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航海日誌

他人様に読まれないであろうことを前提に書き続ける日誌

福知山線単独脱線事故

2005年04月26日 19時54分52秒 | 社会雑記
昨日からかなりの時間を割いて(暇ともいう)テレビ報道各局の事故報道を見比べての感想

NHK
死傷者数などの各種速報が他機関よりかなり遅い。(たぶん複数の情報ソースで裏を取っているのだろう)
しかし全体に落ち着いた報道ぶり信が置ける。かなり良い。さすが!

日本テレビ
司会者が素人(海老名みどりの夫)の番組なのに、斉藤雅男氏(新幹線開業時の技術責任者)のような人物に解説させても、猫に小判。
また、各番組に解説者として出演している桜井淳氏(文明批評家)の解説が如何にも的を得ていない。精神論的批判(論評にあらず)しかしてない。
全体に浮ついて、内容が薄い報道の印象を受ける。
ただし、ズームイン朝に出演した佐々淳行氏のコメントはさすが。溜飲が下がる。

TBS・テレビ朝日(報道姿勢が似かよっているので、一括)
いまだ乗客が車内に取り残されている現段階で、原因究明に必要な情報が乏しい中、司会者まで含めて熱心(加熱)に原因究明を論議している。
主な論点:急カーブなのに脱線防止が不備・軽量化車両で被害拡大・定時運転に過剰にこだわる鉄道会社の経営姿勢(各局共通だが)
まあ、わからんでもないけど・・・もう一寸もちついてかんがえてみては?というようなものばかり。
乗客のご家族を追いかける様は見るに耐えず。
この2局に関しては報道に値するか疑問。

フジ
現場の模型・お得意のCG、結構力作ですね。

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今回の事故は単にスピードオーバーや旧式安全装置、置石などの
末端事象のみが原因とはとても考えられない。
たとえば安全装置一つとっても、最新のATSがあれば事故を防げたか、
発生しても被害が少なかったかもしれない。
しかし現在、それら安全策は鉄道会社という営利を目的とする
鉄道会社の経営の枠内で行われるということである。
国鉄は安全装置の完備した新幹線を開業した年度から、奇しくも赤字に転落している。
ここはもう一度、鉄道というpublicな存在に関して、利便性、経済性そして安全性などを
鉄道会社や監督官庁(国土交通省)といった小さな枠ではなく利用者や
自治体(沿線住民)といった大枠で議論する時期である。

中国原潜について

2004年11月20日 23時59分17秒 | 社会雑記
今日はちょっと真面目なお話・・・

中国原潜の領海侵犯が発生して以来、いろいろな報道がああったが、これはひどい・・・

http://blog.readymade.jp/tiao/archives/000945.html
http://www.kamiura.com/new11_2k4.html

"中国性善説"的発想はともかく、国際法や、艦船に関する技術的知識がまるでないに等しい。
戦時およびそれに準ずる状態(例えば冷戦)でもない限り重大事故が発生したのならまず浮上するであう。
潜水していても中国の潜水艦なら常時米軍がモニタしているので、秘匿性は元から無いし、海自がすばやく中国原潜を探知したのは、米軍か台湾海軍あたりからの通報があったと考えるべきであろう。

最短距離で帰投するためであっても、危険を冒してまで海底地形複雑な先島諸島を通過する必要もない。
それに日本領海で沈没でもしたらそれこそ重大な問題が発生してしまう。

今回の侵犯はほぼ故意であろう。

技術的(機材)問題であったとしても、その程度の技術で他国の近海を原子力潜水艦で乗り回している中国海軍も・・・問題だけどね