事件のない空間

PCとか写真とかその他ゴッタ煮
かなり不定期

もうバラバラですよ

2007-12-31 11:58:56 | Photo Item
Asahi Pentax SP、バラバラに解体されてます。もうマサムネには元通り組み立てることが出来ません。嘘です。
快調に動いているPentax SPをここまで分解してしまったのは、ちゃんと理由があります。動きがおかしくなったから。そしておかしくなったのはマサムネが悪いんです(ぉ

そもそもプリズムでわずかに生存している黴を取り除こうと思ったのがいけない。Pentax SPのプリズムは本体をある程度分解しないと掃除できない。だから必要最小限の分解で掃除してあげた。そこまではよろしい。綺麗になったファインダーブロックをボディに載せようとして…ネジがポロっと…どこ行った?キョロキョロ…見つからない。もしやボディの中か?フルフル…カラッ…んっ?フルフルフル…何も言わなくなった。
結局、ネジは見つからないまま。仕方ないのでホームセンターで代用のネジを仕入れてきて組みなおしたけど、ボディの中にネジが潜伏していそうな状況では動かすのは怖い。それでも駄目もとで動かしてみる。動いた!、ミラーアップしたままだけど。って駄目じゃん。高速シャッターならミラーは下りる。スローシャッターだとものすごい勢いでシャッターは開閉し、ミラーは上がったまま。思いっきり変だなあとか言っているうちに、とうとうジャムってしまった。ボディ内部で潜伏しているネジが思いっきり悪さしていますよ。

ということでネジを救出し、ついでに動作状態も回復させる事にする。作戦名は旭日一号。ボディ前面の偽革をはがし、ところどころ記録写真を撮りながら慎重に解体していく。ネジはミラーボックスを取り除いたところでついに見つかりました。スローガバナーの所で引っかかっています。スローシャッターがおかしいのも当然だわ。スローガバナーも動きを見ているとシャッター閉じた後のリリースが渋い。連射的にスローシャッター切ると二連射目からは高速シャッターになる。なのでスローガバナーもついでに給油したりばねのテンションを調整しておきました。これは割と簡単です。

結局主要ユニット毎にほぼ全部解体しちゃいましたな。ボディ前面の左側に見える機械はセルフタイマーユニット、その上がシャッター速度制御ユニットです。さすがにここは手を出したくなかった。もっともセルフタイマーは後でユニット後と外す羽目になるんですけどね。組み立て中に部品落としちゃったんで。もっと慎重に作業しろよとか自分でも思ってます。
ちなみにミラーが降りないのは、ミラーアップ機構がスムーズに動いていない性と判明しました。っていうかここはマサムネのせいじゃないぞ。この個体の持病なんじゃないか。
給油とかアームの曲がりとかスプリングのテンションを調整してようやく快調に動くようになりました。簡単に書いているけど、実はここが一番苦労しています。単純なくせにすげえ微妙なバランスで動いているんだもの。

組み上げては余った部品が目に付き、再び分解して再組み立てを二回繰り返した後、ようやく完成しました。嘘みたいだけど動作も快調です。X接点が動作していないことを別とすれば。なんで光らないんでしょうかねえ?FPなら光ってるけどこれではシンクロしないし。今までテストしたこと無かったので入手したときからなのか、マサムネが悪いのか不明です。またばらすのは面倒なのでフラッシュ撮影しないカメラということにします。マサムネの場合、それで困ることはほとんど無かったりする。

プリズム清掃で半日の予定が30日午後~31日午前と24時間かかる作業となってしまいました。部屋を掃除する時間が減っちゃった。車を洗う時間はあるのかしら?

仏様~仏様~青い空に仏様~

2007-12-24 20:48:31 | Photography
なにやら不謹慎な歌みたいですな。

Pentax SPにSuper Takmar 55mm F1.8を装着して多治見市虎渓山を歩き回ってみました。
このタクマーさん、色が凄いです。もうハイコントラスト!。そしてびっくりするくらいシャープ。

なにやら黄色っぽい気もしますけど、気のせいじゃなくレンズに含まれているトリウムによる変色だそうな。FlektogonやPancolarもレンズが黄色っぽいけど、それはガラスの経年変化による変色でコーティングは緑だったり紫だったりします。それに対してタクマーさんは蛍光灯の反射光すら真っ黄色です。シャープな写りはトリウムのおかげなんですね。微量とはいえ放射能出しているということで今は使われていないらしいけどw

黄色いフィルターを常時装着しているようなものなので、補色にあたる青の発色が際立ちます。特に晴れた日だと青空が強調されるようになります。上の画像のようにね。

SonnarとFlektogon

2007-12-24 20:32:07 | Photo Item
「ゾナー星人来襲」とか「フレクトゴン襲撃」とかなサブタイトルを付けたくなる名前ですな。
ドイツに限らずヨーロッパのレンズはレンズ構成ごとにブランドを付けたがるらしい。ゾナーやフレクトゴンはそのブランドだし、有名どころではテッサーやレトロフォーカスなんかもそうだね。ロシアというか旧ソ連なんてジュピターやヘリオスとか神様の名前つけちゃってますよ。共産主義のくせにw

エキザクタマウントのCarl Zeiss Jena Sonnar 135mm F4とFlektogon 35mm F2.8、どちらも買った時点でレンズ汚れまくってました。拭けば何とかなるでしょと判断して、汚れは承知で買ってました。どちらも動きのほうはそんなに問題なかったし、何よりも凄く安かったので多少のことは全然気にしてなかったし。

Flektogonの方は後玉の内側にかなり気になる曇りがありました。こいつはマウント側からリング一個外すだけで後玉ユニットが外れました。まああっさりと言うわけにも行かず、引きずり出すのはちょっとした手間でしたけど。後玉を拭いて装着しなおすと見違えるようにクリアで綺麗になりました。こうなると今度はほんのわずかな埃が気になってきますw

Sonnarの方は面白い汚れ方していましたよ。なんと後玉の内側に指紋が付いていたんですよ。黴か何か取り除いたときに付けちゃったんですかねえ。委託品なのであるいは「指紋が気にならない、もしくは分解清掃出来る人のみどうぞ」ってことなのかしら。
まあSonnar 135mm F4の場合、マウント側のリング一個取ることで鏡筒がスポッと分割でき、後玉には簡単にアクセスできるようになっているんですよ。かなり簡単に清掃できます。これでSonnarも内部の埃が気になるレンズに早変わりです。

汚れたレンズ、綺麗になると気持ちいいですね。早速使ってみたくなる。いつ使いましょうかね。

Made in Japan万歳!

2007-12-23 20:59:13 | Photo Item
ジャンクでも完動。完動でもジャンク。まあこれではジャンク扱いは当然だなw

エキザクタマウントという深い泥沼に片足を突っ込み始めたマサムネです。本日M42マウントというこれまた深い泥沼にもう一方の片足を突っ込み始めたような気がします。気のせいでしょう、ズブズブズブズブ~~

旭光学のASAHI PENTAX SPとスーパータクマー 55mm F1.8です。ボディのシリアルNo.は300万台で、絞込みレバーに赤窓があるので初期型ということになるらしいです。外観はマウント上部にちょっと錆が目立つ程度で綺麗なものです。ファインダーに少しカビがあるけど、清掃は面倒なので天日にさらして放置です。まあ、レンズじゃなくファインダーだし。レンズも凄く綺麗ですよ。そしてどちらも動作は凄く快調です。全然期待していなかった露出計までちゃんと正確な値を示してくれるんだから嘘みたいです。

もっともレンズは本気で凄いですよ。距離を示すゲージ、フォーカスリングをいくら動かしても回りませんからwwレンズを下から見ると接合部分をパテで埋めてありますからwwwwこんなんでも動きは凄く良いんですから面白い。つかこのレンズおまけだったんだけど、本当におまけだったんだな。

すっきりしたボディトップ、のっぺりとした三角頭、これら無駄な出っ張りのないスマートな外見は美しいとすら思えます。ちゃんと動きそこそこ信頼できるTTL露出計、レリーズの瞬間に確実に絞り込まれるオート絞り、レリーズ中以外はカメラの状態に関わらず常に定位置にあるミラー、当時の最新技術が機能的に収められている。滑らかな巻上げ、軽いレリーズ感、やや鈍いミラーの反射音。PENTAX SP、使っていて楽しいカメラです。
EXAKTA VX1000の無骨さもいいけど、PENTAX SPのスマートさも素敵ですね。実は古めかしいEXAKTA VX1000は1967年発売、PENTAX SPは1964年発売でPENTAX SPの方が古い機種だったんですよ。二つのカメラはドイツのカメラが日本の一眼レフに取って代わられるそんな時代を象徴しているようですねえ。

*シリアルNo.300万台は後期型に属しているそうです。赤窓無しは最終形ということになるのですかね。シリアル自体は400万台まであるそうな。

ピカピカにしてみる

2007-12-20 23:55:31 | Photo Item
EXAKTA VX1000のファインダーがどうがんばっても微妙にぼやけて見えるし埃も気になるので、スクリーンを外して清掃してみた。結構汚れていますwしかしまだ見難い。なのでプリズムにも手出しすることにする。しかし拭きにくい・・・この辺りで何かが吹っ切れてファインダーを分解してプリズムを剥き出しにして掃除することに。ついでに外れた接眼レンズも磨いて組み立て直すと、もうかなり綺麗なファインダーで清掃前よりもはるかにピンを確認しやすくなりました。元々こんなにいいファインダーだったんですねえと見直すことしきり。ちょっと黄色っぽいけどwスクリーンの変色はどうにもならないので無視する。

調子に乗ってそこそこ綺麗なボディ各部まで磨き始める。ボディトップのダイヤルやら何やらが邪魔なので外して磨いていたら、誤ってシャッターボタンを押してしまったらしい。ミラーが上がり、セルフタイマーが動き始める。そしてシャッターがひら・・・開かない?
やべえ、ジャムったらしい。困ったもんです。どうしましょう?

と、ここまでが一昨日の夜のこと。昨夜は結局ボディのトップカバーを外してスロー/セルフの制御部をしげしげと眺めて、ジャムの原因を探しておりました。小一時間ほど眺めた後、「このレバーが怪しい・・・」と精密ドライバーの先で軽く突付いてみたところ、あっさり復帰しました。
しばらく動きを観察していたんですけどロシア人が喜びそうなほど単純なメカなのに確実に動く。ゼンマイ動力でここまで出来るんだ~よく出来てますねえ。
その後、ちゃんと動くように組み立てるまでが大変だったけど。ネジ一本後回しにしてテストしたらまたジャムったりw誤ってピンセットにスプリングを引っ掛けてとばして見失ったり。スプリングは見つからなかったので、無いまま組みなおしたけど、ちゃんと動いているように見えるところが怖いw
まあスプリングは翌朝になって偶然発見できたので、本日再度組みなおしました。ようやく正常な状態に戻ったんですなあ。いらん事し始めるから、する必要も無い苦労する羽目になる。結果的にはEXAKTA VX1000の脅威のメカニズムを観察できたから良かったかも。

ボディのトップカバーも左右半分だけ外すことが可能だったりします。マサムネはそんなこと知らなかったので、セオリー通りペンタ部左右のダイヤルやら全部外して両方とも剥き出しにしてしまいましたよ。結局スロー/セルフ側だけで十分だったのでこれまたいらん苦労しただけだったけど。

磨きぬかれた傷一つ埃一つ無いファインダーは美しいですよ。情報とかガイドラインとか一切無いからより際立つ。しかも50mmだと等倍以上にすら見える大きなファインダー像に感動すら覚えます。
ボディはいらん苦労までした割にはパッと見あまり報われなかった。あまり目に付かない細かいところばっかりだったからなあ。元々綺麗なものを更に綺麗にしようとしても当然限界はあるわね。

曇り空の公園

2007-12-17 21:39:43 | Photography
EXAKTA VX1000を手に入れたので早速使ってみました。レンズはPancolar 50mm F2。舞台は名古屋市の鶴舞公園。ブロンズ像やら花壇やらいっぱいあって被写体には困りません。
思ったよりも綺麗に撮れちゃいました。上の画像は時計なんぞにピンを合わせているので、手前の花が甘くいまいちな写真ですけど(ぉ。ISO400で1/60 F8です。


横位置にして1/1000 F2で撮影するとこうなる。最高速でもちゃんとシャッター開いてましたよ。でも左の赤いの何?これが本当のフレア。
同じ設定で撮影したコマの大半で発生しています。位置とか色の濃さに変化があるけど。1/1000秒が原因って考えにくいよなあ。絞り開放が原因なのだろうか?とするとレンズなのだろうか?謎。

Carl Zeiss Jena Pancolar 2/50

2007-12-17 21:18:20 | Photo Item
入手したEXAKTA VX1000に装着されていたレンズはCarl Zeiss Jena Pancolar 50mm F2というレンズです。明るくて寄れる使いやすい標準レンズです。
その名前とスペックから伺えるように単層コーティングされたガウスタイプの標準レンズです。部屋の照明をレンズに当てつつ観察すると6枚のレンズから構成されているみたいです。5群6枚のような感じではありますけど、4群6枚かもしれませんし全然違うかもしれません。東側のパンカラーは西側のプラナーと同じく戦前のビオターの後継だそうです。
マサムネはそのパンカラーという名前を聞いたとき、戦後を思わせるハイカラなイメージを思い浮かべました。パーマ頭のBGが銀座を颯爽と歩き、リーゼントのサラリーマンが夜のバーでハイボールを飲んでいるような。東京オリンピックと大阪万国博覧会がごっちゃになって映し出される街角のカラーテレビに人々が群がる。・・・・・・時代背景ごちゃごちゃかもなあ。

マサムネのパンカラーはフォーカスリングと絞りリングがゼブラ模様になっています。まるでお葬式のように辛気臭いデザインですね。リングの動きはねっとりとした渋い動きで、不用意に動くことはありません。マサムネが他のカメラでよくやってる指一本でフォーカシングなんて到底無理です。
レンズ鏡筒脇にあるのがシャッターボタンで、VX1000にレンズを装着すると、ボディのシャッターボタンの位置に来ます。レンズ単体でボタンを押し込むと設定したレンズ絞りが絞り値まで閉じられます。ボディに装着した状態では絞り込まれた後にレリーズされます。単純な方法でFマウントのように自動絞り機構を擬似的に実現しているわけです。実際は自動詞彫りではなくプリセット絞りです。
通常はプリセット絞りですけど、それでは困るという場合はシャッターボタンを押し込みつつギザ付のリングを反時計回りに回すことで手動絞りに変化します。これでマウントアダプターを使ってフォーサーズなどに転用しても、問題なく使えるわけです。


マウント面には三本爪のバイヨネットとレンズ固定ピンがあります。それ以外は何も無いすっきりしたマウントです。エキザクタマウントはFマウントとかフォーサーズマウントと比較するとかなり小さく、50mm F2ですら後玉はいっぱいいっぱいにに見えます。
シャッターボタンの裏にピンが突き出ており、こいつがボディのシャッターボタンを押し込みます。ケーブルレリーズを使うとピンだけが押し込まれます。


このレンズの最短撮影距離は50cm弱、最小絞りはF22です。絞りリングを動かすと二つの爪が対照的にスライドし、鏡筒上部の斜めのゼブラ模様を追いかけていくことで被写界深度を示してくれます。マサムネはこれを理解するのに小一時間かかりましたw一眼レフカメラなのに目測機以上に目測フォーカスで使いやすそうなレンズです。

Pancolar 50mm F2の画像はE-410にSonnar 135mm F4を装着して撮影しました。とても50年以上前のレンズとは思えない写りの良さですね。フォーサーズは135フィルムの中心部だけ使っているからでしょうかねえ。

EXAKTA VX1000 操作部

2007-12-16 21:59:24 | Photo Item
IHAGEE EXAKTA VX1000のシャッターはごく普通の横走り布幕フォーカルプレーンシャッターです。速度は通常は1/30~1/1000でスローシャッターは12sec~1/8を使うことが出来ます。面白いことに1/15は存在しません。
基本的な使い方はEXAKTA VXと同じです。唯一クイックリターンミラーを実現している点が異なっているのでより使いやすくなっていますね。

ボディトップの左側に巻き上げレバーがあり、根元に逆算式のフィルムカウンターがあります。フィルムを装填して撮影準備が完了したら、撮影可能ま枚数に設定すればよろしいですね。Retina Iaと似ていますが、"1"になっても巻上げをロックすることはありません。カウンターは一般的なカメラが巻き上げたときに動くのに対して、レリーズしたときに減る方向に動きます。
ちなみにVXでは回転角300度以上だそうですが、VX1000では回転角240度程と控えめになっています。それでも他メーカーのカメラに比べれば十分回りすぎな回転角ですね。

巻き上げレバーとシャッターダイヤルの間にあるボタンはフィルムリリースボタンです。これを押すことで巻き上げレバーが少し前にスライドし、この状態でボディ下部のクランクで巻き戻しします。クランクを起こさないと巻き戻し出来ません。この辺りがVXとVX1000の違いです。
マサムネのVX1000は固い巻き戻し感触でフィルムが千切れやしないか不安になります。実際には大丈夫でした。むしろフィルムを装填するときにスプールに変な角度をつけたり必要以上に差し込んだりすると切れやすいようです。というか何度か練習しているときにこのパターンで千切ってましたw


通常のカメラならシャッターボタンとか巻き上げレバーとか存在するボディトップの右側です。VX1000の場合はスロー/セルフタイマーダイヤルが鎮座しております。
リンク先は説明不足なんで補足すると、高速側を1/30~1/1000に設定してセルフタイマーを作動させると、レリーズしてから約10秒後に高速側で設定したシャッタースピードで動作します。
ダイヤル横の小窓はフィルム送りインジケーターです。フィルムが正常に送られていると中の赤い棒が動きます。

VXと比較すると、やはり60年代のカメラらしい変更がありますね。ダイヤルが黒くなったりゼブラ模様になったり、フィルムメモが板を回す方法になったりとか。しかし基本的に古いシステムを無理して拡張せず、かといって「今更フィルムカッター?」と思うような機能をそのままにしているところが面白いですね。このVX1000のフィルムカッターって実際に実用されたのは何回あるんだろうかねえ。

IHAGEE EXAKTA VX1000

2007-12-16 21:09:26 | Photo Item
昨日とうとうエキザクタマウントに手を出してしまいました。ボディはIHAGEE DRESDEN EXAKTA VA1000、レンズはPancolar 50mm F2、Flektogon 35mm F2.8、Sonnar 135mm F4の三本でいずれもCarl Zeiss Jena製です。

"EXAKTA"の日本語表記はスペルから思いつきそうなのは全部あるらしいw一般的なのは「エキザクタ」みたいです。スペルからは一番思いつきそうも無いんですけど、どうやら戦前から使われているとか。古い由緒正しいw何よりも通じやすいのでマサムネも「エキザクタ」と呼称します。

エキザクタ VX1000はエキザクタマウントのカメラの中でも不人気なボディだそうです。ボディ前面の名盤がプラスチックを貼り付けただけなのが原因なようです。シャッターダイヤルが黒かったり、スロー/セルフタイマーダイヤルの周囲がゼブラ模様だったりとかもありますけど。
人気が無い代わりにカタログスペックは一番かも。シャッター最高速は1/1000と日本の一眼レフカメラに負けていません。勝ちもしないけど。X接点の同調速度はマサムネがテストした限りでは1/60程度らしい。これまた日本製一眼レフカメラと同等ですな。それどころかスローシャッターは12secまで用意されている。1/12じゃなく12秒。バルブにしてストップウォッチ使えば良さそうなシャッタースピードだな。そして従来機には無かったクイックリターンミラーを装備している。だからシャッターを切ったあとシャッターチャージ/フィルム巻上げしなくてもファインダーに像が見えるようになる。これも日本製に匹敵する機能ですぞ。

何から何まで1967年当時の日本製一眼レフに負けないカメラなんですね。もっとも1/8と1/30のシャッター速度はあるのにその中間にあたる1/15のシャッター速度が無いとか不思議な仕様は相変わらずですwちなみにセルフタイマー撮影だと更に1/8まで無くなっちゃいます。変なカメラ。
しかも当時の日本製のカメラはとっくにTTL露出計を内蔵していたのですよ。VX1000にTTL露出計は?そんなもの無いです。というか外光式の露出計すらないです。
またミラーアップ、多重露出も無いです。モータードライブも取り付けられない。これでよくもまあ安い日本製一眼レフカメラに対抗しようとしていたものですね。実は当時の価格なんて知らないけど、東独製なので案外安かったのかも。

変と言えば操作系が一般的な一眼レフカメラとは左右対称になっているんですよ。左手でフィルムを巻き上げて左手でレリーズする。必然的に右手でレンズをホールドしつつ絞りやフォーカスを合わせる事になりますね。巻き上げレバーの関係上、ファインダーは左目で覗いた方が顔が邪魔にならない。マサムネのような左利きの人には夢のようなカメラです。現実には左利きように作られた鋏などが左利きの人には違和感を与えるのと同様、VX1000もマサムネには違和感があるんですけどね。やっぱ癖と言うものがあって、左手でレンズのマウント部分を鷲づかみにして右手人差し指はスローシャッターダイヤルに当てちゃうんですよ。んでもって右目で覗いちゃうwすぐに気が付いて持ち替えるんですけど、とっさに構えられるカメラではないですねえ。

また無駄にマウント増やして~

2007-12-15 23:45:30 | Photo Item
今池の松屋カメラさんで買っちゃいました。年代を考えれば割と綺麗でかなり感動品です。でもミラークッション用のモルトはボロボロで、親父さんが試写するたびにミラーが汚れていくw親父さん一生懸命エアダスターで吹き飛ばしてる姿にこれまた感動。モルトはマサムネが張り替えることでよしとして買わせていただきました。
松屋カメラは親父さんも女将さんもすっげ~いい人なんですよね。気持ちよく触らせてくれるし、一生懸命説明してくれる。そいでもってマサムネが帰るときに「また遊びに来てください」なんて普通出て来ないって。まあ、中心となる客層・・・すなわちカメラバカ・・・に対して最高の殺し文句かもしれない。

あ、カメラの方だけど、ボディはIHAGEE DRESDEN EXAKTA VX1000にプリズムファインダー、レンズはCarl Zeiss Jena Pancolar 50mm F2。ここまでが松屋カメラさんで買ったもの。
交換レンズの方は短いのがCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8、長い方がCarl Zeiss Jena Sonnar 135mm F4で、どちらもトップカメラの不良在庫委託品です。贅沢言わなければ標準レンズにこの二本を追加で十分ですな。
あとゾナーのマウント部に装着されているのはエキザクタ->フォーサーズのマウントアダプターです。これの為に名駅西まで行く羽目になりましたw実はパンカラーとフレクトゴンをこいつを使ってE-410に装着しようとすると、レンズのレリーズボタンが干渉して装着できないんですよ。オイコラ待てという感じ。もっとも装着する角度を時計回りに120度ほどずらせばE-410に装着したときレリーズボタンが真下に来る状態で装着できます。これが意外と使いやすかったりしてw

エキザクタもVX1000まで行くと銘板がプラスチックになったり、シャッターダイヤルが黒くなっていたりして、50年代物のように中世の鎧を思わせる風格は無くなってますね。67年頃のカメラだそうなんで、世代としてはキャノネットとかと同世代ですよ。そう考えるとまだ古めかしいイメージを残している方かも。

イハゲーのエキザクタとしては最後のモデルなんだそうで、1/1000という高速シャッターが使えたり、シャッター速度も現代的な1/30、1/60、1/125~だったりと改良点多いですね。でもって従来機からの機能で省略とか無いみたい。恐ろしいことにフィルムカッターなどというものまで残している。マサムネはいつかこのギロチンでフィルムを切ってしまうかもしれない。

こいつに装着されているファインダーはかなり見やすいですよ。何しろ50mmで等倍、余計な枠とか情報とか一切なし。スクリーンは基本的にすりガラスなんでピンの山は掴み易いとは言いがたいけど、これだけ見やすければ何とかなるわね。

イハゲーのエキザクタの最大の特徴、それは左利き用のカメラ。巻き上げレバー、シャッターダイアル、シャッターボタン、すべて左手側にある。ファインダーも左目で覗いたほうがボディ形状的に楽な姿勢になる。なんて事だ、左利きのマサムネ向きのカメラではないか!実際には今までの癖で構えてしまうので、持ち替えるまでは使いにくいと思っちゃうのでした。

走れ~走れ~

2007-12-15 23:44:59 | Diary
一日中、自転車で名古屋市内走りまくり。
大須、名駅西、大須、千種~今池、鶴舞、金山、栄、名駅西、大須とほぼ何も考えずに行き当たりばったりで行動していましたw名古屋市内には10時間滞在しましたけど、そのうちの半分近くは自転車こいでたかも。でも楽しかったよ。名駅のイルミネーション見れたし。ついでに三脚見本市も見たwつうか今日に限ってゴリラポッドすら持っていないの。レチナで撮影してみたけど、多分ブレブレだと思われ

今日はもい'氏も朝早くから大須に用があって来ていたそうだが、午後から地元にも用があるので帰らなければいけないとか。そんなもい'氏ですが、マサムネが名駅西から千種へ行こうとしていた矢先に電話かけてよこしました。
「お昼一緒に食べようぜ」
だそうで。一人で食べるよりも二人でしゃべりながら食べたほうが楽しいに決まっている。予定をほんの少し変更して大須へ戻り、もい'氏とタコスを食べておりました。
もい'氏はマサムネが自転車乗り回していることを知らなかった模様。あやつの情報アンテナは偏っているわw


夕ご飯は一人寂しくラーメンをすすっておりました。天下一品のこってりスープは大好き。そういえばあっさりスープを注文したことが無いよ。

抜け駆けすんじゃねえ!

2007-12-09 20:40:59 | Movie,Comic,Game,etc
雪舟に二度も先越された~あきらかに自キャラときいろの方がラブラブだったのに邪魔が足りんかったか(ぉ。麗華さん押し付けてやれば良かったな。

相手の行動なんて筒抜けのゲッターラブ、CPUですら油断できない。三人でパーティプレイしていると足の引っ張り愛している間にCPUが告白してること多いもんなw

すべての女性に

2007-12-08 21:32:06 | Movie,Comic,Game,etc
100万本のバラの花束を

暇なのでwNintendo64を引っ張り出して「ゲッターラブ!!」をプレイしていました。Nintendo64では珍しいというか、オンリーワンのテーマなゲームじゃないですかね。そいで持ってマサムネが唯一好きなギャルゲーです。何が面白いかって、四人のプレイヤーで「誰が最初に彼女を作るか?」を争う点にあるんじゃないかと。たった二週間で。

恋愛は、闘いだ!!
妨害、バトルなんでもアリ。
ライバルたちを蹴散らして、
カノジョのハートをゲットせよ!

パッケージ裏にこんなアオリ文句がかいてあったりして。最大四人までプレイできるパーティゲームなんですよね。実際パーティプレイが一番盛り上がるゲームだし。パーティゲームなので一回のプレイ時間が長くないのも好みかと。1プレイするのに半日もあれば十分だし。

このゲームの取説、「STREET ゲッターラブ!! PRESS」ってタイトルになっているのね。ゲームの取説としては珍しい縦書きの体裁になっている。昔懐かし「HOT DOG PRESS」へのオマージュなんでしょう。

全編軽いノリの「ゲッターラブ!!」、全体的にセンスよくまとめられているのが気に入っているポイントかも。BGMもグラフィックも台詞回しも。
柴田晃弘さんデザインのキャラクターは10年経った今でもそこらへんを歩いていそうな存在感がある。約四名を除いてw

「すべての女性に100万本のバラの花束を」はアル君のきめ台詞です。世界中のバラを集めても足りないけど、気にしてはいけませんw

そう言えばこのゲーム、カメラが登場するんですよね。あゆみとレンズ付フィルム、真琴とCONTAX T2の組み合わせで。カメラとその使い方がそれぞれの個性を垣間見せてるのが面白い。

街の公園でも

2007-12-03 21:36:34 | Diary
ああ、真っ赤に染まっているな。地上にも秋が降りてきて冬を待ち構えている。
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。
昨日立ち寄った公園で。ベンチに座ったまま写真撮り始めたら、近くにいた暇そうな(失礼な!)殿方が携帯で同じ方向を写真撮り始めた。他人の行動で気が付くことって割りとあるのでしょうね。マサムネにもそういうことがありますね。