バケツプリンで窒息した頭部を取り除いた本体を所有する頭部

　弟と留守番していて家にいるのもアレなので外に出る事にした。するといつの間にか虫取り網と虫かごを持っていたので漠然と近所の公園に行った。

　公園に入ると早速蝶を捕まえた弟。いや蛾か？蛾は大して嬉しくなかったのか途中で逃がした。ビジュアル重視らしい。

　緑の多い神社に行ってもそれほど、というかあまり虫はいなかった。その隣の公園にボリュームのある黒い蝶がつがいでいたが取れなかった。網振ってる時の三次元の動きと視覚の体験はなかなかサイケで多分間抜けに口を開けていただろう。ゲームじゃないから真後ろにいる時とか気付けないのが逆に新鮮ってとんだバーチャル世代だな俺。弟が「いた！」と叫んで周囲をキョロキョロして網をブンブン。作業が逆ですね。

　帰りの遊歩道の低い木に蝉を発見！内心逃げてもらいたいと思いながらも網を伸ばすとあっさり捕獲。かごの中でうるさいだろうなと思っていたら蝉は全く暴れずに大人しくジッとしていた。虫にも都会育ちとかあるのか？蝉は気に入ったのか家まで持って帰った。

　寝ながらいいともを見ていたら風邪を引くまで寝ていた。猫も通気性の悪いバケツの中にいたのだからそういう天気だろう。上に行くと蝉はもういなかった。残りのわずかな生涯を頑張って生きて欲しい。さっさと交尾して死にやがれ。童貞のまま死んだら拉致した数時間を悔やんで泣いてやる。

　最近夢の中で得体の知れないアイデアや閃きみたいのを掴みかけて目覚めるのが気持ち悪い。物凄く重要な、物凄く画期的な、物凄く大切なような言葉や思考や行動。７年前ある少女が木から落ちて死んだということ…ってまさしくsneg？って事はないけどそのくらいのアドベンチャー求めてる俺って何だ！？っていう事なんすよ。ドラマなんか無い方がいいのに。ブラウン菅を壊せ、液晶を壊せ。電波を受信するな。