著者の念より事実の重さと告知の重要性, 2008/2/5
By 歯職人
本書の論調は、少子化と大学全入と国立大学の独立法人化等の時代を背景として、「大学」が大学院重点化を経て、何を生産し、何を犠牲にしてきたかを、やや告発調で組み立てられている。
やはりタイトルの「高学歴ワーキングプア」「フリーター生産工場としての大学院」は厳しい。陰謀史観は取りたくは無いが、「高学歴ワーキングプア」の出現が、「売れる見込みの無い過剰生産」、大学生き残りのための文教政策の犠牲者との側面は、あるのかね知れない。
社会がこれらの人材を活かしきれないのは、損失と言える。大学院修了者問題に光を当てた本書には、問題提起の書としての価値がある。
高学歴ワーキングプア―「フリーター生産工場」としての大学院
ISBN:9784334034238 (4334034233)
２１７ｐ １７×１１ｃｍ
光文社 (2007-10-20出版)
・水月 昭道【著】
[新書 判] NDC分類:377.1 販売価:735(税込) (本体価:700)
在庫がございます。通常1-3日以内に発送致します。
非常勤講師とコンビニのバイトで月収１５万円。
正規雇用の可能性ほぼゼロ。
第１章 高学歴ワーキングプアの生産工程
第２章 なぜか帳尻が合った学生数
第３章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか
第４章 大学とそこで働くセンセの実態
第５章 どうする？ノラ博士
第６章 行くべきか、行かざるべきか、大学院
第７章 学校法人に期待すること
水月昭道［ミズキショウドウ］
１９６７年福岡県生まれ。龍谷大学中退後、バイク便ライダーとなる。仕事で各地を転々とするなか、建築に興味がわく。９７年、長崎総合科学大学工学部建築学科卒業。２００４年、九州大学大学院博士課程修了。人間環境学博士。専門は、環境心理学・環境行動論。子どもの発達を支える地域・社会環境のデザインが中心テーマ。０６年、得度（浄土真宗本願寺派）。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員および、同志社大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
By 歯職人
本書の論調は、少子化と大学全入と国立大学の独立法人化等の時代を背景として、「大学」が大学院重点化を経て、何を生産し、何を犠牲にしてきたかを、やや告発調で組み立てられている。
やはりタイトルの「高学歴ワーキングプア」「フリーター生産工場としての大学院」は厳しい。陰謀史観は取りたくは無いが、「高学歴ワーキングプア」の出現が、「売れる見込みの無い過剰生産」、大学生き残りのための文教政策の犠牲者との側面は、あるのかね知れない。
社会がこれらの人材を活かしきれないのは、損失と言える。大学院修了者問題に光を当てた本書には、問題提起の書としての価値がある。
高学歴ワーキングプア―「フリーター生産工場」としての大学院
ISBN:9784334034238 (4334034233)
２１７ｐ １７×１１ｃｍ
光文社 (2007-10-20出版)
・水月 昭道【著】
[新書 判] NDC分類:377.1 販売価:735(税込) (本体価:700)
在庫がございます。通常1-3日以内に発送致します。
非常勤講師とコンビニのバイトで月収１５万円。
正規雇用の可能性ほぼゼロ。
第１章 高学歴ワーキングプアの生産工程
第２章 なぜか帳尻が合った学生数
第３章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか
第４章 大学とそこで働くセンセの実態
第５章 どうする？ノラ博士
第６章 行くべきか、行かざるべきか、大学院
第７章 学校法人に期待すること
水月昭道［ミズキショウドウ］
１９６７年福岡県生まれ。龍谷大学中退後、バイク便ライダーとなる。仕事で各地を転々とするなか、建築に興味がわく。９７年、長崎総合科学大学工学部建築学科卒業。２００４年、九州大学大学院博士課程修了。人間環境学博士。専門は、環境心理学・環境行動論。子どもの発達を支える地域・社会環境のデザインが中心テーマ。０６年、得度（浄土真宗本願寺派）。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員および、同志社大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
