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歯科技工士・岩澤 毅

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書) (新書) 手嶋 龍一 (著), 佐藤 優 (著)

2007年10月03日 | amazon.co.jp・リストマニア
編集者の力量不足が悔やまれる, 2007/10/3

By 歯職人

当代の外交現場に関する優れた論者による対談である。
 片やNHKで業績を積み一人立ちした作家、片や外務省で実績を積み刑事被告人として休職中に多数の良書を手がけるラスプーチン。
 その内容は、行間と息遣いそして言葉の半句から読者が何を読み取るかにより七変化する。
 書籍として惜しまれる点は、編集者の力量不足により、両者のジャブとしての冗句や形式としての建前がそのままの形で本文に残されていることにより、やや読者を遠ざけていることが悔やまれる。

(インテリジェンスブキナキセンソウゲントウシャシンショ )

幻冬舎新書

インテリジェンス 武器なき戦争
ISBN:9784344980112 (4344980115)
230p 18cm
幻冬舎 (2006-11-30出版)

・手嶋 龍一・佐藤 優【著】
[新書 判] NDC分類:391.6 販売価:777(税込) (本体価:740)

東京のインテリジェンス市場は今、沸き立っている。
北の独裁国家が核実験に踏み切ったのを機に、情報大国は第一級のインテリジェンス・オフィサーを日本に送りこんでいる。
彼らの接触リストのトップには本書の著者名が常にある。
情勢の見立てを誤ったことも、機密を漏らしたこともないからだ。
極東発のインテリジェンスは対日戦略の骨格となる。
武器なき戦いの幕はあがった。
情報大国ニッポンの誕生に向けた驚愕のインテリジェンス入門書。

序章 インテリジェンス・オフィサーの誕生(インテリジェンスは獣道にあり;情報のプロは「知っていた」と言わない ほか)
第1章 インテリジェンス大国の条件(イスラエルにおける佐藤ラスプーチン;外務省の禁じ手リーク発端となった「国策捜査」 ほか)
第2章 ニッポン・インテリジェンスその三大事件(TOKYOは魅惑のインテリジェンス都市;七通のモスクワ発緊急電 ほか)
第3章 日本は外交大国たりえるか(チェチェン紛争―ラスプーチン事件の発端;すたれゆく「官僚道」 ほか)
第4章 ニッポン・インテリジェンス大国への道(情報評価スタッフ―情報機関の要;イスラエルで生まれた「悪魔の弁護人」 ほか)
ついに政府は対外情報収集・分析のための2組織設置を発表し、諜報への本格的対抗策を打ち出した。日本は国際的な情報戦で生き残れるのか?

世界的な規模でその名を轟かせている気鋭の外交ジャーナリストと、クレムリンの奥深くまで入り込んだ、外務省の怪僧ラスプーチンが出会ったとき、世界史の闇が動き始める。

手嶋龍一[テシマリュウイチ]
外交ジャーナリスト・作家。NHKワシントン特派員として東西冷戦の終焉に立会い、『たそがれゆく日米同盟』『外交敗戦』(ともに新潮文庫)を執筆。これらのノンフィクション作品が注目され、ハーヴァード大学国際問題研究所に招かれる。その後、ドイツのボン支局長、ワシントン支局長を経て2005年、NHKから独立。上梓したインテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』(新潮社)はベストセラーに
佐藤優[サトウマサル]
日本外務省切っての情報分析プロフェッショナル。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、その後在ロシア日本国大使館に勤務。モスクワ国立大学哲学部で弁証法神学を講義した。2002年、背任と偽計業務妨害の容疑で逮捕され、現在起訴休職中。この逮捕劇を「国策捜査」として地検特捜部を糾弾した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、毎日出版文化賞受賞)は、大きな波紋を呼んだ。近著に『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞受賞)がある

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