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歯科技工士・岩澤 毅

福井発 ウクライナ支援 歯科技工業界も 越前市「フジ社」など 

2022年04月23日 | 基本・参考
福井発
ウクライナ支援 歯科技工業界も 越前市「フジ社」など 
2022年4月22日 05時05分 (4月22日 09時42分更新)

4社共同で業務発注
 差し歯や入れ歯などを作る歯科技工業「フジ・デンタルラボ」(越前市塚原町)など県内外の歯科技工業4社は21日、共同で歯科技工を通じたウクライナへの支援事業をスタートした。ウクライナにとどまり生活に窮している歯科技工士に仕事を発注して就業と業務継続を支援する。 (中田誠司)
 支援は、倉繁歯科技工所(鳥取県倉吉市)が呼び掛け、フジ社とOralworks(群馬県館林市)、DENT−EASE(沖縄県沖縄市)が参加。ウクライナの経済が正常化するまで続ける。
 発注先はウクライナ西部のリヴィウにあるデンタル・ラボラトリー・コントロール社で、歯のかぶせ物のモデリング(造形データ)をコンピューター利用設計システム(CAD)で作ってもらう。
 日本の四社が口腔(こうくう)内の三次元データを生成してウクライナに送信し、コントロール社はかぶせ物の造形データを作製。造形データは四社で検査し、実際の造形は四社が行う。技術料はウクライナで定められた料金で、電子決済を使いユーロで支払う。造形データをウクライナで作っても、完成時期は日本で行う場合とほとんど変わらないという。
 フジ社は社員四十二人のうち三十二人が歯科技工士。藤井悠介社長(41)は、歯科技工所の若手経営者十人でつくるLINEグループで「一緒に就業支援をしませんか」というウクライナ支援の呼び掛けが六日にあり、最初に手を挙げた。このつながりができれば、災害時に助け合える関係が県や国を超えて作れるとも思ったという。
 コントロール社では戦火が迫る中でも避難民を受け入れ業務を続けている。連絡に使っているインスタグラムでは砲撃などで爆発する市内の様子が伝えられてきている。
 藤井社長は「いつ巻き込まれてもおかしくない感じで、非日常すぎてコメントのしようがない。住んでいる人に罪はない。できることをしていきたい」と話した。今後は歯科医院にポスターなどを掲示させてもらいウクライナ支援が広がることを期待している。

https://www.chunichi.co.jp/amp/article/457590?fbclid=IwAR0yzUYj12ZUGmsceJpS2BTwK8z6XGQNKwncogcUV6TW6Qv-Z463KOpuyKY


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