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歯科技工士・岩澤 毅

岩澤毅 受診控え深刻 歯科支援も 河北新報2020年7月24日 声の交差点

2020年07月24日 | 朝日新聞・週刊金曜日


2020年7月24日 金曜日 スポーツの日

河北新報 声の交差点 

受診控え深刻 歯科支援も

岩沢 毅 59歳  (秋田市・歯科技工士)

 6月5日の本紙朝刊で宮城県歯科医師会の細谷仁憲会長が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で歯科医院への受診抑制が深刻化していることなどを訴えていました。
 
 細谷仁憲会長は、新型コロナの感染不安に伴う受診控えが、歯科医院の経営に大きな影響を及ぼしていると指摘、今後の患者の歯の健康や口腔内環境にも悪い影響が出てくるのではないかと、危惧していました。

 歯科技工士は、入れ歯や義歯、歯の詰め物の作る仕事をしています。歯科技工士の出番は、一連の治療の後半になります。当然ですが、受診控えは歯科技工士の仕事の減少にもつながってきます。

 コロナ禍は、あらゆる業種に影響をあたえていると思いますが、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士も例外ではありません。

 行政は歯科に関わる仕事をしている人にも目配りし、何らかの対策を講じてほしいです。


https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200605_13007.html

河北新報 2020年06月05日金曜日 朝刊

歯科受診控え深刻 宮城県歯科医師会長「自己判断せず相談を」

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、県内の歯科医院の受診控えが深刻化している。歯や口内の健康を保つことは、全身の健康につながるとされる。県歯科医師会の細谷仁憲会長は「自己判断せず、かかりつけの歯科医に電話で相談してほしい」と呼び掛ける。

 会員への調査によると、診察した患者数が前年と比べて「50~80%台」と答えた割合は、今年3月時点で約2割だったのに対し、4月には約6割に上昇した。
 背景には患者側の感染への強い不安があるが、細谷会長は「歯科はいわば外科系。感染症対策は従前から高いレベルを求められてきた」と強調する。
 唾液や血液を含んだ飛沫(ひまつ)による歯科医自身の感染リスクは高く、医科が優先のため、アルコール消毒液や防護服は手に入りにくい状況が続くが、新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生した歯科医院は全国でゼロだ。
 各医院は待合室の「3密」を避けるため、予約数を制限。子どものいるスタッフに配慮し、休診や診療を短縮するなど、安全安心の確保に腐心する。
 受診控えで経営は厳しさを増すが、金融機関の融資、中小企業や個人事業者向けの「持続化給付金」などの利用を考える歯科医院は少ない。「返済を考えると、利子補給があっても借りにくい」「申請のハードルが高い」といった理由があるという。
 県歯科医師会は、必要な治療の長期中断を懸念する。今月1日には、会員に積極的に患者に働き掛けるとともに、一層の感染対策に取り組むよう通知した。
 口内環境が悪化すると、特に高齢者は誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクが高まる。細谷会長は「虫歯や歯周病は無自覚のまま進行する。気づいたときには手遅れになる恐れがある。定期的な検診が必要だ」と話す。

2020年06月05日金曜日


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