goo blog サービス終了のお知らせ 

面白そうだから…(仮)

行ったり見たり読んだりした趣味の不定期日記

06/05/25の展覧会「ナスカ展」

2006-06-03 04:35:35 | Art-p

展覧会【世界遺産ナスカ展/特別展】 (@東京国立科学博物館)

 [展示] 南米ペルーで紀元後から6世紀ごろまで栄えたナスカ文化。地上絵が有名。今回の展示では、この地上絵を上空から堪能できる巨大ヴァーチャルシアターと黒目の残った子供のミイラが目玉。ほかに同時代の壷や人形や装飾具、祭礼や戦闘の様子などナスカ人の生活を知る遺物を展示する。

 [感想] 地上絵は何かの塗料で描いたのではなく、平原に広がる石ころをどけて地肌の砂が白く浮き出たのが線になっていると初めて知りました。年間降水量がほとんどゼロだったため千数百年も残っていたそうです。地上絵を見る巨大シアターも、ゲーム感覚で好きな地上絵が見られる体験コーナーも実写ではなくCGでした。本物そっくりですごかったですが、実写にしなかったのは何か理由があったのでしょうか? ミイラの眼球の黒目が残っていたのはミイラにした時乾燥していて涼しかったから(いわゆるフリーズドライ)だそうです。
 意外に可愛かったのが壷や皿に描かれた動物や精霊、人の絵。ポップアートチックで日本のマンガっぽい親しみやすさがありました。「誕生と再生」コーナーでは器に陽物がついたものがあって、説明書きに「…誇張してあります…」の一文が。けれど、サイズ的には原寸かやや小ぶり。?となっていたら、同行者に器に描かれた人物と比較して誇張してあると言われました。なっるほど!
 またナスカの地上絵の謎についての説明の中に苛酷な環境に生きる人々の願いがこめられていたのではないかとあったのですが、出土品の絵柄や色使いからは経済的な豊かさに裏打ちされた精神的な余裕みたいなものを感じました。けど、これって平安時代の貴族の生活を見て「平安時代の人々って優雅だったんだ」って思うようなものなのでしょうか。
 平日午後にも関わらず大勢の人出でした。最近では竹橋の国立近代美術館での「藤田嗣治展」も平日のお昼でも北の丸公園に届くほどの列が出来ていたように、バブル以来の美術系展覧会の人気が復活してきたようにも思えます。

06/03/03で使われた写真一覧

2006-03-05 01:20:24 | Art-p
立派なお屋敷


ライオン


アフリカ象


アジア象


オランウータン


コアラ


孔雀


羽を広げるオス鳥





各動物にえさをやる時間を知らせるボード


ユキヒョウ


レッサーパンダ


昆虫園


ハチドリ(保護色になってますが真ん中の小さい鳥。くちばしオレンジ)


キリン


チーター


あんなチーター


こんなチーター


こんなに近くで


こんな失敗?(目を閉じちゃった)

05/11/10のイベント「GUNDAM 来たるべき未来のために」

2005-11-11 02:19:29 | Art-p

展覧会【GUNDAM 来たるべき未来のために】(@上野の森美術館)

 [感想] 初めに。この画像は美術館入り口の展示物で「撮影可」のものです。アップに関しては特に注意がなかったので載せていますが、指導(?)が入ったらすぐ削除します。ちなみにこの作品は富野監督の手によるものです。
 館内の展示ではテレビシリーズ1stの「脱出(#43)」でアムロが乗り捨てたコアファイターの原寸が凄かったです。コクピットの内部やジオングとの激戦でできたボディの傷痕など細部まで再現されていました。もう一つ目を引いたのは巨大なセイラさん、作った人のやる気が怖かったりして…。
 参加型の展示ではフラナガン機関(ガンダム世界内で超能力者[ニュータイプ]を研究するジオン軍の組織)のニュータイプ実験。二度の検査をパスしたニュータイプ候補者が二人一組で取り組みます。一人が予測される障害物のイメージを伝え、もう一人がそれに従って移動するというもののようです。実験は土日祝のみ実施なので、今日は模擬検査にチャレンジしましたが5枚のESPカードから1枚を選ぶ一次検査で落ちてしまいました(一次は二度続けてコレクトすれば通過)。
 ガンダム(1st)ファンにはオススメの展示です。会期は今年のクリスマスまでです、すいてる日をねらっていくといいですよ(平日とか)。

05/11/02・04のイベント「恋よりどきどき」

2005-11-08 01:44:25 | Art-p

展覧会【恋よりどきどき~コンテンポラリーダンスの感覚】(@東京都写真美術館)

 [展示] コンドルズ、珍しいキノコ舞踏団など身体で表現するコンテンポラリーダンスを通じて世界で活躍するダンス集団の活動を伝える展示。

 [感想] 男性中心のメンバー編成で学ランがトレードマークの近藤良平率いるコンドルズ。会場には実際に舞台で使われたダンボールの大道具や人形などの小道具、そしておそらく公演で流されたオープニング映像の数々。コンドルズは現在、日本だけではなく世界各国でも大人気のダンス集団だそうですがこれらの展示を見てるとそれもわかります。すっごく面白そうです。でも私が気づかなかっただけで、すでにテレビでは何度もとりあげられています。今度機会があったら、できれば生で公演を見てみたいものです。
 教育テレビの子供向け音楽番組の振り付けで聞いたことのあった、珍しいキノコ舞踏団。会場の映像を見ると、女性中心のメンバー構成で肩の力の抜けた観客にも参加しやすい楽しく踊る活動内容がうかがえます。実際に会場ではビデオにあわせて踊る女の子も。景気づけにアルコールでいい気分になって一緒に踊ってみたかった気もしました。

05/03/20のイベント「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」

2005-03-21 23:02:32 | Art-p

イベント【アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険】(@ICC in 東京オペラシティタワー)

 [感想] ぴあで見かけてから行けたら行きたいなという感じだったのですが、うまく時間ができたので行ってきました。京王新線初台駅からオペラシティまで直通でたどりつけました。展示された作品には簡単なアニメとモノラル音声が刻まれたレコード(特殊な変換装置をつけたレコードプレイヤーにかけると見れます)や、ペンタブでタッチすると描かれた絵が変化したり音が出たりする本、3人一組で真っ暗闇のなか相手の鼓動のみが見える装置を見ながら相手との間を感じる部屋やコマドリして作られたフィギュアを回転させてアニメのような画像が肉眼で見える作品、観覧者の影の大きさと位置がラジオのチューニングと音量を決定する作品、モバイルを使った鬼ごっこや色んな腎臓がありますという社会派?な作品など面白いものがありました。入場してすぐにあったメディアとアートが出会った作品の歴史の陳列もそうですが、ひとつひとつが結構奥が深くて、ひとつの作品で何時間も遊べそうだったので普通の見るだけの展示と違って会場を占拠したい衝動にかられました。
 一日の人数制限がある作品もあったためかチケットを見せれば会期中ならもう1度入場できたようです。この日の入館者は若い人が多く、カップルはもとより女の子も結構いました。外人さんもちらほら。全体的にオシャレな人がいっぱいいました。この展示とは別件ですが、同じオペラシティ内の手塚治虫ワールドの「ブラック・ジャック」の原画展示はすばらしかったです。どんなに小さいコマの人物でも線がイキイキとしていてため息が何度も出ました。