Led Zeppelin Black Dog
好きなエレキギターの音、具体的にどんな音が好きなのかを紹介してみます。
Led Zeppelin Black Dog from the album Led ZepplinⅣ
あくまでも「Ⅳ」に入っているスタジオ版が対象です。
大学2年の時、「ちゃんと聞かなければいけないな」と思って手にしたのが「Led Zeppelin Ⅳ」。
夜に自宅で再生したら・・・いつのまにか朝になってました。
寝ていたわけではありません。Black Dogにやられてしまい、夜通しあのリフをコピーし続けていたんです。
ポリリズムも衝撃でしたけど、それ以上に心奪われたのがリフの音。
ジミーペイジ本人は、
「ミキシングボードで歪ませた」
「リマスターで改めて聞いたけど、まるでアナログシンセ」
なんて発言をしていて、特異な音には間違いないですよね。でもカッコいい。「ヴヴヴヴ」と表現すれば良いのか・・・。
この音の再現に関しては、当時持っていた機材でさんざん試したあげく、IBZ3という小型アンプで、ブーストスイッチを押さない状態でゲインを最大に上げ、粒立ちの大きい「ヴヴヴヴ」という音を作り、そこにTS5でほんのちょっと音量を稼ぎ、細かい歪みを味付けするのが最も近かったです。ギターは、リアにハムバッキングがついていれば、とりあえずOKかと。
IBZ3は、ブーストスイッチを押さない限り高域がギラつかない音なので、自宅で楽しむ分には十分に雰囲気が出せました。
ちなみに、ミキシングボードで歪ませた音は「How Many More Times」のリフも同じですが、それ以外でも、スープロ+ファズを使った「Ⅰ」の音は全般的に好みでした。ZEP初期の音は僕の理想の音のひとつです。
そんなこんなで、学生時代は、TONE BENDER MKⅡにとてつもなく憧れてました。すっかり「ツェッペリン狂」になってしまった僕は、シンコーミュージックのムック「天才ギタリスト」シリーズのジミーペイジをどれだけ読み込んだことか。