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Logicool K800

2012-08-25 19:28:48 | Electronics
残暑厳しい中、秋の色々な行事に向けて大忙しなマサムネです。ひょっとしなくても自分の時間内かも。

Logicool K800が何気に使いやすいと思い始めたマサムネです。テンキーレスコンパクトキーボードばかり使っていたマサムネですが、コンパクトと言ってもいずれもキーピッチ19mmで標準的な配列ばかりですので、基本的な使い勝手にはさほど問題ありません。むしろカーソルキー遠くなるなと思ってはいましたが、つい一か月ほど前まで使っていたMajestouchも同じ位置ですので考えすぎでした。そして、予想通りテンキーは使っておりません。テンキーはテンキーパッドに任せればいいのでと思わざるを得ません。

K800は俗にパンタグラフキーボードと呼ばれる構造のキーボードです。技術的には" シザース機構メンブレンスイッチキーボード"と呼ぶそうです。これじゃあ長くて呼びにくいのでキートップガイド構造の形状に注目して俗に"パンタグラフ"と呼ばれているのでしょう。かなり特徴的な象徴的ともいえる構造ですので、良い呼び方だと思います。
この辺りの俗称で惨いのはキースイッチ構造から俗に"メンブレン"と呼ばれるタイプでしょう。"メンブレンキーボード"ってのはちゃんと別に存在します。比較的メジャーなところでは、LLじゃない3DSのSelect/Home/Startに使われている奴がそれです。完全な防塵防滴構造を実現可能で、しかも静電気やノイズに強いってんで産業用機器によく使われております。まあ、PC分野では特に今どきの一般向けキーボードで使われる事は無いので混同されるような事は無いか。
俗に”メンブレンと呼ばれるキーボードはスイッチ部にメンブレンシートを使用しており、そこからメンブレンキーボードと呼ばれるようになった模様です。しかし、メンブレンシートならパンタグラフにもメカニカルに分類されやすいIBM 5576-A01やAcer 6311-TA(マサムネお気に入り)にも使われております。もっと他に良い呼び方は無いのか。フィードバック用に使われているラバードームはと言うと、これもパンタグラフや東プレ静電容量方式にも使われているし適当ではない。じゃあスライド部で分類できるかと言うと、何気にバリエーション豊かで、極端な話をすればパンタグラフもそのバリエーションの一つと言えるので、分類の決め手にはならない。こうなるとマサムネも何か良い呼び方考えろと言われても、さっぱり浮かんでこない。

ところでこのパンタグラフキーボードって奴、初めて触ったのはノートPCでメーカーはコンパックだったかな。ストロークの短さとそれでいてクリック感があるのに驚いたものです。構造的に爪が引っ掛かりやすいとか埃がたまりやすい等のデメリットもあったけど。一方で、かつてデスクトップPCのキーボードは所謂メンブレン方式フルキーが主流で、マサムネもそういった物を使っておりました。メンブレン方式は低コストなのか安く手に入りますけど、その中でも安い物は感触が酷くて酷くて、気に入ったものはミネベア RT6656とIBM 5576-B01ぐらいでしたね。
そして時代は移り変わり、マサムネが最近買ったキーボードは全部パンタグラフ方式です。キーフィーリングに対するマサムネの好みが変わったと言う事はあるかもしれませんが、ミネベアがキーボードから撤退したのもあるかも。買おうと思ったらまともなメンブレンキーボードがもう無いというか、探すのが非常に大変になったというか。もう一つ、薄いキーボードをチルトスタンドとかで起こさずにデスクにべったり置いて、前傾ポジションで入力するようになったのは大きい。マサムネの椅子はプラスのオーバルチェアで、基本前傾ポジションのオフィスチェアなんですよね。前傾だとタイピングとか3DSで遊ぶときとかすごく楽なんですよ。

で、今回のK800です。パンタグラフでワイヤレスでフルキーです。マサムネの好みはテンキーレスです。少し違うな。パンタグラフだとキーストロークは一般的に2mm前後ですが、K800は3.2mmもあり、底付きするまで押し込むと、キートップの上端は筐体天板よりも下へと沈み込みます。こんな構造ですから流行のアイソレーションなんてできませんね。多分、無理にやるとキートップがぐらつくようになります。
また深いストロークのため、パンタグラフとしてはやや厚めです。もっともパームレスト部を幅広くとっているので、掌を浮かせることもありません。お蔭で机上の専有面積はかなり広い。Apple Wireless Keyboardの2.5倍もあります。でもこのキーボード手前から持ち上げるようにすると、自立する形状になっているんですよ。使わないときは立てておけるって事。立てるとFCC表記やらK800ロゴやらが読める向きになっています。通常のキーボードと逆ですね。そういうことするんならもっと派手にやれば良いのにLogicoolロゴなんてよく見ないと分からんぞ。

K800のキーは、押し込み始めにやや抵抗があり、そこをさらに押し込むとクリック感と伴いつつ押下されます。キーの入力自体はクリックでは無く、それよりももう少し押し込まれた先にあります。通常のパンタグラフキーボードと同じですが、ストロークが深いので、やや不思議な感触です。慣れてくると、底付きするまでもなく打ち込めます。
押下圧自体はやや柔らかめでフラットな感触ですが、最初のクリックが若干強めです。ただしクリック自体は大きくはありませんので、全体的にはソフトな感触となります。Apple Wireless Keyboardと比較すると、短いストロークで押下即底付きで指先に軽いショックを感じるなAppleに対して、K800は比較的長いストロークのお蔭かそれともラバードームの特性なのか柔らかい着地感で疲れにくい印象です。また柔らかいフィーリングのArc keyboardと比較すると、最初のクリック感のお蔭かキーボードを叩いている感はあって心地良いと思えます。
さすがに、Cherry Liner、所謂黒軸のフィーリングには及びませんけど。軽い押下圧でフニャフニャ撫でてもちゃんと入力され、ガンガン叩きまくっても強いショックを感じない素敵なキーボードです。カチャカチャうるさいのとキーが高くて姿勢が苦しいのが欠点か。

キートップは未だかつて見た事も無い程巨大です。通常キートップにはスムーズな押下と他のキーとの干渉を避けるために、側面にテーパーをかけております。K800の場合はそのテーパーがかなり小さめになっており、しかも角が丸く処理されているので、縁が分かりにくく余計に大きく見えるのです。実際に目にするとかなりインパクトあります。これより大きくしようと思ったら、完全なフラットトップで周囲の隙間を極力狭くするしかないでしょう。そんなキーボードだとタイプミスが増えそうですが。”タイプ”が”体峯”みたいな。
ちなみに半角/全角キーと\キーはキーピッチ14mm程とかなり狭くなっています。半角/全角キーは左端ですので、さほど問題ではないでしょう。一方、\キーが狭いのは、コマンドプロンプトやファイルをタイプで指定する人には辛いでしょう。マサムネは使用頻度の少ないキーと言う事で、あまり問題にしておりません。

ちょっと気に入ったので、しばらく使って見ます。


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