなどに使用されています。

このプラットフォームですが、個人的にRC Fの場合、単純に現行ISやGSのものを基に「F」用に強化されたものだと思っていました。
RC FとIS共に駆動方式がFR、サイズがよく似ていて、更にインテリアもよく似ていたのが大きな理由です。

 

しかし、この本によると全く違うとのことが分かりました。
RC F(というよりRC)についてはベースの骨格はIS Cから出来ているということ。
ちなみにIS Cというのは先代ISの時にラインナップされていたISのオープンモデルです。


via:https://lexus.jp/

オープンカーはボディ剛性に重要な要素を持つ屋根が無いため、その分通常の車に比べてより強固に腰下の剛性を固めているとのこと。
RC Fの場合クーペということでルーフが取り付けられ他も色々取り付けられていてこれでもかとあちこちが強化されていて剛性は半端な物では無いとのこと。
(レクサスRC/RC Fのすべて 68ページ、69ページより)


ちなみにwebCGのレクサスRC350“Fスポーツ”(FR/8AT)/RC F(FR/8AT)【海外試乗記】にもそれに関して同様の事が書かれており、

「車台はエンコン(エンジンコンパートメント)を含めたフロントまわりに「GS」、
リアセクションにIS、そして中央部には、ロッカー断面積がISの2倍近くと、十分な強度が確保できる「IS C」のそれを用いた混成型となっている。
が、もちろんそれらはフォルクスワーゲンのMQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)よろしくブロックのように組み立てられるものではない。
実際はRCのために専用開発されたものと考えるべきだろう。」

と記載がされています。


要するにプラットフォームが共通化されていることが多い現代の車の中で贅沢にも専用のプラットフォームが使われており、RC Fはそれを更に強化されたタイプが使われている。
もちろん一般的にはプラットフォームは共通化しているといっても車によって細部は異なっていますが、RCぐらいになってくると確かに「専用設計」と言っても過言では無いのではと思ったりします。

 

そしてもう一つが、「RCの基本設計ががRC Fありきで作られているということ」

 

スポーツモデルとは基本的にノーマルモデルがあって、そこから骨格なりを強化して強力なエンジンや足回りを搭載して造っていくのが一般的、という認識があったのですが、
RC Fの場合そもそもベースのRCの時点で要件を入れながら設計していたということになります。
(レクサスRC/RC Fのすべて 78ページ、79ページより)

ちなみに「レクサスGS Fのすべて」にもよく似た事が書かれており、

~まさに兄弟と言えるRC FとGS Fだが、その背景には大きな違いがある。
それはRC FがベースモデルのRCと同時開発(RCの基本設計にF用の仕込みも入れられている)されたのに対して、GS Fはあくまで既存のモデルから「F」をつくらなければならなかったことだ。~
(レクサスGS Fのすべて 32ページ、33ページより)

と書かれています。


こう考えるとRC自体専用設計されたモデルであり、またRC Fはそのスペシャルモデルと言えるのかもしれません。
勿論専用設計のプラットフォームであるからどう、ないからどうという事は一概に言えませんが、こういう目に見えないこだわりが好きな私にとってはたまらない話です。

 

どちらにしてもRC300hに試乗した時、今までの車とは違う剛性感、例えばハンドルを切ったらボディが遅れてついてくる感覚が全く無く自分の背中がまるで車のリア分部になったかのよう一体感を味わったのですが、
ただ単にクーペだからという理由だけではなかったようですね。

 

ということで今回はちょっとマニアック(?)な話しになりましたが、この点も私がRC Fを気に入った大きな要因の1つなので書いてみました。


RC Fのメーカーオプション選び & マイナーチェンジ情報

2019-02-25 13:53:17 | RC F

 

 

今回は私が契約したRC Fについてマイナーチェンジの話しを踏まえつつ、私が選んだオプション等について話をしてみたいと思います。

 

※以下はあくまで当方の個人的な意見、見解です。また、まだ正式発表前ですので仕様等は変更になる場合があります。それを踏まえてお読み下さい。

 

 

 


まず2019年5月に予定されているRC Fのマイナーチェンジの変更点についてざっと書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

・2018年10月31日にマイナーチェンジしたRCに準ずる変更(例えばエクステリアではヘッドライトの意匠変更、リアではコンビネーションランプの意匠変更、及びフルLED化、
インテリアではアナログクロック (GPS時刻補正機能付き)に変更等)

 

・新たなグレード“Performance Package”を設定

 

・ローンチコントールを装備

 

・シートマテリアルではアルカンターラ/セミアニリン本革の設定が無くなり、全てセミアニリン本革に。
シートカラーはブラック&アクセントオレンジがブラック&フレアレッドに変更
オーナメントパネル一部変更。
(“Performance Package”は除く。)

 

・ボディカラーではマーキュリーグレーマイカとラヴァオレンジクリスタルシャインが廃止

 

・エンジンの出力が481ps、54.6kgf・mにパワーアップ

 

・軽量化(-20㎏)

 

・アクセルレスポンスの強化

 

・走行性能の細かい改良

 

この中で、特に目新しいのは“Performance Package”の新設ですね。

 

ブレーキをカーボンセラミックにした他、装備をカーボンに置き換えることで軽量化した、まさにサーキットを少しでも早く走るために作られた仕様です。
このグレードでは実に70㎏もの軽量化が行われています。

 

ただし軽量化のため装備も省かれていて、シートもアルカンターラ/セミアニリン本革タイプでシートヒーター無し、チルト&テレスコも手動、ステアリングヒーターも無し、後席のアームレストも省かれています。
個人的にかっこいいなとは思うのですが私が求めている方向性とは違うので選択肢には入りませんでしたが、かなり走りに振ったり気合いの入ったモデルだと思います。

 

ちなみにお値段はLC500よりちょっと高いぐらいだったような気がします。
これ以外のグレードは後はMC前と同じく、“Carbon Exterior Package”と標準グレードの2種類。

 

 

 

 

 

個人的に今回のRC Fを選んだ理由は前回も少し書きましたが、「ドライブが楽しくなること。」「同乗者(妻)が快適に過ごせること。」「停まっているときは自分の部屋のようにくつろげること。」
「綺麗なデザインであること。」「故障が少ないこと。」
そして更に折角なので「ドライビングレッスンなどでサーキットをちょこっと走れる仕様」というのも加えてみることにします。

 

グレードは標準グレードを迷わずチョイス。
“Carbon Exterior Package”もかっこいいなとは思うのですが、ただRCの流麗なデザインを生かすのであればやはりボンネットやスポイラーもボディ同色の方が良いかなというのが大きな理由です。
あと個人的にサーキットでコンマ何秒を削るような走り方はしないのでそこまで軽量化は求めていません。

 

 

 

ボディカラーはNXと同じホワイトノーヴァガラスフレークを迷わずチョイス。
この色が好きというのもあるのですが、このカラーのRC Fなどを写真で見るとレーシングカーっぽいかっこよさとクーペの流麗さがうまく両立しているような感じがすること。
そしてディーラーの試乗車(RC)や認定中古車がこの色で、とても綺麗だったというのが理由です。

 

内装色は迷わずブラックをチョイス。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

MC前であればブラックかもしくはブラック&アクセントオレンジでちょっと遊びを入れても良いかなと思っていたのですが、MCでオレンジが廃止されブラック&フレアレッドになりました。
ただこの色の配色だとかなり汚れ目も目立つのと、RC F自体がブラック一色のインテリアなので統一感を考えてもブラックが合うのではと個人的に思いました。
無難と言えば無難ですが、逆に飽きが来ませんし、汚れも目立たなので迷わずこの色をチョイス。

 

ちょっと迷ったのがオーナメントパネル。
パワーウィンドウのスイッチ周りと助手席前に装着されているパネルです。
インテリアに占める面積はそんなに大きくないのですが、色によって結構インテリアの雰囲気が異なります。

 

こちらは標準で「シルバースターリングファイバー」、オプションで「カーボン」が選べるようになっています。
ちなみに「シルバースターリングファイバー」とは「シルバーカーボン」の事、「カーボン」は「ブラックカーボン」の事です。
どちらもいわゆるカーボン調ではなく本カーボンになります。

 

オプションのカーボンを選ぶと5万円ほどアップするのですが、パーツ単体で言うと何故か標準のシルバースターリングファイバーが高いらしい。
何とも不思議な仕様ですね。

 

カタログや中古車サイトのRC Fの写真を数多く集めて見ていましたが、写真ではイメージが掴みにくい。
また正直どちらのパネルにしても変ということは無いのでどちらにしても大きく外れるということは無いと思います。
なので妻や担当SCさん(以下、SCさん)に相談しつつ確認することにしました。

 

まず試乗車だったRC300h“F SPORT"のインテリアがブラック、そしてオーナメントパネルがシルバーだったことを思い出し、もう一度じっくり見せてもらうことにしました。

 

 

さてRCのインテリアを再度じっくり見てみることにします。
標準でブラックやブラウンのパネルが装着されているのですが、こちらの試乗車にはオプションで本アルミ(名栗調仕上げ / シルバー)が装着されています。
またシートカラーもブラックということで私が注文したRC Fとよく似た配色です。

 

インテリアを見た瞬間、「この配色の方が良い!」と直感で感じました。。
(このRCの本アルミよりシルバースターリングファイバーの方が少し複雑な造形ですが、基本的な配色は同じです。)

 

この部分のパネルをブラックカーボンにするとより完全に真っ黒なインテリアになってしまいます。
ワンポイントのアクセントとしてシルバースターリングファイバーを入れておくと、お洒落ですし逆にスポーティーな感じになります。
個人的に今まで所有した車のインテリアがこういうパネルを含めてブラックだったのもあり、アクセントを入れてみたいなと思っていたのですがこれはまさにうってつけ。

 

 

 

パワーウィンドウのスイッチ周りもかなりお洒落になります。

 

こちらがその「シルバースターリングファイバー」の見本パネルです。

 

 

いわゆるベタ塗りのシルバーやシルバーカーボン調とは違い、グラスファイバーも柄が整然と、しかも立体的に並んでおりとても上品かつスポーティーな雰囲気があります。
綺麗な輝きを放っていますが、かといって派手ということもなし。
RC Fのスポーティーな雰囲気によく合っていますし、ブラック内装との相性もとても良さそうです。

 

ということで内装はブラック、オーナメントパネルはシルバースターリングファイバー、ということで無事決まりました。

 

 

 

 

 

後はメーカーオプション。これはなかなか迷いました。
いろいろなオプションがありますが、長く乗ることも考えてしっかり考えて色々装着することにしました。
今回は装着しなかったオプションも含め全体的に説明したいと思います。

 

 

 

ボディカラー(ラディアントレッドコントラストレイヤリング、ネープルスイエローコントラストレイヤリング、ヒートブルーコントラストレイヤリング)・・・装着しませんでした。

 

レクサスは殆どのメーカーで有料色になっているパール系のホワイトは無料ですが、この3色だけは有料です。
ただ有料なだけあってかなり綺麗な色だと個人的に思います。
特ににラディアントレッドコントラストレイヤリング、ヒートブルーコントラストレイヤリングはお勧め。

 

ただ私はやはりホワイトノーヴァガラスフレークが気に入っていますのでこの色にしました。
ホワイトながら光に当たるとまるで宝石のように光る凄く綺麗なホワイトカラーです。
あとやはりホワイトだと飽きが来ないというのも大きいですね。

 

 

 

ホイール・・・フロント255/35ZR19+リヤ275/35ZR19タイヤ&鍛造アルミホイール(BBS製・ポリッシュ仕上げ・スパイラル10本スポーク)を装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

当初、個人的に標準のホイールでもでもBBS製だし別に買えなくても標準でもいいのではと思っていたのですが、SCさんがの強い勧めもありカタログを見たところ、
確かにオプションのホイールはかなり魅力的。
標準も悪いデザインではないですが、ちょっと地味な感じであまりスポーティーな感じも受けなかったです。
それなら最初から+αで済むメーカーオプションの段階でホイールを変更することにしました。
(ちなみにメーカーオプションのホイールを4本後で購入すると50万円近くするらしいです。)

 

ちなみに当初決めていたのは、右から2番目のスパイラル10本スポークタイプ。
ガンメタですし、RC Fにはピッタリかなと思っていました。

 

しかし・・・いろいろRC Fの写真を見ているうちに1番右のポリッシュ仕上げ・スパイラル10本スポークが気になってきました。
華やかですが派手では無く、またカタログの「職人が1本ずつ手作業で・・・」というところに魅力を感じました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

ただ嫁さんに聞いたところ「ポリッシュっていったらかなりピカピカするんじゃない?下品な感じにはならない?」と渋い顔。
試乗したLC500 “S package”が全面ポリッシュ?のようなホイールだったのであまり気に入らなかったとのこと。
SCさんにも聞いたところ、「これは完全に好みですね。」と。
そりゃそうですよね(笑)

 

ということでインテリアのオーナメントパネルと同じく中古車サイトなどを見てポリッシュ仕上げとポリッシュ仕上げでないホイールを履いたRC Fの写真を多数集めて見比べることに。
ボディカラー、色々な方向や光の加減から検討してみました。

 

その結果少なくとも下品な感じでは全く無く、いわゆる「ワンポイント的」な感じで立体感が増すような感じになりますが、
逆にポリッシュなしだとちょっと地味?に感じなくもないという結論に至りポリッシュ仕上げにすることにしました。

 

最終的にSCさんにも確認したところ敢えて言うのであればNXの “I package”のオプションホイールに近い感じというとのこと。

 


(NXのカタログから抜粋)

 

妻にもディーラーに置いている実車を見せたところ「この形なら逆にポリッシュの方が良いかも。」となり無事ポリッシュタイプに決まりました。

 

 

 

F専用オレンジブレーキキャリパー (フロント・リヤ)・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

フロント6POT、リア4POTのブレンボブレーキが良い感じに引き立ち華やかになります。
後で塗るとなると大事ですし、オレンジの色がホワイトのボディといいコントラストになっていてこれは迷わず装着。

 

 

 

クリアランスソナー&バックソナー・・・装着しました。

 

仕事で狭い道も走る事もあるので、これがあれば安心です。
またRCのソナーのセンサーは以前乗っていたISに比べると目立ちにくくなっているのもポイントが高いですね。

 

 

 

TVD・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

走行性能に関わる部分なので装備したいのですが、オプションで40万円以上。
果たしてその価値はあるのかどうかということでかなり悩みました。
ちなみにSCさんは「あくまで+αの装備ですので無いからといって走行性能が下がるということはありません。RC Fも年改でリアのトラクションがかなり良くなってきています。
ちなみにサーキットで本格走行される方はない方が走りやすいという人は多いみたいですね」と。

 

TVDとは後輪左右の駆動力を最適に電子制御する装置で、どのような効果があるのか色々調べていると
「これを装着しているとコーナリングが楽しい」など魅力的な感想(?)に加え「フロントヘビーなので重量バランスが良くなる」という副次的効果もあるようです。(TVDが40㎏あることに加え後部に取り付けられるため。)
ただ確かに本格的にサーキットを走っていると少し不自然な動きになるとかならないとかそういう感想も確かにありました。

 

いろいろ考えた末、サーキットでコンマ何秒を削るように走る事はありませんし、それより一般道や高速道路を気持ちよく走れるのであれば装着しておいても損は無いかなと思い装着することにしました。

 


 

ムーンルーフ (チルト&アウタースライド式)・・・装着しませんでした。

 

個人的に今までの愛車でムーンルーフを装着したことがありませんし、装着してもすぐ飽きが来るだろうということで特に検討しませんでした。
あと最近はあまりボディ剛性に関係が無いとも言われていますが、やはり車体に大きな開口部を作りたくないというのも大きな理由です。

 


“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム (RC F専用チューニング)・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

ISの時は装着、NXの時は主な用途が仕事で使うことが主ということで装着しませんでしたが、音質は十分でした。
ではなぜRC Fでは装着することにしたかというと、カタログを見ていると結構標準のプレミアムサウンドシステムとの差がありそうだったというのが理由です。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

スピーカーの数は勿論の事、マークレビンソン独自の機能として圧縮音源の失われた情報や帯域幅を再構築する「Clari-Fi(クラリファイ)」という機能が搭載されています。

 

ウォークマンでもDSEEという似たような機能がありますが、あるのと無いのではMP3/AACを再生する時に大きく違ってきます。
最近のオーディオは圧縮音源が主流なのでこれは有り難い機能です。

 

勿論安い値段では無いですが、ISの時も装着しており、この時もかなり満足度の高いオプションでした。

 

 

またLEXUSの車の場合、仮に標準のプレミアムサウンドシステムであっても後でアフターパーツやショップで音質アップさせることは相当難しいので、
それなら最初からできるだけ高音質なオーディオを選んでおきたいというのがあります。

 

ちなみにこれらに加えてMC後のRC Fにはメーカーオプションが増えています。

 

カーボンフロントスポイラー
カーボン大型ロッカーフィン
カーボンリアディフューザー
チタン4連エキゾーストマフラー

 

上記のカタログに写真がありますが、いわゆる本格派「エアロパーツ」ですね。結論から言えばこれらは装着していません。

 


個人的に当初「カーボンリアディフューザー」だけ取り付けるつもりでした。
これは何故かと言えばMC後のRC Fはリアディフューザーがボディ同色になっており、ホワイトカラーのボディだとその部分だけ白になってしまうので変かな?と思ったからです。

 

ただよく考えてみてまたサンプルを見てみると、標準のデザインでも普通に格好いいですし(嫁さんとSCさんも同意見でした。)、あとディフューザーだけカーボンにするのも変な気分です。
するならこれら全てを装着したいですね。
またもし気に入らないのならディフューザーだけ周りに合わせて塗装しますよという
SCさんのアドバイスもあり先に書いたTVDに変更する形で取り付けは見送りました。

 

あとどちらにしても雰囲気的にスポーティーな感じにはなりますが、流麗なRC Fのデザインがちょっと失われる気がします。
チタンマフラーも標準でもかなり大きな大人のでこれ以上の音量アップはちょっと・・・という気持ちがあり検討しませんでした。

 

更に先日のブログにもちょっと書きましたが、うちの駐車場が車高がギリギリなのでエアロパーツは基本的に擦ると考えておいた方がいいです。
流石に本カーボンのエアロをガリガリ擦ってしまってすぐに修理や交換という訳にはいきません。

 

ちなみに上記のカーボンの3点セット+チタンマフラーを合わせると200万円弱になります。
やはり本物のカーボンは良い値段がしますね。

 

 

 


基本的にRC Fは安全装備も含めフル装備ですので、メーカーオプションについても「+α」という感じのものが殆どです。
それもあってつけた方が良いけど効果の程はというところで悩みました。
ただ中途半端にしておくと後で後悔するので、悩むだけ悩んでいい結論が出せたと思っています。
これも車を買うときの楽しい悩みですね。

 

ということでメーカーオプション選びとRCのMC情報でした。


RC Fに決めた経緯

2019-02-24 22:31:39 | RC F

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先日のブログでも書いたとおり次期愛車はレクサスRC Fに決定しましたが、実は当初この車は選ぶ予定はありませんでした。


実は左足の痛みと腰痛によりMT車に乗ることが難しくなってしまい所有しているSUBARU WRX STIに乗ることが難しくなってしまいそこでもう1台の愛車、LEXUS NX300にそのまま乗ろうか、
もしくは長距離ドライブがもう少し楽になりそうなRXを試したいと思い、半分冷やかしでレクサスの担当SCさん(以下SCさん)に電話をして妻とドライブがてらレクサスに向かいました。




(上)SUBARU WRX STI (下)LEXUS NX300


そこでRXに乗ってみたのですが、車自体は凄く良いのですが正直なんか違う・・・というのが第一印象。


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RXとはNXより1つサイズの大きなSUVで、LEXUSでもトップクラスの人気を誇る車です。
ただ乗ってみた感じ内装は豪華なのですが、運転席がゆったりしすぎているというかスポーティーな感じがあまりありません。
また後述するナビ・オーディオ関係が前世代のタイプ。
更に年内には大きなMCの可能性があるという話も聞きイマイチ気が乗りません。
横に乗っている妻もいまいちお気に召さない様子でこれなら今のNXにそのまま乗り続けるのが1番いいかなと考え始めていた頃、ディーラーの片隅に置いている1台の車を発見!



その車とは、




LEXUS RC300h“F SPORT"

RCと言えば「Radical(=急進的な、先鋭の、新しい、面白いの意味)Coupe」に由来するクーペ。
名前は知っていたのですが実は実物を見たことが無くこれが初めて(笑)
実物を見た途端、美しい・・・と見とれてしまいました。
横にいた妻も「凄い綺麗な車やね!」とかなり気になっているようです。

SCさんが「良ければじっくり見てみますか?」ということで車を持ってきてくれました。

正直クーペは全く頭に無かったのです。
まずは印象として「乗り込みにくそう」というところ。
無理して乗り込もうとすると腰痛がまた再発するのでは無いかという心配が・・・
もう一点は「後席に人を乗せることが難しそう」というところ。
今まで4ドアや5ドアの車しか乗ったことのない私にとってはかなり価値観が異なる車に見えました。

ただ取り敢えず乗ってみよう、ということで乗り込むことに。




確かに乗り込むときはSUVなどに比べると乗り込みにくいのですが、
意外な事に一度乗り込んでみると足下が広くとても楽な姿勢を取ることができます。




更にシートが体をすっぽり覆ってくれるような形になっている上、
体の線にそってうまくフィットしているので、腰の部分が逆に凄く安定します。


「なかなか良い感じですね、これ。」とSCさんに言ったところ、奥さんと是非試乗されてみては如何ですか?と
有り難い申し出を頂き、折角なので妻とぐるりとその辺を一周してみることにしました。





このRCのグレードはRC300h“F SPORT”ということでハイブリッド。
なのでどのような走りなのか興味があったのですか、一言で言えば「軽快」です。
確かにSTIのようにタイヤが路面を掴みながら進むような接地感は無いのですが、逆に言えば路面という波にうまく乗って進んでいるような感じの車です。
とても爽快感があります。

横に乗っている妻も「これ、良いね!」とかなり気に入った様子。
あと「前に乗っていたISを思い出すね。」とも。
私は以前先代のLEXUS IS350を所有していたのですが、見た目の美しさ、上質なインテリア、そしてこの滑らかな乗り心地。
まるで以前乗っていたISをブラッシュアップして現代に蘇らせたかのような雰囲気があります。








以前所有していたLEXUS IS350“version F”(DBA-GSE21)

ということで妻との会話も弾みながらドライブのんびりと試乗しました。
肝心の左足の痛みと腰には特に影響はないようで、これなら乗り降りさえなれればクーペでも問題ないのではという結論になりました。


ただ「RC」となると一つの車が頭をよぎりました。
それは「RC F」。
実はISの時にFシリーズとして「IS F」という車が出て憧れていたのですが、
なかなかのお値段で手が出ず気がついたら生産中止になっていました。


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この「F」というのはレクサスの中でもかなりスポーツ性能に特化した車です。
5リッターV8エンジンを積み、足回りなども強化した正に鬼のようなスペックの車。
勿論お値段は高いですが、その分の価値はある車だと思っています。

この車の試乗中に妻にその「F」の話しをすると、
「そう言えばあなた昔からFが欲しい、欲しいと言いよったね。本当に欲しいの?」と真顔で聞かれ
「STIに乗れなくなってももしRC Fに乗れるのなら同じぐらい、
いやそれ以上にドライブを楽しめると思う!」
と答えてしまいました(汗)
流石に値段が値段なので即答は出来ないけど取り敢えずディーラーに戻って
SCさんに相談してみる?ということで
ディーラーに戻り、そのままSCさんにその正直な気持ちを伝えてみました。

SCさん曰く「実は私も売ったことは無いのですが、Fシリーズが楽しいというのは知っています。
ただ試乗車が無いので・・・そう言えば同じエンジンを積んだ車はありますのでそれで疑似体験してみます?(笑)」
ということでもう1台試乗車を持ってきてくれました。



その車とは、




LEXUS LC500 “S package”

こちらはRC Fと同じ5リットルV8エンジンを積んだクーペですが、RC Fがスポーツよりなのに対して少しラグジュアリーよりな感じの車。
ということで片鱗を味わうべく再度嫁さんと試乗に出かけました。

まず驚いたのがエンジン始動時の音。
まるでレーシングカーのようないい音が鳴っています。
そしてインテリアの上質さが凄い。
先程のRCに比べるとどちらかと言えばLSに近いような豪華なインテリアです。

ということで妻とディーラーを出発。
まず気がついたのは、馬力がありすぎて扱いづらいのでは無いのか?と思っていたのですが、全くそんな事はなくとても乗りやすい事。
別に馬力がありすぎて乗りにくいということは無く、普通に走る分には「普通」の車です。
ただ空いた道でアクセルを少し踏み込んだところ、バババババ・・・という音と共に凄い加速が。
これほどまでに凄い加速はあまり味わったことがなくびっくりしました。

ただ横の妻はあまりお気に召さない様子。
お気に召さないのはエンジンではなくLCの雰囲気というかインテリアが落ち着かないとのことです。
一言で言えば「高級すぎ」とのこと。


これについては私も気になっていました。



確かにインテリアは高級で造形は凝っていますが、例えるのなら「自分の部屋」ではなく「他人の部屋」にいるような感じを受けます。
これは「スポーツカー」というより「スーパーカー」の部類なのか、もしくはLEXUSのフラッグシップセダンであるLSをクーペにしたような車のせいか、少し場違いな雰囲気を受けました。
勿論値段もそれなりにしますので、このLCは選択肢に入らないなということで妻と一致。

ということでこちらは先程のRCほど走らず、早々にディーラーに戻りました。
動力性能は申し分無いのですが、何より運転感覚が掴みづらく早く降りてしまいたかったのが本音です。





そしでディーラーに戻ると、何故か奥の方にナンバーのついていない「RC F」が置かれているのを発見しました。
SCさんに「RC Fはうちには置いていないんですけどね・・・」と言って確認してくれたところ、「これ、先日入ってきた認定中古車ですね。今から整備するところです。」との事でした。

ナンバーがついていないので試乗は駄目なんですけど、座ってみます?ということでエンジンをかけSCさんが少し前に出してくれました。
その際のエンジンを始動音がまた良い!私の所有しているWRX STIはエキゾーストキットを装着していますので排気音が大きいのですが「ドドド」という機械音ですが、
しかしRC Fはノーマルでも先程のLC500と同じく「ババババ」とレーシングカーのような音です。
SCさんが前に出してくれたので運転席に座ってみたところ、
シートが先程のRCと違いバケットシートになっていました。

これがまた座りやすい。
体の自由度は先程のRCのシートより減りますが、その分さらに体をしっかりホールドしてくれていてとても座り心地が良かったです。
またメーターもかっこよく、まるで戦闘機のコックピットを連想させるような雰囲気がありました。



ということでRC、そしてRC Fの虜になってしまった私はSCさんに見積もりを出してもらうことに。
ちなみに現行のRCはマイナーチェンジのため注文受付を中止しており、マイナーチェンジ後のモデルになるとのことで簡易カタログと一緒に見積もりの説明を受けました。
(正式発表は今年5月との事です。)

まず見積もりを一目見た感想は「高っ!」
もちろんFですから安くは無いだろうと思っていましたが、やはりこうして紙に出されると改めて高いなと思います。
個人的に買えるとしても予算が厳しいので、「オプション何もつけなくて良いですよ。」とSCさんに言っていたのですが、
「取り敢えずホイールは変えておくことをお勧めします。」ということでホイールだけ変更してもらうことに。
あとは最低限の装備で、という感じでした。
個人的にわくわくしつつも顔は真っ青、妻何故か横でニヤニヤ(笑)
あとSCさんの話しではNXのCPOが喉から手が出るほど欲しいので下取りなら頑張らせて貰いますので是非!と強くプッシュされました。




ということで値段にビビりつつ、しかしワクワクしつつディーラーを後にして嫁さんと昼ご飯を食べに近くのレストランへ。
そこで妻と見積書をじっくり見ながら話しをすることにしました。

ちなみに結論から言えば妻は値段についてはある程度「予想はしていた」とのこと。
それで先程SCさんの前でワクワクしたり真っ青になったりしている私を見てニヤニヤしていたとの事でした。

で、妻から出た言葉は「腰や足の治療、そしてしっかりダイエットに励むこと、そして”この1台!”ということで大事に長く乗ってくれると約束してくれるのなら別に良いよ。」との言葉が。
私は「ええー??」と驚き、「本当にいいの?」と聞き直したのですが、「しっかり痩せて健康になって、仕事を頑張ってくれたらその方が儲かるやろ?」と有り難いプレッシャーが(汗)

「あと買うのやったら高い買い物なんやからさっきみたいな投げやりな買い方は止めて。オプションにしても10年は乗ることを選んできちんとした欲しい1台を購入して欲しい。」とのこと。
結局中途半端な買い方をすれば愛着もわかないのでそれは私の本意では無いとのこと。
それを聞いて不覚にも涙ぐみそうに・・・

ということで妻の許可はすんなり出ましたが、
個人的に「RC F」には何点か気になるところもありました。



一つは仕事に乗っていけるかということ。
RC自体は上品な車なのでオンオフ問わず乗れるでしょうが、流石にFになるとエンジン音が目立ちます。
もう一点はブレーキが電動式パーキングブレーキではなく足踏み式であるということ。
別実際何かそれで問題があるわけでは無いのですが流石にこのクラスの車ではちょっと古くないかな?という所がひっかかります。(要するに気分の問題?)
ちなみにFシリーズはもう1台あり中型セダンであるLEXUS GSをFにした「GS F」もありますが、こちらは電動式パーキングブレーキです。
こっちの方がいいかも?と選択肢に加えてみることにしました。
最後は先程も書いたクーペであるという点。
RC Fは後部座席があるとは言え狭いのでほぼ2シーターの車ということになるが、それはかまわないのか?
とこの3点の葛藤がありました。


ただこれも1人で悩んでいてもしょうが無いので、妻やSCさんに色々相談してみることに。
まず一つ目の「仕事に支障は無いか?」という点ですが、
妻から「それやったら仕事を気にして好きな車を諦めるんやな?そもそも自営業なんやし何の車に乗ろうが周りはそんなに気にせんと思うよ。」
確かによく考えてみればその通りかも。
私の仕事の提携先の方達もジャガーやBMWのスポーツカーを皆さん普通に乗っておられますが、別にそれを見て私自身何とも思ったことありませんし、
どちらかと言えば「これどんなエンジンなんですか?」と車談義になることが多いです。
「仕事のために車に乗る」のではなく「好きな車に乗るために仕事をする」、
そういう考え方をすることにしました。

そして足踏み式のパーキングブレーキ。
見た感じ、確かに古さを感じないかといえば嘘になりますが、RCではこのブレーキの位置が絶妙な所にあって全く邪魔に感じる事はありません。
要するに先程も書いたとおり「実際に何か問題がある」わけではありません。
これも妻に話すと「何か問題でもあるの?そんなの足で忘れずに踏んでかけたらええやん?結局は習慣の問題やろ。」と。
SCさんも「私も全く気にしませんし、足踏み式ブレーキで車を決められるお客様は皆無ですね。」と一刀両断(汗)
ということで気にしないことにしました。

そして最後のクーペで後席が使えないという点ですが、
これも妻の一言、「あなた、今まで後席が広い車買ったことある?ISの時やってセダンと言っても後席は殆ど人は乗れなかったし、今更後席の事を心配することじゃないやろ?
どうしても必要ならヴェルファイアに乗れええんやし。逆に昔のISのデザインを今風にしたのがRCみたいなもんやから後席はないものもしくは荷物置き場ぐらいに考えておいたら?」とこちらも一刀両断(笑)
やはり車とはデザインを取ればスペースが成り立たず、スペースを取ればデザインに制約が、そんなもんだなと改めて感じます。
なので逆に思い切って割り切ってみるのもいいかもしれないなと思いました。


何故先程のGS Fにしなかったのかということですが、車自体は魅力的なのですが、今回のRC Fのように大きなマイナーチェンジを迎える予定も無く今回のMCでRC Fの走行性能も強化されることはとても魅力です。
あともう一点が、ナビやオーディオ関係が一世代古いのも難点。
LEXUS車ではナビがどの車も標準装備ですが、オーディオがハイレゾ対応でナビがハイブリッドナビ(センターから送られる道路状況のデータを参照しながらルートを決める最新型のナビ)、
もしくはハイレゾ未対応(しかもWAVファイルにも未対応)でナビがハイブリッドではない通常のSDナビの2タイプあります。
RC Fは前者、GS Fは後者です。
これは足踏み式ブレーキよりもかなり大きいポイントです。
実は今乗っているNXもハイブリッドナビですが、驚くほどルート探索が上手。
やはり長距離を走るときにこの点は大きいです。
またエクステリアでもRC Fの方がかなり好みというのもあります。


via:https://lexus.jp/

どうせ後席はあまり使わないんだし、それだったらボディ剛性にも有利なクーペであるRC Fにしようと決めました。




ちなみにRC Fの見積もりを貰ってから契約の間まで幾つか他の車も検討してみました。
さすが値段が値段なので他も調べておきたかったです。

まずはGT-R。


via:http://www.nissan.co.jp/

こちらは言わずと知れた日本を代表するスポーツカーですが、物理的に致命的な問題があります。
それは最低地上高が10cmであるということ。
うちの駐車場はSTIの13cmでも擦りそうなので間違いなく入りません。
ということで物理的に候補から外れました。


次にBMW M4。


via:https://www.bmw.co.jp/

こちらもよくRC Fと比較されるスポーツクーペです。
ただこのM4、元々セダンであるM3をベースにクーペに仕立てたもので、エクステリアでは最初からクーペとして設計されたRCに軍配が上がります。
あとトランスミッションがMTの他はM DCT Drivelogicというデュアルクラッチトランスミッション。
デュアルクラッチトランスミッションとは早い話、MTをベースにATに仕立てたトランスミッションです。
変速が速い、ダイレクト感があるという長所がありますが、その反面、低速ではぎくしゃくする、枯れた技術であるトルコンATとは異なり故障が比較的多いという欠点があります。
ちなみにRC FはトルコンATとはいえ8-Speed Sport Direct ShiftというATでかなりダイレクト感があり、マニュアルモードではDCT(デュアルクラッチトランスミッション)とほぼ同じ変速スピードということ。
それであってトルコンATの良さも備えているというトランスミッションです。

なので走行性能単体で言えばM4の方が高いでしょうが、全体的なバランスの良さでRC Fに軍配があがりました。


もう一つの候補に挙がったのがポルシェのケイマンS。


via:https://www.porsche.com/japan/jp/

こちらは泣く子も黙るポルシェ、まさにスポーツカーの中のスポーツカーです。
ただこちらも引っかかったのがトランスミッションがMT以外は、PDK(ポルシェ・ドッペル・クップリング)というDCTであること。
こちらはポルシェだけあって更に性能の良いDCTのようですが、やはり耐久性の面で不安が残ります。
また先程のM4にも言える事ですが、この辺りの車は基本ATではなくMTで乗るものだということのよう。
(ポルシェでもPDKはオプション扱いです。)


あとメルセデスベンツAMG C43。


via:https://www.mercedes-benz.co.jp/

こちらはセダン、クーペ、ワゴン共に揃っていていいなと思っていたのですが、ディーラーに電話したときの対応があまり良くなかったのでその時点で候補から外しました。
やはりこ特にの手の車は営業の方としっかり信頼関係が結べないのであればなかなか買うのは難しいですね。
あとこれは後で知ったのですが、AMGでもC43は本来のAMGではなくもともとCクラスのグレードの1つだったということ。
(本来のAMGはAMGの職人さんがエンジンを組み立てますが、このC43はそうでは無いとのこと。)
勿論そうであってなくても性能は文句なしですが、ただやはりかなりの値段を出すのであれば気分的なところも大事かなと思い止めました。



正直このクラスになってくると「質の悪い車」というのはありませんが、逆にそれぞれの車の「個性」がとてもよく出てくるような気がします。
私は最終的にRC Fを選びましたが、結局選び手が何を求めているか?によって評価は全く異なってくると思います。
なのであくまでこれは私の「視点」で選んだものであり、他の方が見ると全く別の意見になることも普通にあり得ると思います。

上記3車種に共通しているのは、走行性能という点ではRC Fを凌ぐものはあっても、やはり日本での乗りやすさや信頼性を考えるとRC Fに分があるなということです。
これは良い、悪いということでは無く車に何を求めているかという事です。
私は今度の車は「ドライブが楽しくなること。」「同乗者(妻)が快適に過ごせること。」「停まっているときは自分の部屋のようにくつろげること。」「綺麗なデザインであること。」「故障が少ないこと。」を求めています。

例えばケイマン Sはあくまでストイックなスポーツカーで車内でくつろぐ事はあまり考えられていなさそうですし、デザインで面ではM4が候補から外れます。
勿論全部に満点をつけられる車は存在しませんが、一番自分に求めるものに近いのはRC Fになります。
昔から憧れていた「F」シリーズの車であるという他に、以前乗っていたIS、そしてNXが快適だったという実績も大きな理由です。



ちなみに最後にこの前発表になった新型スープラもちらっと頭をよぎりました。


via:https://toyota.jp

ただこちらは内容はだいぶ分かってきたとはいえ、まだ海のものとも山のものともつかぬものなので、現時点で購入を決めるのは勇気が要りそうです。
あとデザイン的にRC Fの方がだいぶ好みというのもあります。




とにかくRC Fの良いなと思うところは、走行性能のみならず使い勝手の良さや信頼性の高さ、そしてデザインの美しさかなと思います。
レクサスらしい安心感のあるインテリア、そしてドライバーのみならず助手席の人間も快適に過ごせる。
良い意味で「日本に合った日本らしい車」だと思います。
後は日本車に頑張って欲しいという気持ち。


ということで長くなりましたが、これがRC Fを購入するに至った経緯です。
次回はオプションの内容、そしてMCでどう変わったかを書いてみたいと思います。


via:https://lexus.jp/