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歯科技工士・岩澤 毅

赤木雅子+相澤冬樹 (著)  私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

2020年07月23日 | amazon.co.jp・リストマニア


https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%AF%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84-%E5%A4%AB%E3%81%8C%E9%81%BA%E6%9B%B8%E3%81%A7%E5%91%8A%E7%99%BA%E3%80%8C%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E3%80%8D%E6%94%B9%E3%81%96%E3%82%93%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C-%E8%B5%A4%E6%9C%A8-%E9%9B%85%E5%AD%90/dp/4163912533/ref=tmm_hrd_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1595306548&sr=8-1


hontoレビュー 2020/07/23 歯職人

大阪の森友学園に対する国有地売却問題の公文書(近畿財務局)改ざんの犠牲者赤木俊夫さん

 取材する側と取材される側の執拗な取材攻勢、衝突、利害の対立、取材する側からの取材される側へのプライバシーの侵害が近年注目されている。
 本書は、取材する側と取材される側の相互の信頼関係の醸成が成功し、財務省、近畿財務局の職員、官邸の関係者に真実・真相の解明を迫る為の道として、司法の力、裁判所に訴えプロセス、「週刊文春」の大型キャンペーンの実現するプロセス、そして赤木俊夫さんと雅子さんの出会いから現在を解明した一冊です。
 赤木夫妻の夫婦物語としても読むことができるが、やはり赤木俊夫さんを追い込んだ組織の問題、病理に注目したい。
 近畿財務局という組織が、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)の意向に沿うため、中間管理職の指揮のもと組織として公文書の改ざんに手を染め、赤木俊夫さんという高卒、国鉄民営化に伴う国鉄の人員削減の際に財務局が受け入れた人間に犠牲を強いるかのような、狙い撃ちにするかのような組織の力学が働く様子が描写されている。雅子さんは、近畿財務局の当時の関係職員の氏名と経歴を明記し、現在までに判明した彼らの役割と行動、言動を記述することにより、反論、弁明の機会を提供しようとしているようだ。それは、今も近畿財務局、財務省の組織で働く人々のあり方を改善していく道であると考えている様である。
 安倍昭恵さん、森友学園の籠池夫妻というメディアの中の強烈なキャラクターに目が奪われがちだが、現場で公文書改ざんに手を染め、公務員倫理との乖離に苦悩し、人格の崩壊に追い込まれた赤木さんの人生を、裁判の判決文という形で公文書に残すための道の一里塚として本書はあるのでろう。
 是非、お読みいただきたい一冊です。
 


私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ? (日本語) 単行本 – 2020/7/15

赤木 雅子 (著), 相澤 冬樹 (著)

単行本: 248ページ
出版社: 文藝春秋 (2020/7/15)
発売日: 2020/7/15

「私の雇用主は国民です」と語っていた実直な公務員が、なぜ死を選ばなければならなかったのか?

森友事件の渦中で、総理夫人らの名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられた近畿財務職員・赤木俊夫さん。懊悩の末、2018年3月、自ら命を絶った。享年54。

「財務省が真実に反する虚偽の答弁を貫いている」「最後は下部がしっぽを切られる」
赤木さんが遺した痛切な手記が、その死から2年たった今年3月、週刊文春で公開され、53万部が完売するなど大きな反響を呼んだ。

手記の公開を決意した妻の赤木雅子さんは、真実を明らかにするために国と佐川元財務省理財局長を提訴。さらに事件の再調査を求めて署名活動を行った。集った署名は35万を越え、事件解明に多くの国民が賛同していることが明らかとなっている。森友事件は、終わっていないのだ。

本書は、赤木雅子さんが国を提訴、トッちゃん(俊夫さん)の手記の公開へと至るまでの迷い、怒り、葛藤を率直に綴った「手記」と、事件を発覚当初から追い続けてきたジャーナリスト・相澤冬樹による「同時進行ドキュメント」で成り立っている。そこで明らかになってきたのは、遺族の思いを無視する安倍政権・財務省の隠蔽体質、そして改ざんに関わった職員らが軒並み出世しているという驚くべき事実だった。

巻末に赤木俊夫さんが遺した手記も全文収録。

(目次)
序章 トッちゃんの本を出すわけ
第1章 トッちゃんが遺した「手記」
第2章 トッちゃんと私
第3章 トッちゃんが壊れていく
第4章 上司の約束は何一つ守られなかった
第5章 信じていた同期の裏切り
第6章 一通のメールが事態を動かした
第7章 親しくなったり反発したり
第8章 運命を変えた弁護士の一言
第9章 提訴と手記公表 特ダネ掲載の舞台裏
第10章 池田さんが告白「八億円値引きに問題ある」
第11章 トッちゃんを食い物にした上司は全員「異例の出世」
第12章 安倍首相「辞める」答弁は改ざんと「関係あった」
第13章 昭恵さんと籠池夫妻「3ショット」写真の話は本当だった
第14章 昭恵さんからLINEが来た! けど……
終章 あの頃のトッちゃんに言ってあげたいこと
赤木俊夫さんが遺した「手記」全文

#文春オンライン
https://bunshun.jp/list/author/5d4be1fa776561410b000000
相澤 冬樹 あいざわ ふゆき 大阪日日新聞記者
1962年宮崎県生まれ。東大法学部卒、87年NHK入局。2017年、東住吉冤罪事件を扱ったNHKスペシャルで取材を担当。18年、森友事件の取材の最中に記者職を解かれNHKを退職。著書に『安倍官邸vs.NHK』。

#Yahoo!ニュース #相澤冬樹
大阪日日新聞編集局長・記者(元NHK記者)
1962年宮崎県生まれ。1987年NHK記者に。山口、神戸、東京、徳島、大阪で勤務。神戸で阪神・淡路大震災を取材。大阪でJR福知山線脱線事故を取材。大阪司法記者クラブ担当の2017年に森友事件に遭遇して取材を進めるが、2018年記者を外されてNHKを退職。この時の経緯を「安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」(文藝春秋刊)という本にまとめた。現在、大阪日日新聞に務めながらYahoo!ニュースをはじめ日刊ゲンダイや週刊文春など様々な媒体で記事を書いている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/aizawafuyuki/

#日刊ゲンダイ 相澤冬樹
https://www.nikkan-gendai.com/articles/authors/512
相澤冬樹 大阪日々新聞・元NHK記者
大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを経て現職。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

#大阪日日新聞
https://www.nnn.co.jp/dainichi/

【独自 報道特集】“森友文書” 改ざん、自死した元職員の妻が語る(2020年7月11日放送)
https://www.youtube.com/watch?v=TIBAIXsimEY&t=702s

【news23】“森友改ざん”自殺職員の妻が語る思い (2020年7月14日放送)
https://www.youtube.com/watch?v=Z0COUc_h0EY

赤木さん裁判がはじまった!渦中の人、赤木雅子さんスタジオ出演!〜 #赤木さんに真実を 〜
#メディア酔談〜相澤冬樹&境治トークライブ〜
https://www.youtube.com/watch?v=KKQHhjKta00

赤木さん裁判に向けて 私たちにできること〜 #赤木さんを忘れない〜
2020/06/26
#メディア酔談〜相澤冬樹&境治トークライブ〜
https://www.youtube.com/watch?v=oj27FR7oJaI




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