Amagiri's blog

車、写真、旅など色々つぶやきます。
「速度を上げるばかりが、人生ではない。」from Gandhi's quotes

私にとっての「RC F」(インプレッション 前書き)

2020-01-02 22:50:29 | RC F

さて正月2日目。
毎年恒例の箱根駅伝を見ながら、久しぶりにのんびりと過ごしていました。
GRMNセンチュリーも出ていましたね(笑)

 

 

しかしテレビを見つつRC Fのインプレッションをどう書いていくか、少し頭を悩ませていました(笑)
実は書きたいことが沢山あって昨年仕事の合間に書き溜めていたのですが、
まさに書き散らした(?)ような感じでこれから推敲しかないといけない状態です。

そのRC Fのインプレッションもかなりの量になりそうなのですがタイトルにも書いたとおり
私にとって「RC F」とはなにか、前書き代わりに書いてみようと思います。

 

 

結論から言ってしまえばこの車は私にとって運転中は勿論、車庫にあるだけで元気になれる「愛車」という存在を超えた憧れの存在のような「モノ」、です。
既に納車されてから6ヶ月以上経ちましたがむしろ納車前より憧れ、そして愛着が増しています。

 

 

それは何故なのか?
幾つか理由はあるのですが、単純に気に入っているというのは勿論、このRC Fという車は今まで所有した車の中で一番個性が強く、長所短所がはっきりしているというところ。
そして私の中でこの車の代わりになる車が存在しないということ。

 

この辺はまたインプレッションで詳細は書いていきたいと思うのですが、まずはクーペというところ。
RC Fは人生初のクーペ、そして初の2ドア車なのですが、語弊を恐れず言えば相当贅沢な車の形だな、ということが分かりました。

今まで所有した車の中で一番後部座席が狭い車はRC Fを除けば20系IS。

 

この車の後部座席もお世辞にも広いとは言えませんがが直接乗り込めるドアがある分、全く使い勝手が異なります。
RC Fの場合、後部座席に乗り込むためにはいったん運転席(助手席)の人間が降車した上で前席後ろのノブを引っ張りアクセスする隙間を作る必要があり、
正直手間の面ではセダンとは雲泥の差。

またこんな感じで乗り込んだ後部座席もお世辞にも広いとは言えず閉塞感があります。
シートそのものはかなりしっかりしているのですが、私のような閉所が苦手な人間は長時間は無理でしょう(笑)
あくまで後部座席は緊急用だと思っています。

かといって2人乗りでも良かったかと言えばそうでもなかったりします。
やはり前席の後ろにしっかりスペースがあるので荷物を置くのも便利ですし、先程も書いたとおり後部座席自体はしっかりと造られているので
インテリアの質感向上に繋がっていると思います。

 

しかしそんな短所があってもそれお上回るクーペならではの魅力もあります。

まずその分前席がのスペースが広いということ。

 

RC Fのシートはバケットシートでタイトということもありミニバンのように「箱そのものが広い」というスペースの広さではないのですが、まるで空間を独り占めしているような開放感があります。
また足をしっかり伸ばして座ることができるので、シートそのものがタイトでも窮屈な感じが全くしません。
この独特の雰囲気を味わえるのは今まで所有した車の中でもクーペであるRC Fだけです。

 

そしてRC Fの大きな魅力の一つである流麗なデザインにもクーペならでは。

 

全体的に重心が低く流れるようなエクステリアは、見るからに速そうな雰囲気が漂っています。
またRC F(RC)の場合、ベースのセダンがあってそれクーペにしたのではなく、デザイン、プラットフォームがほぼRC専用であることもあって「間延び感」がなく、
不自然さのない本当に走りだけを追求した機能美のような美しさも感じられます。

 

今回はエクステリアについて少し書きましたが、これが最初に書いたRC Fの「長所短所がはっきしている」点の一例です。
何でもかんでも詰め込んでいるのではなく、短所は短所で目を瞑り、長所を思いっきり伸ばしている、これがRC Fの魅力の一つだったりします。


前書きにしては少し長くなってしまいましたが、やはり文章にするとキーボードが止らなくなってしまいますね(笑)
ということで近いうちに新しい写真を添えてRC Fの魅力をお伝えできればと思いますので、お読み頂けると幸いです。


違いが分かるコーナー

2019-07-29 15:22:09 | RC F

いつもお願いしているコーティング屋さんに行く途中に(私が勝手に呼んでいるのですが)「違いが分かるコーナー」があります。

 

といってもなんのこっちゃ?となりますが、そこそこ見通しの良い急なカーブなコーナーが連続してる部分。
ちなみに路面状態もそこまで良くないです。
道としてはどこにでもあるありふれた所なのですが、コーティング屋さんまでの道ということで
今まで歴代の愛車は必ずこの道を、しかも納車直後に走るため愛車の違いがよく分かる場所です。

しかもコーティング屋さんはいつも洗車もお願いしていますので、今まで数え切れない程愛車でここを走っていることもあり、
乗り換え直後にここを通過すると「あれ、今までの車と違う・・・」と素人ながらに違いを感じられたりします。


ちなみにそこそこ急カーブということもあって、スピードは出せても法定速度、もしくは+α程度。
路面状態があまり良くないのもあり雨の日などは滑る可能性もあるからです。
なのでよく知っている地元の人は予めスピードを落として侵入していますが、知らずにオーバースピードで突っ込んだ車は車線をはみ出しそうになったりしています。

ということでその道を走って感じた事を書いてみたいと思います。
ちなみに私は全く技術的な事は分からない素人ですので、単に思ったことをそのまま書いています。
分かりにくい表現等あると思いますが、そこは気にせずお読み頂けたらと思います。

 


ちなみに一番違いが明確かつ、カルチャーショックをを受けたのはRC F。
RC FのコーティングはDOPですが、納車直後に洗車のためこのコーナーを通過しました。

 

そこで驚いたのはフロントに重たいV8エンジンを搭載してるRC Fなのでフロントヘビーと思いきや、まるでコーナーが無かったかのように曲がっていきます。
こんな感覚は初めてです。
今まで他の愛車ではここをしっかり意識して走っていたのですが、RC Fの場合、気がついたら「あれ?もうコーナーが終わったの?」と。
表現が難しいのですが、もう少し突っ込めば「急なコーナーをまるで直線のように走っている」という感覚。
勿論ショートカットしているとかそういう意味では無いです(笑)


要するに意識せずとも自然にコーナーをトレースしている、ということでしょう。

これはおそらく自分のこう曲がりたいという意思が車とうまくリンクしていて「よっしゃ曲がるぞ!」と敢えて思わなくても自然にハンドルを切れば
車が自然とそれに応えているんだなと思います。


ハンドリングは後述するWRX STIのように「切れ味の鋭いカミソリ」とはまた異なり、RC Fは「思い通りに切れるカミソリ」。
切れ味が鋭い場合思いがけず切れすぎたりすることもあり、またその逆に鈍ければハンドルをさらに切り込まないといけくなくなったりしますが、
どちらもも姿勢が乱れ気持ちよさが半減してしまいます。
しかしながらRC Fはそういう修正蛇が全く不要でした。

またFRというのもありますが、20系IS350で感じた「清涼感のある雑味のないハンドリング」もしっかり感じることができました。
FRの場合、フロントタイヤは主にハンドリングを担当し駆動していませんが、その分ハンドルを切るとそのままストレートに路面の状態を教えてくれ、
そして手応えを感じることができるという感じ?
この部分も表現が難しいですが(笑)


コーナリングの時、WRX STIの時は路面を引っ掻きながら進んでいる感触でRC Fは、路面を滑るように流れを捉えつつ滑らかに走っている感触。
これはFRとAWDの違いも大きいと思うのですが、後輪がしっかり路面を掴んで前輪が舵を受け持つという役割分担がとてもよく出来ているのだと思います。
逆にAWDのSTIは路面を掴んでいるかのようにしっかり捉えていたが故に、このように感じられたのでしょうね。


ちなみに今回コーティングの帰り道なのでRC Fの後ろを妻が運転するヴェルファイアが走っていましたが、
聞いてみると「RC Fがまるで路面に張り付いているように向きを変えていた。」という感想でした。
なるほどな、と思います。

 


さて他の歴代の愛車の場合はどうだったか?
そのなかでも印象に残っている車を書いてみたいと思います。

WRX STI(VAB)の場合。

 

STIの場合、とにかく路面を引っ掻きながら鋭いカミソリがスッと入っていくようなそんな鋭いハンドリングでした。
AWDのトラクションならではなのでしょうね。
まるでスパイクを履いているかのように強烈にグイグイ曲がっていきます。

RC Fは路面の流れに逆らわず滑るように曲がるのに比較して、WRX STIは例えるならトラクションに物を言わせその波を強引に突っ切るような感じで曲がっていきました。
これはこれでとても気持ちよかったです。


ただどうしても曲がりすぎになることがあり、修正蛇を当てることも多くそんな時はちょっとその気持ちよさが削がれたりということもありました。
ただそこからでもまた気持ちよく走ることができるのがこの車の長所でもありましたけど。

RC Fと比較するとこちらは良くも悪くも「マシンぽい」曲がり方。
この当時後ろを走っていた妻の感想は「まるで車が車でないような動きをしている。」と言っていました。

ちなみに後期型(D、E型)、前期型(C型)でも少し異なり、後期型はより自然に曲がる感じ、前期型はよりマシンっぽく曲がっていたような気がします。

RC Fとは方向性が違いますが、この「グイグイ曲がるカミソリ」的な感覚は凄く楽しかったです。

 


そしてスイフトスポーツ。

 

この車は愛車の中でも断トツ車重が軽いということもあり、RC FやWRX STI、ISなどとは異なり兎に角「軽やかに曲がる」感じでした。
RC FやWRX STIとは異なりハンドリングがちょっと緩やかなこともあり、スポーツカーというより良い意味で優等生的な感じ。
スイスポの場合、MTに慣れるのに必死でしたのでそこまで気を遣う余裕も無かったので正直コーナリング云々と考える余裕は無かったです。
取り敢えず曲がればOK!という気持ちで運転していました(笑)

 


さて20系IS350。

 

こちらはRC Fと同じFRということで基本的な動きはよく似ていました。
私にとって初めてのFRということもあったのですが、RC Fでも書いた、「清涼感のある雑味のないハンドリング」を感じた車でもあります。

そして反応の良いエンジンに加えローギヤードなトランスミッションが組み合わさって、心地よいダイレクト感も味わえました。


ただRC Fとの大きな違いはフロントヘビー感。
ISの場合、RC Fより小さい(といっても絶対的にはそこそこ重いですが)V6 3.5リッターエンジンを積んでいましたが、かなりフロントヘビー感があり、フロントが重たかったです。
当時はそこまで違いを感じられなかったですが、後にWRX STI、そしてRC Fに乗るとその違いは歴然と感じられました。

しかしその点を踏まえてもやはりFRならではの雑味の無いハンドリングはしっかり感じられました。

 


以上、素人ながらに感じた事を
私は車の構造については全くの素人で、駆動方式によりどのように違うのかという技術的な違いは分からないので単に感じた事をそのまま書いてみました。
またその愛車を乗っていた当時は分からなくても、後で乗り換えると「こういう違いがあるのか!」と分かることがあったりします。

まさにこのコーナーは私にとって愛車のテストコースみたいな場所かなと思います。


RC Fの素敵な「割り切り」

2019-06-30 01:59:32 | RC F

さて前回、前々回と主にRC Fの走行性能や乗り味、そして相性などについて書いてみました。
またこの辺はおいおい長距離ドライブなどを重ねてインプレッションをしてみたいと思います。

本日はRC Fの別の一面ということで、RC Fが良い意味で割り切っている部分について書いてみようと思います。

その前にまず1点、走行性能、そしてエクステリアは100点中200点です!
まだ走行性能については分かっていない部分もあるので安直(?)に点数をつけるのもどうかと思うのですが、
少なくとも今までの愛車の使い方と同じ範疇では最高、そして相性が良いなと思います。

これは余談になりますが、この車を安易に人に勧めるかと言われると個人的には微妙です。
それはこの値段の車のイメージが人によってかなり異なると思われるから。

昨日書いたとおり、このRC Fの良さはビンビン伝わってくる刺激でもなく、
また上級者でないと扱えないような敷居の高い車ではないと思っています。
誰が乗っても意識せず自分の手足のように、意識することなく自然に乗ることができそして気負うこと無く運転を楽しめる、
それが何よりの長所だと思っています。

勿論剛性感の高さや排気音の迫力もかなり魅力ですが、「この点だけ」を求めるのなら欧州車なども含め他にも選択肢はあります。

これはあくまでも個人的な考えですが、先に書いたRC Fの良さを実現するのは実は相当コストがかかるのではないかと思っています。
そのコストが決して安くはない車両価格に反映していることについて納得できるかどうか。(私は納得していますけど。)


ただやはりこの値段になってくると、かなり刺激的な車を求めることもあるでしょうが、正直RC Fは安くない値段に見合うだけ刺激的か?と単純に質問されると安直に「そうです。」とは言い難いです。
単純ながら刺激だけを求めるのであれば他の車、もしくはここまでお金を出さなくても探せば他に選択肢はたくさんあります。

RC Fの良さは先程も書いた通り「車がまるで自分の手足になったかのように動き、それがとても楽しい。そして(かなりではないけど)刺激的。」という点に尽きると個人的に思っています。
しかもこれはまだ走行モードが殆ど「Normal」の場合だけの評価です。
その1つのモードだけでこれだけの衝撃を受けるというのもある意味凄いのかも。

これから先「Sport S」を多用するようになったり「Sport S+」に入れるとどう豹変するか・・・その時は改めてまた評価してみたいと思います。

さて、上記でちょっと話に出てきた「値段に見合うか?」という点ですが、ここについて考えてみたいのがインテリアの部分です。
個人的にRC Fのインテリアもほぼ満足しているのですが、ここについても人によって意見が分かれるかも?と思われますので本日はこの部分についてちょっと書いてみたいと思います。

RC Fは先日のMCで遂に車両本体価格が1,000万円の大台を超えてしまいましたが、ほぼ同価格の現行LS500(ベースグレード~“I package”)と比較してみると、違いは歴然。


via:https://lexus.jp/
※写真はLS500ですがグレードは不明です。

LS500のインテリアは息を呑むほど質感が高いです。
また加飾も多く確かにこれは1,000万円のレクサスと言われても納得できると思います。
スイッチも機能的に整然と並べているというより、かなり配置にこだわっている様子がうかがえますね。

対するRC Fは、


これは素人である私が撮影していますので、アングルが違うじゃないかというツッコミはご勘弁を(汗)

決してチープですはないですが、余計な加飾などは一切無くスイッチが整然と並んでいます。
もともとRC自体、先行してデビューした30系ISのインテリアを踏襲して、年次改良やMCで質感を高めてきたという経緯がありますので、かなり違いがあるとは言え
ベースは30系ISのインテリアです。

ただ先程「チープではない」と言ったのはお金をかけているところはかけているからです。


インテリアの加飾で言えば見所は2点。

パワーウィンドウスイッチやグローブボックスの前に装着されているオーナメントパネルですが、シルバースターリングファイバー(いわゆるシルバーカーボン)とカーボン。
「調」ではなく本カーボンを使用しています。

私自身本カーボンのパネルを見たことも無く、また「調」も最近はとても出来が良いので、そこまで違いがあるのだろうか?と納車前は思っていたのですが、
やはり実際に見てみると「調」とは厚み、そして質感共に全く異なります。

そしてドアトリムには本アルミのアクセントが入っています。ここも単なるアルミ調のパネルでは無く本アルミですが確かに見た目、手触り共に全く異なります。


しかしそれ以外は以前乗っていたNXと比較しても同等ぐらいかなと思います。
後はLSのように細部までこだわって革のトリムで覆ったりしているかというとそんな事は無くアルカンターラとプラスチック(といってもかなり上質なプラスチック)が殆ど。

また以前も書いた通り小物入れ、そしてインテリアの各種ライト等も最小限です。
この辺はLSはおろか実はNXと比較しても省かれている部分が多かったりします。

勿論RC Fとインテリアにも相当力を入れているフラッグシップ車、LSと比較すること自体ナンセンスですが、
よく似た価格でもこう全く違う仕上がりになるレクサスはなかなか素敵です(笑)


しかしながら正直な所、個人的にこの辺りの「割り切り感」がとても好きだったりします。
下手に全体的にお金をかけて安っぽいデザインにするよりはお金をかけるところ、かけないところのメリハリがついたインテリアに仕上がっています。
「LS並の質感が欲しければLCを検討して下さい、RC Fはあくまで走りにコストをかけた車です。」
という開発者の方の声が伝わってくるようです。

と言いつつもインテリアについても「走り」に直結する部分にはしっかりお金がかけられています。
それは「メーター」と「シート」。

メーターですが、かなり運転しているとやる気(?)が出るのと同時にかなり見易い。

個人的に液晶は外光が入ってくるとコントラストが低くなり途端に見にくくなるのが嫌でそこまでは肯定的ではなかったのですが、
RC Fの場合、外光が入ってこないように、もしくは入ってきても大事な部分は見えにくくならないようになっていて心配無用。

まだメーターについてもそこまで詳しく触ったわけでは無いのでインプレはもう少しして、と思っていますが、
取り敢えずかなり見易いというのは特筆すべき事です。


そしてシート。

初のフルバケットシートですが、とても座りやすく疲れにくい。
くつろいで座ったりするのには不向きですが、「運転する事」に徹しているという点では包まれ感があって座り心地はいいですね。
これがRC Fの持ち味である「自然なドライビングフィール」の一端を担っているでしょう。
また初のセミアニリン革のシートですが革がとても柔らかく、通常の革シートに比べるとかなり優しく体に接しているような感じがします。

ちなみに私はインテリアカラーは「ブラック」を選択しました。
理由としては1つ、汚れにくく長く乗れそうだからです(笑)
ただレッドやホワイトにするとかなりお洒落な感じになるのでこれもまた魅力的だと思います。


ちなみにブラックにすると意外な副次的効果がありました。

これは確か納車の時にちらっと書いたのですが、RC Fは室内高が低く運転席に座っていてもまるで天井が迫ってくるような感じがあります。
しかも天井はブラック。
なので運転しているとメーターの液晶やナビの液晶、エアコンパネルのグリーンのLED、そしてマークレビンソンのレッドのLEDがまるで浮かび上がってくるようで、
かなり「コックピット感」が出てきます。
これはかなりかっこいいです。
(ちょっと写真で撮影するのは難しいですが)

最近はメルセデスベンツの最新車種等が後付けのようにスピードメーターからナビまで運転席前からセンターのインパネまでタブレットをくっつけたようなデザインを
採用して「先進感」?をアピールしていますが、直射日光が当たっても大丈夫なのでしょうか?
個人的にRC Fのように液晶と各種スイッチを組み合わせたようなデザインの方が断然好みです。

ということでブラックについて書いてみましたが、レッドやホワイトだとどうなるのか?
ブラックとは異なりかなりお洒落な感じになりそうですが機会があればぜひ見てみたいですね。


ということRC Fの割り切った一面からインテリアについて少し書いてみました。
個人的にRC Fは飽くまで走行性能に惚れ込んで購入したので、インテリアは寧ろここまで凝って無くても良かったのですが、
よく見るとコストをかけるところはかけていて、またそのコスト配分を下手に誤魔化さず、はっきりコントラストを付けている点は、より好感が持ててかつ愛着が沸く部分です。


RC Fによって変わった「運転が楽しい」ということへの価値観

2019-06-28 16:20:32 | RC F

前回RC Fについて簡易的なインプレを書きましたが、見返すと少し書き足りなかったことがありますのでもう少し書いてみようと思います。

 

 

 

1.RC Fは今までの愛車と比較してどのように感じたか?

 

昨日も少し書きましたが、この車は私の愛車遍歴の中で色々な面で「規格外に凄い」と感じています。

しかし、扱いにくいか?と言われるとそれは否です。

 

例えば、「じゃじゃ馬」という意味では、実はIS350が一番だった気がします。

 

硬く締まった乗り心地で3.5リットルV6大排気量エンジンを積み、後輪が少し滑りやすい。

大部分は滑らかで上質な乗り心地でしたが、ちょっと深くアクセルを踏み込むと、まるで猛獣のような一面がありそれが今となっては楽しかった覚えがあります。

また大排気量エンジンを搭載しているのもあってフロントが重く、ハンドリングは重たく結構癖がありました。

私の乗っていた20系ISは最後まで純正でLSDなどは設定されませんでしたが、この車はLSDを入れるとかなり激変しそうです。

(ちなみにIS FはトルセンLSDが年次改良で設定されました。)

20系ISはエレガンスで美しいエクステリアとは実はけっこうじゃじゃ馬な面があるというギャップも魅力の1つだと今でも思っています。

 

このハンドリングの重さ、トラクションについて次のWRX S4に乗り替えたときに目から鱗が落ちるような衝撃を受けました。

ターボとは言え4気筒2リッター+AWDだとこんなに回頭性や路面のつかみ具合が違うんだなといった感じです。

 

そして次のじゃじゃ馬はWRX STI。

 

こちらはISとは異なり2リッターターボ+AWDという組み合わせもあり、ハンドリングの重さやトラクションについては凄かったですが、

何と言ってもエンジンが猛獣のようなドッカンターボ。

ある一定の回転数から一気に怒濤のようにわき上がってくるトルクをMTを駆使して操る、まさに猛獣使いになったような気分でした。

またハンドリングですが、ISのような重さは無く逆にかなり鋭かったです。

切ったら切っただけ曲がるのもありますが、切ったら切った以上に曲がるそういう癖も。

そういう所も含めてRC Fとは異なり「自分が車の動きにどう合わせるか」という苦労、そして楽しみがありました。

ちょっと運転すると汗だらだら、まるでマラソンを走ったような、そんな感じによくなっていた覚えがあります。

 

 

ではそれらと比較してRC Fはどうかという点ですが、言うなれば「上手に調教できる猛獣」。

 

最初に乗った第一印象として車全体から「硬い」、言い換えるならガッチリ感が半端ねぇ!という印象でした。

今までの車もヤワであると感じた事は皆無ですが、RC Fは次元が異なるガッチリ感です。

ハンドルにしても、アクセルにしてもちょっとやそっとでは動かない、気合いを入れて動かせよという雰囲気がエンジンを始動し、アクセルを踏んだ瞬間からビンビンと伝わってきました(笑)

ただその反面、今までの車にあったような癖を感じませんでした。

例えばアクセルを踏めばどこかに飛んでいきそう、もしくは頭が重い、もしくは思った以上に曲がるという感じは全く無く、最初からとにかく自分の走りたいように走ってくれるのに驚きました。

 

実は昨日ブログを書いていてふと思い出したのですが、雨のワインディングを走ってみてRC FはIS350より更に重たいエンジンを積んでいるのにも関わらず

運転していてハンドリング、もう少し言えば頭が重いと感じたことは皆無でした。

かといって軽いということもなく、月並みな表現ですが「ちょうどいい」、「意識させない」という言葉がぴったりです。

ワインディングを見て「こう走りたいな」と思えば、気がつくと自然にそのイメージを車がトレースしていた、

「あれ、いつの間に?」といった感じに。

おそらくTVDを含めた電子制御デバイスや素性の良さがそうさせているのでしょうが、今までこんな経験をしたことはありせんでした。

どちらかと言えばこう走りたいからこう車を操る、いやちょっと回しすぎかなという感じで微調整をしながら走っていました。

これはスポーツカーであるかどうかを問わず所有した車全てです。

 

勿論アクセルをほんのちょっと踏み込めば・・・良い音を響かせながら、もの凄い加速を楽しめます。

RC Fは単純な速さで言っても今までの愛車の中では断トツトップですが、それ以上に重要な事は私に「運転の楽しさ」について新しい価値観を私に教えてくれた事。

それは次項で書いてみたいと思います。

 

 

 

2.RC Fによって変わった「運転が楽しい」ということへの価値観

 

私は今まで運転の楽しさを感じる車とは、どちらかと言えば「刺激的な車」が運転の楽しさだと感じていました。

言い換えれば前項にも書いたようなちょっと癖のある車をどう乗りこなすか、そういう事です。

しかしRC Fに乗って思うことは、自分の意思にどれだけ車が忠実に動くか、乗っていて快適か、という点も運転の楽しさでありスポーツカーに求められる重要な要素であるんだなと痛感しました。

 

一例を挙げるとRC Fに乗るといつもなら30分ぐらいの運転が、まるで10分ぐらい、更には「あれ?もう着いたの?」と感じることが多々あります。

(勿論いつもの数倍ぶっ飛ばして運転していたという意味ではありません(爆)

なせこう思うのか自分なりに考えてみたのですが、おそらくこの車だと運転することが自分にとって自分の足で歩くようなより自然な事になっているからではと考えています。

「運転することが自然な事」・・・なかなか説明するのが難しい言葉ですが、早く言ってしまえば改めて機械を操っているという感覚ではなく、

先程も書いたとおりまるで自分の足で歩いているような、意識しなくても自分の意思がそのまま運転に直結しているのではという感覚です。

例えば「喉が渇いたから水が飲みたい」と思えば、自然と冷蔵庫まで歩きますが、その歩くということは特に意識することではありません。

それに近い感覚でしょうか。

ちなみにこれは単純に運転が楽ということではありません、むしろ逆。

単純に運転が楽な車というのも試乗したりしたことがありますが、こちらは単に運転操作が「楽なだけ」であって運転操作そのものは意識しないといけません。

なので逆に疲れてしまうことさえあります。

 

ちょっとややこしい事を書いてしまいましたが、纏めてしまえば道路を見てこれぐらいのスピードでこの辺を走りたいなと思えば、意識しなくても車がその通りに動いてくれるということです。

なので疲労感がとても少なく、乗っている時間が短く感じられるのだと思います。

確かにこれは刺激的なことではないのかもしれませんが、逆に言えばこちらの方が相当凄いのではと思います。

刺激的なセッティングにするのはむしろ簡単。

乱暴な事を言えばエンジンの特性をピーキーに変え、ハンドリングを過敏にし、サスペンションを硬くしてどこへぶっ飛んでいくか分からないような車にすればこれも十分「刺激的」な車でしょう。

言い換えれば味付けの濃いジャンクフードのような物。

 

しかしRC Fのように運転することが本当に自然な感覚、言い換えれば意識せず自分で歩いているような感覚にすることは相当難しいのは想像に難くないです。

味付けの濃いジャンクフードでは無く、いつ食べても飽きの来ない美味しさ、そしてちょっと体調が悪いときでも食べることができる味つけ、

そして見るだけでほっとするような料理。

これは単純にどちらが良いか悪いかというのではないでしょうが、一般的に後者の方が難しいのは間違いないでしょう。

 

RC FのHPで多々出てくる「意のままに走る歓び」、「よりダイレクトに、よりリニアに」、そしてキャッチフレーズでもある「いま、スポーツカーに乗る歓びを知る。」という意味が

まだなんとなくですが分かった気がします。

 

これはあくまで個人的意見ですが、ここから推測するとヒョウロンカの評判がイマイチという点も何となく理解できます(笑)

先程挙げたRC Fの長所は実際に所有し、そしてサーキットだけではなく色々な道を日常的に走らせてみないと分からない長所です。

ヒョウロンカはRC Fを所有して時間をかけて評価しているわけではありませんので、それではこの車のコンセプト、そして長所は理解しにくいのではと思います。

チョイ乗りならそれこそ悪い意味で「刺激的」な車の方がむしろ評価は高くなるのではと思います。

 

かくなる私もまだ所有して1ヶ月足らず、そしてまだサーキットも走った事がないので偉そうなことが言えるわけでもありませんが(笑)

ただ実際に所有してみてRC Fの魅力が所有する前以上に、そしてまた異なった角度から分かってきた気がします。

そして運転の楽しさの定義も気がつけば変わっていました。

 

 

最後に勿論RC Fはやはりサーキットが本道というのは言わずもがなです。

これから「LEXUS F ドライビングレッスン」のようなイベントにも参加して腕を磨いて更にRC Fへの愛着が沸いていけばいいなと思っています。

ただそれだけではなく日常のドライブから長距離ドライブまで色んなシチュエーションも楽しめる車であることは間違いなさそうです。


RC Fに1ヶ月乗ってみて

2019-06-27 15:55:58 | RC F

納車から1ヶ月・・・RC Fの事について少し書いてみたいと思います。

 

納車から1ヶ月・・・RC Fの事について少し書いてみたいと思います。
もう少し早く書こうと思っていたのですが、出張であちこち走り回っていたこと、そして予想外にRC Fが「凄すぎて」なかなか文章にまとめる事が出来ず
ようやく本日時間を取ることができました。

 

本日は仕事が休みだったので朝少し走ってきました。

 

実は強力な(?)低気圧が香川に接近している関係で香川がかなりの大雨。
濡れた路面でのトラクション性能などを試してみたくなり思わず駆け出してしまいました(笑)
(このトラクション性能については後述します。)

 


まずはFの真髄でもある「走行性能」そして、「運転の楽しさ」ですが・・・

 

正直これは今までの愛車の中でも随一の良さと言い切れます。
RC Fに乗って思うのが車がまるで手足の様に動くこと。

この台詞は以前ISやWRXでも同じ事を書いていましたが、RC Fの場合それが更に研ぎ澄まされハンドル、アクセル等がそれぞれ前輪や後輪と一体化している感じさえします。

正直ハンドル、アクセル共に今までの車の中で一番重く、切り応え、踏み応えがあるのですが遊びが無く、今までの10分の1いや、100分の1もしくはもっと高い精度で
車をコントロールすることができます。以前こういうのはMTの方がやりやすかった気がしますが、ここまでATが進化するとATにお任せするほうが早く、確実なのでしょうね。

今まではハンドル、アクセルともに良くも悪くも「丼勘定」的な運転でだいたいこれぐらい踏むとこれぐらいのスピードだろうという感覚で踏んで、ス
ピードが出た後に微調整していたのですが、RC Fの場合は最初から「これだけスピードを出したい」という感覚で踏めば1㎞単位でそのイメージどおりに走ってくれます。

こういうところで車の素性の良さ、そしてエンジン、トランスミッション等の制御の良さを堪能することができます。


またそれに加え安心感が数段違うように感じます。
表現が難しいのですが「どこまで走ってもこの車なら大丈夫だろう」という漠然とした信頼感、安心感をRC Fに抱いています。
正直室内の広さは今までの愛車の中で断突然に狭く、かなり体が包まれている感じですが、今はこの車に包まれている感じがないと逆に落ち着きません(笑)


そしてエンジン、トランスミッション。
エンジンは始動の時はまるで雷撃(?)のような始動音で始動し、そして走行中も心地よい音を立てていますが、やはりV8NA。滑らかかつとてもパワフルです。
またとても気持ちよく反応し、そして頭で描いたとおのパワーを出してくれる。
先程書いた「信頼感」をとても味わえるエンジンです。

8-Speed SPDSもエンジンと同じく良い仕事をしています。
正直シフトショックが少なさという点ではIS350やNX、ひいてはヴェルファイアの6ATよりシフトショックが大きい(特に減速時)のですが、
その分変速の速さ、ダイレクト感は段違いに良いです。
キックダウンして加速するのも「おい、まだか!」みたいな感じになることは皆無です(笑)


また足回り、そしてハンドリングも最高!
走行モードが「Normal」では街乗りから高速まで心地よいしなやかさを提供してくれます。
路面の凹凸でボディが揺さぶられる事は勿論皆無。
そして「Sport S」では乗り心地が少し硬くなり、そしてハンドリングも俊敏になります。
かといって街中では乗りにくいということもなく、街中でもキビキビ走りたいのであればこのモードも「あり」かもしれません。

ちなみに「Sport S+」はまだ封印中(笑)
ただ「Sport S」から推測するに相当じゃじゃ馬になるのでは・・・とちょっと期待しています(笑)


まだ1ヶ月ということもありそこまで深いことは書けないのですが、運転が楽しく、疲れない、そして速さという点では今までの愛車では随一です。

 

そして本日大雨の中を走って上記の信頼感、安心感が増しました。
その要因は恐るべきトラクション性能。
IS350の頃はちょっとの路面が濡れていてアクセルを少し強く踏むと、後輪が滑りTRCが作動していましたが、
今回相当の大雨の中(しかもワインディングあり)を走りましたがそれが全くありませんでした。
やはり雨の時ののトラクション性能、安心感はAWDと私は思っていましたが、FRとはいえ、RC Fで不安を抱く事は全くないと思います。

 


エクステリアですが・・・

 

 


購入したα7Ⅲを持ち出して愛車撮影と洒落込みたかった(?)のですが、流石にこの大雨の中では使う勇気が無くエクステリアの写真は撮っていません。
(これらはコンデジで雨の合間にちょこっと撮影しました。)
ただ一つ言えるのは乗る前から、というより車庫で眺めているだけでニヤニヤする美しさ、かっこよさです(笑)

フロント、リア、サイド、ホイール・・・どこをとっても満点以上です。
この辺りはまたα7Ⅲでじっくり撮影してみたいと思います。

 


そしてオプションで装着したマークレビンソンについて少し。

 

初めてのレクサス車であったIS350の時もマークレビンソンを装着していましたが、RC Fではその進化に驚きました。
特に進化していたのが「圧縮音源の音質」の向上です。
ISの時にはiPodにロスレス音源を入れて聞いていましたが、やはりCDの音質には全く及びませんでした。
RC Fでは圧縮音源でもCDに遜色ない音質で鳴らしてくれます。
(ちなみによく使うファイルがFLAC(ハイレゾも含む)、320kbpsのAAC(MP4)
また2CHの音源をサラウンドで鳴らしても不自然な感じが無くかなり自然な包まれ感です。
もちろん本格的に社外品を組んだ物には勝てないでしょうか、純正でこれだけの音質なら言うことなしです。

またNXのプレミアムサウンドシステムと比べても確かに高音の伸びが良く、そして一つ一つ音の粒がはっきり聞こえます。
プレミアムサウンドシステムでも個人的には満足でしたが、マクレビとの違いはかなり明確に出ています。

またRC Fのエンジン音とオーディオの音がうまく同居しているのも良かったです。
当初RC FG思いの外音が大きかったので、マクレビを装着してもかき消されてしまうのではと心配していましたが、RC Fの音は音で、オーディオはオーディオでしっかり棲み分けされて耳に届きます。
これもMOPならではのセッティングなんだろうなと驚きました。

 

あとインテリアもポーティーな感じで気に入っていますが、小物の収納場所が殆どありません。

アームレストの中もこのとおり。

 

オーディオ用のUSBメモリとケーブルを纏めた袋を入れると一杯(笑)
ドアのポケットもペットボトルは入りません。
この辺りも走る事を第一に造られたRC Fらしいなと思いました。

 

まだ1ヶ月なので簡易的なインプレッションになりましたが、とにかく楽しく、安心でき、パワフルな車です。
来週予定が合えば長距離ドライブをする予定ですので、
その時にはさらに詳しいインプレッションができるのではと思います。

 

 

あと7月30日に富士スピードウェイで開催される「LEXUS F ドライビングレッスン」に参加申し込みをしました。

 


via:https://lexus.jp/

申し込んだクラスは勿論初心者向けの「ジムカーナ・体験走行プラン」です。
初のサーキット体験、今から楽しみです。
またこちらのレポしたいと思っています。