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面白そうだから…(仮)

行ったり見たり読んだりした趣味の不定期日記

05/05/28の舞台「第一章 流れ姉妹~たつことかつこ~」

2005-06-03 02:46:35 | Stage-p

舞台【第一章 流れ姉妹~たつことかつこ~】作 千葉雅子 演出 河原雅彦 出演 河原雅彦/千葉雅子/村岡希美/坂田 聡/粟根まこと(初代ゲストレイパー)/松重 豊(初代ゲストラバー)ほか (@青山円形劇場)4500円

 [物語] 北の刑務所で模範囚として服役する女、かつこ(村岡希美)は実はある人をかばって罪を着ていた。そのことに薄々気づいていた看守の谷村(坂田 聡)はかつこに思いを寄せ、かつこが獄中で産み養子に出した子供のことや入所以来全く面会に来ない実の姉のたつこ(千葉雅子)のことなどをかつこのために独自に探っていた。一方、姉のたつこは闘牛の稽古をつけるため沖縄にいた。
 ついに出所の日を迎えたかつこは、医師として働くために元ヤクザの保護監察士・末次(河原雅彦)とともに東京へ発とうとしていた。しかし医大時代の知り合いで、かつこの子供の父親である歌川(粟根まこと)が刑務所の前で花束を抱えて待っていた。沖縄のたつこは雇い主の二人の若者に対し、持ち前の率直さとケンカっぱやさで衝突しつつも次第になじんでいたがある日、正体不明の流れ者・五十嵐(松重 豊)やこっそりたつこの様子を探りにきた谷村があらわれ、たつことかつこを取り囲む状況はじわじわと変わっていく。

 [感想] 何の下調べもせず見始めて、つかみの看守・谷村の夢の賭場の修羅場から中盤あたりのかつこの医大時代の過去が語られる場面ぐらいまで設定がつかみずらく「シリーズ物を途中から見てしまった?」と焦ったのですが、いったんつかんでしまえば後はすごく面白く特にたつこ姉さんのハチャメチャぶりや真っ直ぐぶりにはスカッと爽快でした。チラシの‘初代ゲストレイパー’‘初代ゲストラバー’というのも、レイパー=レイプする人でかつこは毎回必ずレイプされ、そのキャストがゲストで毎回変わるらしいです。同様にたつこには毎回必ず恋人があらわれるらしいです。捨て置きにされた設定もこれから明らかになるのかもしれません、何たって今回が真心一座『身も心も』の旗揚げ公演のシリーズ第一作ですもの!(これも観劇後知りました…そのくらい調べとけよ!汗)
 青山円形という役者さんと間近に接することができることでわかった、粟根さんが演じているときは伊達メガネであることや同じく舞台の形状から?役者さんが舞台で着替えることなど、お話とは別のところで楽しめたこともありました。とにかく、これからどんどん面白くなっていくシリーズだと思いますので頑張って続けて欲しいです。

05/05/27の舞台「広くてすてきな宇宙じゃないか」

2005-05-27 23:00:54 | Stage-p

舞台【演劇集団キャラメルボックス劇団創立20周年記念公演②/広くてすてきな宇宙じゃないか】作・演出 成井豊 出演 大森美紀子/西川浩幸/實川貴美子 ほか(@シアターアプル)2000円(ハーフプライス)

 [物語] テレビのキャスターをしている父(西川浩幸)と3人の子供の元にアンドロイドのおばあちゃん(大森美紀子)がやってきます。これは政府が介護用からさらに進めて子供用に貸し出すことになったアンドロイドで、どうしても必要な家庭にしか貸し出さないというものです。母親を亡くしたあと、表面上はうまくいっているように見える子供たちのことを心配して父親が独断で呼ぶことを決めました。長男・長女はしぶしぶ承諾したのですが、末っ子のクリコ(實川貴美子)はどうしても嫌がって…。

 [感想] この公演はハーフタイム・シアターで公演時間が1時間しかありません。そのかわり、2本立てでもう一方は「僕のポケットは星でいっぱい」です(チケットはそれぞれ別料金)。さらに、この日はコマ劇場でミュージカル「WE WILL ROCK YOU」が7時からはじまるのでそれまでにクライマックスを終えないと、上の舞台で足を踏み鳴らす音にお芝居が台無しにされてしまいます。そのためか、こころもち急ぎ気味にお芝居が進んだような気もしたのですがそれを差し引いてもいいお話でした。父親役の西川さんもいい味を出していてとても良かったです。短編なのでわかりやすくシンプルな筋立てでしたが、その分クリコの気持ちがすごく伝わってきました。素直に役柄を信じて見れる、ある意味ほのぼのとした作品でした。

05/04/17の舞台「猫と庄造と二人のおんな」

2005-04-18 00:29:11 | Stage-p

舞台【月影十番勝負第九番・猫と庄造と二人のおんな】原作 谷崎潤一郎・脚本 内田春菊・演出 木野 花・出演 高田聖子/土屋久美子/中谷さとみ/利重 剛 (@青山円形劇場)

 [物語] 前の妻・品子(高田聖子)と別れた庄造(利重 剛)は金持ちのいとこ・福子(中谷さとみ)を新しく妻に迎え、母と暮らす家を妻の金で二世帯住宅に建てかえた。職もなく、投稿もしない小説に悩み10年来の猫・リリー(土屋久美子)に耽溺する庄造だったがある日、品子からリリーを引き取りたいと連絡を受ける。そのことには母も福子も同意していると告げられるが妻たちや母よりもリリーに夢中な庄造は…。

 [感想] 人が良くて癒し系で生活能力のなさそうなダメ男、庄造をめぐり二人の妻がそれぞれのドロドロの心情をぶちまけ駆け引きをするのですが、そのやりとりはかなりの部分をセリフに頼るため見た目での面白さは抑えられている気がしました。悪く言うと目をつぶっていても、全ての話が理解できてしまうという感じです。なので、ただひたすら二人の妻の心情を追い、一人(?)執着やしがらみから無縁であるような猫のわがままに納得していました。
 さすが春菊さんというべく女性のもろくて歪んだ愛憎心理描写には息苦しくなるほど圧倒されたのですが、庄造はなぜああなのかというのは「偉大な母に支配されている気弱なマザコン男」としてしかあまり語られてなかった気がします。そういう男を(母も含めて)3人で取り合うというのは普段マザコン男を毛嫌いしながらも実は女性はマザコン男が好きというか一人は手元に置いておきたいと思っているのでしょうか…?
 最後に庄造にとって元凶である母を追い出して、二人の妻と一匹の猫と暮らす庄造はひどく満足し貫禄をやや持っている感じになるのですがそれは多分妻たちの身びいきで、庄造自身は自分で窮地を脱したわけではないので以前に比べて全く成長していないと思います。何かのきっかけで母が戻ってきたら、きっと元の庄造に戻るでしょう。その時、二人の妻と一匹の猫はまだ見捨てずに庄造を守りまた奪い合うのでしょうか。世間ってそんなもの、男女の中ってそんなものなのでしょうか。

05/03/05の舞台「蛇よ!」

2005-03-06 13:02:07 | Stage-p

舞台【蛇よ!】作・演出 松尾スズキ 出演 松尾スズキ/大竹しのぶ(@青山スパイラルホール)

 [プログラム] 1「初めてのSM」 2映画「出しっぱなしの女#1」 3「突起物の女」 4映画「出しっぱなしの女#2」 5「これからの人」 6映画「出しっぱなしの女#3」 7「刺したね」 

 [感想] 1幕目で松尾氏段取りとちる。帰らなくてよいところで帰ろうとして、大竹氏から「帰っちゃうの!?」とのつっこみに「まだ帰らない」と照れてました(カッコ内のセリフはうろ覚え)。 しばらく二人ともセリフが震えてました。5幕目の「これからの人」はちょうどスパイラルホールで展示していた多摩美の展示作品のひとつが思い起こされました。
約1時間半があっという間に楽しくすぎました。