ねこネットあま

闘う天使「まる」④ありがとう

ボクは猫のまるちゃんです。

 

みなさん!

元気玉をたくさん飛ばしてくれて

ありがとう。

 

ちょっと前に

死神くんがボクの所に来ました。

 

死神くんは

↓こんな感じじゃなくて

 

 

↓こんな感じ。

 

 

死神 「あなたの命はあと2日です。」

 

まる 「どういうことだじょ?」

 

死神 「死ぬということです。」

 

まる 「死ぬってなんだじょ?」

 

死神 「体がふわふわ浮いて、雲の上に行く事です。」

 

まる 「あ、それなら知ってるじょ。

    最近何回か、体がふわふわして

    浮いて流れて行きそうになったじょ。

    でも、キャットタワーにつかまれば

    元にもどれたじょ。」

 

死神 「次はつかまっても、浮きます。」

 

まる 「いやだじょ。ボクは

    もっと、ずっと、ここに居たいじょ。」

 

死神 「みなさん、そう言いますが、キマリですから。

     それに、これからまるさんの病気はもっと悪くなり、

     まるさんもご家族も、つらく悲しい思いをする事になりますよ。」

 

まる 「みんなをつらくするのはいやだじょ。」(゜д゜;)

 

死神 「最後に何かやりたい事はありますか?」

 

まる 「みんなと遊びたいじょ。

    ねこじゃらしで遊びたいじょ。」

 

死神 「分かりました。では2日後に。」

 

 

ボクは2日後がこないように

時計を止めてみようとしたけど

止まりませんでした。

 

そして次の日、

ボクにはねこじゃらしで遊ぶ力が

戻っていました。

 

みんな、ケラケラ笑って

。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ

ねえね 「まる、かわいい。」

にいに 「まる、めっちゃ楽しそう。」

小ねえね 「なっちゃんもやりたい。」

とっても楽しかったよ。(*^o^*)

 

 

2日後の朝、

また死神くんが来たんだけど

 

まる 「もう少し待って欲しいじょ。

    今日、ねえねは友達たちとお出かけだじょ。

    ボクの様子がおかしかったら

    ねえねは行くのを止めちゃうじょ。

    ボクはねえねが楽しい気持ちの時に旅立ちたいじょ。」

 

死神 「わかりました。

     まるさんの優しさに免じて、また後で来ます。」

 

その後、ボクは苦しくなって

口で息をハーハーしました。

 

でもそれは、心臓や肺が

苦しかったんじゃなく、

もう、お別れだと思うと

心が苦しくなったからです。

 

病院の先生が

「口で息をしだしたら、すぐ来なさい。」って

ママに言っていたから・・・、

 

パパの運転で

ママと小さいねえねと

病院へ向かいました。

 

ボクが

「ママ~、抱っこして!」って思ったら、

ママは気付いてくれて

キャリーからボクを出して抱っこしてくれました。

 

「よかった。ママの抱っこ、大好き。」

そう思ったら、

ボクの体はふわりと浮いて・・・。

 

ママはボクの抜け殻を

抱っこしていました。

まる 「小さいねえね!ママを頼むじょ。」

 

小ねえね 「うん!まかして。」

「ママ。泣いてちゃ、まるちゃんを応援できないよ。」

 

小さいねえね(3才)も

ボクと同じように

死ぬという事が分からないので

ボクと小さいねえねは悲しくありません。

 

病院では先生が

心臓マッサージをしてくれました。

 

心臓マッサージで

一旦は体に戻る猫もいますが

ボクは戻りませんでした。

 

これ以上、死神くんを待たせちゃ悪いしね。

 

お家に帰って

にいにがボクの抜け殻を

いい感じにしてくれました。

 

だから、ほら。

ちゅーるだって、持てるよ。(^∇^)

 

 

ねえねは帰ってからいっぱい泣いて

その後、毛糸を1玉使って

ボクの大好きなポンポン(しかも巨大なの)を

作ってくれました。(*^▽^*)

 

 

持って行って

雲の上でむぎちゃんと遊ぶね。

 

 

 

お花も、お手紙も、おやつも、おもちゃも

いっぱいもらいました。

 

むぎちゃんに

お土産がたくさんできて

よかったです。

 

 

まる 「なんか、みんな、しんみりしてるじょ。」

 

   「ボクは笑顔が好きなんだじょ。」

 

   「ほら、酸素マスク被ってみんなを笑わせるじょ。」

 

 「生きてた頃の写真だじょ。」

 

笑顔が好きなボクの為に

みんな悲しいのガマンして

笑顔でお別れしてくれました。

 

 

 

ママは絵日記に

書いてくれました。

 

 【 ありがとう。 】

まるちゃんが逝った後、

私のラインには

ありがとう。が、あふれました。

頑張ってくれて、ありがとう。

元気玉、ありがとう。

楽しい思い出をたくさん、ありがとう。

保護してくれて、ありがとう。

家に来てくれて、ありがとう。

応援、ありがとう。

家族になってくれて、ありがとう。

ご支援、ありがとう。

生まれてきてくれて、ありがとう。

笑わせてくれて、ありがとう。

 

★ 完 ★

 

コメント一覧

にゃらら
くぅ、ちぃの母さまへ
https://ameblo.jp/nora-kira
感想、ありがとうございます。
ついつい当たり前の日常に、感謝の気持ちなんて忘れてしまいますが、
こういう事があると、元気でいられる事の有り難さに感謝しなくてはと思いますよね。
くぅちゃん、ちぃちゃんが健康でいられますように。(祈)
くぅ、ちぃの母
いい出会い、いい家族、いい思い出
読ませて頂きました。ありがとうございました。
感動しました。読んでる最中から涙が込み上げて来ました。私にも先住猫2匹と一緒に生活をしていますがいつかはうちの猫ちゃん達がと…。ダブらせてしまい涙がポロポロと出てきました、先住猫2匹とのいい出会い、いい思い出作りをこれから先,何年一緒に終えるまでいれるかですが大事にしていきたいと思います。
近藤
よかったです また是非猫ちゃんを飼って幸せを与えて
ご家族も幸せになって下さい。
にゃらら
いい家族
https://ameblo.jp/nora-kira
感動だなんて(*>ω<*)テレルー
まるちゃんは、ホントにいい家族を選びました。
まさに「飼い主は猫が選ぶ」の代表です。
姉弟たちも、もう猫はこりごりではなく、
落ち着いたらまた飼いたいって言ってくれていて
まるちゃんの生まれ変りを探すそうです。
近藤
大事な出逢い
涙 涙で読みました まるちゃんはいいご家族にめぐりあい よかったですね 虹の橋で沢山の仲間と元気に遊んでるでしょう 感動しました ありがとうございました。
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