幼児期のテクニック指導のポイント

もう1年以上前のことになりますが、ピティナの指導者セミナーで、小倉郁子先生による『幼児期のテクニック指導のポイント～幼児期の指導法・親学』を受講しました。

それまで、幼児期の生徒さんには、読譜ができてあとは楽しく元気に弾ければいいと思ってしまっていましたが、そうすると、少し大きくなった頃に、色々な音色を出すために手や指を作っていく時間がずいぶんかかってしまうことに疑問を感じていました。


そんな悩んでいた時期に受講したのですが、小倉先生は、小さな手にあった幼児期の指導法を、指導経験の中からたくさん紹介して下さいました。
先生は大人の私でもワクワクするグッズを色々お持ちでした。

それらのグッズを使って、幼児や低学年のできるだけ早い時期に演奏しやすい手を作ってしまうことができれば、譜読みをしながら演奏する時には曲の構成や音づくりにもっと集中できるなあと感じました。

そんな経験があって、今では、レッスンの中で様々なグッズを使って楽しみながら、美しい響きでピアノを演奏できるようにと常に考えて指導をしています。


小倉先生の講座の中では、ピアノ教育は総合教育にもなるとして、ピアノを通して親として自分の子どもを育てていくために大切なことも学びました。
「反抗期までに身につけさせるのよ」と聞いて、娘の反抗期を想像してしまいました・・・(*_*)


まだまだ足りないことばかりですが、１つ１つ実践しながら、今の時間を大切にしていかなくてはとより一層思いました。

今思い返してみても、広く深いテーマの講座だったなぁ。